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こんにちは、アシスト採用広報です。
アシストは、1972年設立以来、パッケージソフトウェア市場の先駆者として、50年にわたり「IT×商社×コンサル」という独自のポジションを築いてきました。これまでお取り引きさせていただいた企業は2万社以上にのぼります。Oracle(オラクル)の総代理店を立ち上げた会社としても知られています。
今回は、アシスト初の社内公募制度で募集をかけた木村と、社内公募制度を利用して新事業共創推進室に異動した本田に、社内公募制度の魅力や、異動に至るまでのエピソードについて話を伺いました。
※社内公募制度とは
2021年9月よりアシストで開始された、社員の意思・希望によるキャリア選択に挑戦できる仕組み。公募部門がオープンにしたポジションに対し、社員が自由意志で手を挙げられる。応募後は、面接選考を通じて異動可否が決定される。
プロフィール
新しい自分と出会ってみたい。視野を広げるため、「社内公募制度」を利用
ーー社内公募に応募した理由を教えてください。
本田:公募に応募したのは、新しい知見を取り入れて視野を広く持ちたかったからです。
前の部署では、担当製品に関してスペシャリストになることができましたし、メーカーともお客様とも距離が近くやりがいも非常に感じていました。8年ほど在籍していましたが、それでも「やりきった」とは言えないほど、奥は深かったです。
その一方で、そろそろ新しいものを取り入れて、新しい自分に出会うことでさらに成長できるんじゃないかって思うようになってきました。
転職という選択肢もありましたが、「まだアシストでやれることがある」という想いがあったため、社内公募制度を利用して、新事業共創推進室へ異動する運びとなりました。
ーー受け入れをされた部署も、社内公募を利用して採用するのは今回が初めてだそうですね。募集の背景やきっかけについて教えていただけますか?
木村:おかげさまでアシストは右肩上がりで堅調に成長しています。
しかし、ソフトウェア業界は変化が激しく、既存の製品だけで勝負をしていては必ず衰退してしまうと思っています。「新事業共創推進室」の名前のとおり、既存製品事業の枠を超え、他部門や社外のパートナーを巻き込みながら新しい事業を創出していきたい。
ただ、そこにはまだまだ人員が必要であるということで、社内公募で募集を行うこととなりました。
ーー外部から採用する方法もあったかと思うのですが、あえて社内公募にした理由は?
木村:理由は大きく三つあります。一つ目が社内で新たな挑戦ができる機会を創出したかったからです。
二つ目が新事業共創推進室のミッションや想いに共感し、熱量のある方を探したかったから。当事業部の業務は白紙のキャンバスに絵を描くような仕事なので、取り組む人のマインドによって、大きくアウトプットが変わってくると思っていて。
最後が、自由意志でキャリアを構築していくようなロールモデルを作りたかったからです。現在も人事ローテーションにより新たなキャリアへの挑戦を促す取り組みはされていますが、これをより一層活性化させたいと思い、公募制度を利用しました。これは私の想いだけではなく会社全体で促進していて、今回の件が門戸を広げるきっかけになったと感じています。
ーー応募の反響はいかがでしたか?
木村:公募制度自体が試行されて間もないこともあり、反響が多くて困る!という状態までには至っていないです(笑)。
もちろん、今の部署や働き方に満足している、スペシャリストを目指したいなど、ポジティブな理由も多数だと思います。一方で、現状の仕事からもっと視野を広げたい、新しい仕事にチャレンジしたい、といった異動による成長機会を希望する社員にとっては、その選択肢が当たり前に手に取れる文化を根付かせていきたいですね。
制度の狙いである、社員一人一人が自身でキャリアデザインを描き、歩んでいけるようになれば、より愉快で有意義な人生を送れることにもつながる、という点にも共感しているので。
ーーそんな中、本田さんの当時の印象はどうでしたか?
木村:私は、本田さんと直接関わったことがなくて、どんな方か知らなかったのですが、同じ事業部のメンバーから「本田さんは新しい技術やテクノロジーに目がない」と聞いていました。なので、面談前から我々のミッションと親和性が高いと感じていたんです。
ーーまさに適任だったわけですね。
木村:そうですね。あらためて面談で我々と本田さんの想いをすり合わせしたのですが、過去のキャリアや実績も含めて、純粋に自らのキャリアを育てるために挑戦したい意欲が伝わってきて、迷いはなかったですね。
本田:そう言っていただけると嬉しいですね。
私も、まさにこれから自分がやっていきたいと思い描いていたこととマッチしていて、ここで間違いないと思いました。そしてなにより、メリットだけでなくデメリットや課題なども率直に伝えてもらったことが好印象でした。
マイナス面についても社内のことですので具体的に想像が付きましたし、不安になることはありませんでした。これは、社内公募ならではと感じましたね。
ソフトウェアは「手段」の一つでしかない。想いや情熱があれば、「手段」は無限に作れる
ーー応募から、採用に至るまでの流れについて教えてください。
本田:応募フォームに申し込んで、連絡が来るのを待っていました。社内公募は、在籍中の部署には内密に進めていたため、正直に言うと、やや後ろめたい気持ちがありましたね。その後、面談日程のセッティングが行われて、木村さん含め統括部長と執行役員などと数回にわたって面談が実施されました。
ーー異動が決定した後、担当業務の調整や引き継ぎはどのように進められたのでしょうか?
本田:異動が決まってから上長に報告をしました。「任せたかったプロジェクトもあったけど、決まったことだから仕方ないね。頑張ってこい」と、快く背中を押していただきました。その後も、トラブルなく業務を引き継げるように全面的にバックアップいただきました。前向きなステップアップのための異動と周りの人も捉えてくれ、応援をしてくれたので自然と後ろめたい気持ちもなくなりました。本当にありがたいですし、一歩踏み出して良かったなと思っています。
ーー受け入れ側として大切にしていたポイントはありますか?
木村:本田さんも先程言っていましたが、本田さんにとって有意義な異動になるように、当部門の良い部分だけでなく課題についても包み隠さず伝えました。
また、本田さんの希望と今回の異動がマッチしているか、異動元のマネージャーにも確認しました。その結果、「本田さんにはぴったりな異動だと思います」と前向きな言葉をもらえたのと、「今回を機に連携を深めましょう」という会話もできました。
ーー社内公募について、率直にどのように感じていますか?
本田:技術者としての視野を広げることができていると感じています。もちろん転職でしか実現できないキャリアの広げ方もあると思いますが、技術者としての成長を促進できる選択肢としてはとても有用だと思います。
木村:受け入れ側としても、社外や推薦ではなく公募を利用したことは、非常にメリットが大きかったと思っています。ミスマッチも最小限に抑えられ、かつ本当にやりたいと希望した人が高いモチベーションを持ってジョインしてくれている。これがもっと当たり前になるように、引き続き努力したいと思っています。
ーー今後の目標や展望などがあれば教えてください。
本田:マネジメントとしてキャリアアップするよりは、スペシャリストとしてキャリアを伸ばしていきたいと考えています。新事業共創推進室では、日々新しいソフトウェアやテクノロジーに携わるため、やれることはたくさんあると考えています。今はまだ異動したばかりなので、まず目の前のことに全力で取り組みたいですね。
木村:本田さんのおっしゃる通り、新事業共創推進室は他部門や社外のパートナーを巻き込みながら新しい事業を創出する部門です。新事業を立ち上げたり、新規商材を発掘してアシストの製品として展開したり、顧客とともにワークショップやコミュニティを作ったりなど、できることは無数に存在します。
ーー最後に、アシストのエンジニアとして入社を検討する方にメッセージをお願いします。
木村:アシストはお客さんとコミュニケーションをする機会が圧倒的に多いです。それは技術者であっても同じです。
また、アシストは新事業共創推進室にかかわらず、新しいプロジェクトの参画や立ち上げ、再入社など自由度が高く、想いや情熱があれば本当になんでもできる会社だと思います。
本田:ITの世界は、パッケージソフトウェアだけではなくて、クラウドにおけるコンテナやサーバレス、SaaSによるアプリケーション提供など選択肢が次々と増えています。また、IT技術やアーキテクチャ以外でも、開発プロセスや組織の手法についても常に変化し続けています。
そういった中で、お客様にとっての本当の価値を見極める力が重要になってくると、私達は考えています。
「DXだから」「ITだから」と言われる時代ですが、お客様によってはオンプレミスのソフトウェアが必要なケースもあります。
新しいソフトウェアやテクノロジーが登場する流れの中で、新しい情報を常にキャッチアップしつつ、本当に必要なものは何かをお客様と共に探しながら、本質を見抜く力や感性を持った方に入社していただけたら、非常に心強いですね。