Xでも話題のアプリ「あすけん」！社員が大切にしているバリュー（価値観）とは？

こんにちは！asken採用担当の本杉です。

最近発売した「あすけん」栄養士キャラクター未来さんのアクリルスタンドガチャやasken初の公式レシピ本などが一部界隈で盛り上がっているaskenですが、今日は社員が大切にしているバリュー（価値観）についてお話したいと思います！

私たちは「ひとびとの明日を今日より健康にする」というミッション（使命）のもと、食・栄養学・テクノロジーの３つが重なる分野を事業領域としてサービスを提供しています。そのミッションに向かって社員一丸となって進んでいくためには、ビジョン（ある時点での具体的な目標）やバリュー（価値観）の理解・浸透も必要だと考えています。
今回はasken式バリューワークショップを通して、「asken社員がどのような価値観を持って業務を行っているのか」「バリュー浸透のためにどういったことを行っているのか」をお伝えしたいと思います。askenの雰囲気を感じていただけたら嬉しいです！

※askenのミッションについては弊社取締役の記事もぜひご覧ください。

昨年度バリューを刷新

asken社員のほとんどが中途採用での入社となっており、様々なバックグラウンド・価値観を持ったメンバーで構成されています。多様性も尊重しつつ、askenとして「ひとびとの明日を今日より健康にする」というミッションのもとで成長を続けていくためには、その時々の会社のフェーズに合った共通の価値観を持つことも大事だと考えています。

そこで昨年度、有志にてバリューの刷新・発表を行いました。約1年がかりで取り組んだプロジェクトで、全社員参加のワークショップ・役員へのヒアリングなどを通してメンバー全員の想いを少しずつ形にしていき、最終的にはプロジェクトメンバーでワーディングまでこだわって完成させたものです。それぞれのメンバーが感じていた組織の弱点にもしっかり向き合ったことで、今のaskenに必要な４つのバリューになったと感じています。

askenの４つのバリュー

バリューについては「ミッション・ビジョンを実現し続けるために、みんなで持つべき価値観」と弊社では定義しており、下記の４つにリニューアルしました。

健康を基点に

健康に関するサービスを提供する会社として、私たち自身がまず健康でなければならないと考えています。社内でも「昨日はこういったヘルシーな献立を作った」や「毎日ランニングをしている」といった健康に関する会話が頻繁に出るほど、健康基点という価値観・ワードが浸透しています。

Learn, Think, Do,

こちらには学んで考え抜いてやりきるという意思が込められており、ワーディングに携わったメンバーのこだわりで、最後が「,」で終わっていることもポイントです。「,」で終わることで、また次のLearnに繋がっていくというサイクルを表現しています。

“強い優しさ”で対話

優しい性格のメンバーが多いこともあり、衝突を避けようと言うべきことを言えないことがあるという課題が多くのメンバーから挙がりました。

そこで「”強い優しさ”で対話」をバリューに掲げ、これを乗り越えようとしています。今では、この「強い優しさ」というワードがうまく枕詞として機能し、「強い優しさでフィードバックするね」といったように日常的に使われるようになりました。以前よりも踏み込んだフィードバックがしやすくなった・もらいやすくなったという話もよく耳にします。

いつまでも育ちざかり

こちらのバリューには食に関するサービスを運営するaskenらしさも込めて、「育ちざかり」というワードを入れました。簡単に実現することは難しい野心的な目標を掲げることで、現状に満足することなく、これまでよりも大きな成果を上げて会社・個人としても成長していくという想いを込めています。

余談ですが、弊社スラックのカスタム絵文字の中にも「健康基点」「LTD」「育ちざかり」「強い優しさ」といった絵文字ができていて、ことあるごとに使われています。スラックの絵文字やオフィスに置いてあるバリューのPOP等を通して日々バリューを目にすることも、浸透に役立っているのではないかと思います。

なぜワークショップをやっているのか

askenは部署の垣根を越え、新入社員を対象にバリューのワークショップを行っています。職種問わずaskenで働く上で共通の価値観を社員全員が持つことで、メンバー一丸となって良いサービスの開発・価値提供ができると考えていることがその理由です。例えば業務を行う中で何か判断に迷うことがあった際はバリューに立ち返ることで部署・チームが異なるメンバー間でも前提を揃えて向かうべき方向に進んでいけると考えています。

入社直後は現場に慣れたり覚えたりすることも多いため、入社後1～2か月経って少し業務にも慣れてきたタイミングでワークショップを実施しています。

バリューに沿って自身の業務を振り返ってもらうことで、改めてバリューを意識してもらうことと明日から活かせる気付き・学びを得ていただくことが狙いです。

また、既存社員にもゲスト参加してもらっていて、振り返りの機会として活用してもらっているのですが、こちらも「新入社員の方の新しい視点での意見がもらえて新鮮」や「定期的に振り返ることができて良い」と好評です。

ワークショップのご紹介と振り返り

ここから少しワークショップの内容をご紹介いたします。

●当日のアジェンダ

①アイスブレイク

②バリュー決定までの経緯、バリューの共有

③各バリューに対しての自己評価を100点満点で記入

④③の自己評価を100点に近づけるために取るべき行動を考えて記入

⑤取るべき行動のうち、どれか一つに絞るとすると何から取り組むかを決める

⑥他のメンバーに「自己評価・取るべき行動・何に注力するか」を発表

⑦バリューを社内により浸透させるためのアイディアを各自が考えて発表

⑧⑦で出たアイディアのうち、特に良いと思ったものに投票

各々が挙げたバリュー浸透施策案に対して1人3票ずつで投票します。得票数が多かったものについては管理部内で今後検討し、導入を目指していきます。

社内栄養士のリソースを活用して社員が栄養指導を体感するというものや、睡眠の質を改善するサポート、ウェアラブル端末の支給など様々な観点からのアイディアが出ました。

⑨ワークショップの振り返り、締め

●振り返り

【参加者の声】

バリューだけではなくて、行動ベースで理解できたことが良かったです。
バリューについて、ただ掲げられているだけではなく、こうして一人一人が向き合い・考える場があることでより理解と関心が深まるなと感じました。
自分がバリューに対してどうなのかを振り返ることができて良かったです。
今回共通の課題としてあがった「強い優しさ」に焦点をあてたコミュニケーションワークがあると良いと思います。
定期的に振り返ることができてよかったです。また、普段接する機会が少ない部署の人がいる中で人となりが分かり、交流が深まりました。

【ファシリテーターから】

昨年度に有志メンバーの一人としてバリューの刷新に関わった立場として、今回ファシリテートを担当しました。新しくJOINしたメンバーにバリューの目的や内容を共有することを通じて、伝えやすい良いバリューであるということを再認識したり、自分自身がバリューについて考え直す良いきっかけとなりました。

【運営側から】

このワークを実施して下記の3つのことが特に良かったと感じました。

①自分の行動をaskenのバリューという視点で振り返ることができたこと

参加者アンケートでも多く寄せられる声ですが、バリュー視点で日々の行動の良い点・改善点が明確になることで、よりバリューの意味や必要性が自分事として捉えられるようになるのではないかと思います。私も改めて振り返ったことで、「Learn, Think, Do,」のThinkに改善の余地がありそうだということが分かり、日々の業務の中で「考え抜けているか」を特に意識しようという気持ちが生まれました。

②部署の垣根を越えて、バリュー浸透のために何をすべきかを考える機会を持てたこと

日頃、頻繁には業務で接することのないメンバーとも共通の課題に対しての案を考え、意見交換を行うことで相互理解のきっかけになったのではないかと思います。小さいことですが、こういったことを積み重ねることで助け合いができる組織の土台が作られるのだと感じました。askenはリモート勤務の方の割合が比較的多いため、コミュニケーションを取る相手が限定されがちですが、ワークショップや毎月第2金曜日に開催している全社MTGの雑談会、シャッフルランチ制度などを通して、コミュニケーションの活性化を図っています。

③まだasken歴が長くない社員から新しい切り口の意見が貰えること

「前職では〇〇に取り組んでいた」や「〇〇という制度があったので、askenに馴染むように少しアレンジしたら良いのではないか」などの新しい意見を基に議論することができることも非常に有益だと感じています。そういった内容をもとに経営管理部内でも議論を深め、よりバリューが浸透していくための施策を形にしていく予定です。