アスペアの社内にいる開発メンバーの大半を占めているのは「町田ラボ」と呼んでいるチームです。
顧客先に常駐して作業をしているアスペア・メンバー数名の中から、ラボとの窓口係が切り出し可能なタスクを投げて、町田ラボ側も窓口係で取りまとめを行います。
これ、もしかしたら「コミュニケーション・ロスが大きいんじゃないの?」と思われるかも知れません。ただそんなことはありません。
町田ラボの仕事術
実際にはオンライン・チャット(slack)、版数管理、タスク管理(基本的にチケット駆動)、ドキュメント共有環境などを併用しているので、伝言ゲームで工数が増える・精度が落ちる割合は非常に少ないと思います。
と言うか、そうなるようにツール選定・環境構築、運用ルール決め&適宜見直し&ルールの徹底などをしている、ということですね。
もちろん町田ラボ内で決定すれば良い事と、顧客先メンバー(窓口)と調整の上で決定しなければならない事が有ります。
このチームで1人前に仕事をするには、ある技術的な習得内容とレベルに結構なモノが要求されます。
一通りのトレーニングメニューを消化し終えないと、「数画面に渡る文言修正」とか「CSS調整」とか、
軽んじることは出来ませんが、技術者的に「面白い」とは言い続けられないタスクしか担当できません。
ただタスクは山積みなので、トレーニング中もある程度まで進んでいれば、可能な範囲で比較的軽いタスクを担当することになります。
これは技術的なトレーニングをしながら、先々で担当して行く業務の一部を見ていく・末端からでも徐々に把握して行く機会でもあります。
町田ラボの仕組みはうまく機能しているなあと感じてます。ちなみに稼働時間数は決して長くありません。通常なら定時退社。2時間残業すれば多い方ですし、常態的に続くこともありません。
「町田ラボ」のメンバー達の動きを見て・聞いていると、いろいろと面白いです。
町田ラボのすごさ
・slackのやりとりが頻繁。だけど、顧客側窓口メンバーへの負担は抑えるように配慮している。
・自分の担当タスクに関係の無い、お互いの呟きもチェックしていて、必要になった時に活かしている。
・「あれ?、何かおかしいな?」と思った時は、必要な相手に、適切な手段で確認している。
・品質担保や成果物に対するガイドライン化が進んだりもする。
・毎日朝会をやっている。個別の問題点は、必ず別枠で対処している。
・結論的なモノ、共有すべき(かも知れない)質問・確認などはslack上に流している。
・対面で詰めるべきものは、「今、ちょっと割り込み良いですか?」と聞いてから会話を始める。
・顧客先のメンバーと電話したい時は、slack上で「電話して良いですか?」と投げてからコールする。
・躓いた点、煩雑な手順などで経験・知見が得られたら、共有すべきかをまず考え、記録に残す。
・リーダー以外の全員が、「自分はリーダーの配下であり、指示を待つのみ」的な意識ではない!
・去年入社した若手でも、必要と有れば自分からタスクを取りに行く(調整・確認)など、指示待ちしてない。
・何故、誰が、いつ、何を、どうする、どう周知する、までをその場で即決・共有する。
・チームでの「振り返り」も実行して、今後の課題の抽出や対処策の検討などを行っている。
・その場で、これまでに得られたナレッジやTipsなどの共有も図っている。
・何気にボケやツッコミで、堅苦しい雰囲気を作らない。
などなど、ノウハウが満載です!特に「アジャイル」と宣言しなくても、とても良い形でプロジェクトが進められていると感じます。
こんな良いメンバーが揃ってくれていて、日々とても嬉しく感じてます。ぜひあなたも子育てやライフワークバランスを大事にしながらも、効率的に働く方法も知って頂ければ嬉しいです。