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「やってみる」の積み重ねから、大きな成長へ──関係者の期待に応え続ける中堅エース

「モチベーション」を求めてアシストへ

「お客様と課題を共有し、お役に立てることを本懐とし、お客様と一緒に笑顔になることを目指す会社」だという強い自負を持つアシスト。2018年には5カ年にわたる中期経営計画である「超サポ-2020」を標榜し、よりいっそうお客様のお役に立つサービスを提供できるよう努めています。

そんなアシストで働く中堅社員の松山。アシストが取り扱うソフトウェアの中でも膨大なデータを可視化することで、ビジネス課題を発見・解決へと導くツール「Qlik」製品一筋の技術者として、11年間従事し、Qlikファンの増加に大きく貢献してきました。

2年ほど前から、アシストが扱うすべての製品を用いた提案活動などを行う「東日本第一営業本部 顧客支援部」に所属し、Qlik製品で培ったスキルをもとに、顧客企業専任のエンジニアとして、情報活用に関する課題解決を支援しています。しかし松山も、初めからITに強い興味があったわけではありませんでした。

松山 「父がアシストを知っていて、たまたま会話の中に出てきたことからアシストに強い興味を持つようになりました」

偶然が松山とアシストをつなげたのです。そしてもうひとつ、学生時代に学んだ心理学の影響もあると松山は語ります。

松山 「心理学を専攻している中で、とくに『モチベーション』に強い興味を持ちました。そして、モチベーションについて学んでいるときに、バイト先のホテルでスパルタ的な指導を受けていたことから、『お客様』に向き合って真摯に仕事に取り組むということを学びました。

大学で理論を学び、バイト先では、まさに自分がやり遂げたことの代価として、お客様から感謝の言葉や、仕事の難度や給料といった評価が得られる。楽しかったです。

その裏で、なぜ自分のモチベーションが上がるのか、逆に周りでモチベーションが下がっている人を持ち上げるにはどうすれば良いか、といったことを考えていたように思います」

アシストは「人」を大切にする会社であり、「お客様」だけでなく、「協力会社」、「社員」も大事にする。その考えとモチベーションには大きなつながりがあると考えた松山。会社の考えと自分の興味がマッチしていると感じ、アシストに入社することを決意したのです。

入社直後の試練が、松山を変えた

入社後は東京で1カ月間、その後、勤務地となる大阪で4カ月間の研修を受けました。そしてそのタイミングで松山にとっての大きな転機が訪れます。

松山の転機──それは、技術として製品担当となり、ビジネス・インテリジェンス・ソフトウェアである「QlikView」という製品にアサインされたこと。(ビジネス・インテリジェンス=BI/情報活用)

このソフトウェアは、当時のアシストにとってまったく新しい概念を持つ新規取扱製品。

すでに認知され、広く流通しているソフトウェアであれば、製品そのものの機能や性能よりも、むしろサービスや教育といった付加価値をアピールして市場を開拓できます。しかし新製品となると、まずアシストの中でノウハウを蓄積し、実績や情報を積んだ上でマーケティングをする必要があるのです。

松山 「右も左もわからない新人の状態で新規取扱製品を担当することになり、かなりの戸惑いがありました。当初は大阪での担当が実質ひとりでしたから。

それでも部課長に支えていただきながら、毎日調べては業務対応をし、対応後はまた自分で不明点を洗い出して勉強する──ひたすらその繰り返しで日々が過ぎていきました。

頑張っていたなと思います。一番勉強になったと感じるのは、スパルタ的無茶ブリです(笑)。とくに当時の中尾部長の、今は精一杯頑張れるだけ頑張る時という『振り』に応えたことが結果につながりました」

この頑張りの結果、松山は2010年、会社の行動指針「アシスト セブンハート」で表彰※を受けることになります。松山が選ばれたのは「やってみる」というテーマ。そしてその後も、松山はさまざまな挑戦を重ねました。

※セブンハートには「とことん考え続けよう」など7つのテーマがあり、当時アシストではテーマに最も合った行動を実施している社員を表彰する制度がありました。

松山 「ありがたいことにQlikは新技術をいち早く製品に取り入れるので、なかなか飽きることはなかったですね。ある程度経験を積んだタイミングで大阪から東京に転勤したので、新しい市場に関わることもできました」

身につけた“型”を武器に、成果の山を築いていく

2017年、松山は営業活動以外で会社に貢献したとして、社長賞を受賞しました。とくに、お客様のデータ分析リテラシー向上を目指した「Qlikテクニカルユーザー会」の企画・定期開催では、まったくのオリジナルコンテンツを作成したのです。

松山 「社長賞については大変身に余る思いではあります。しかし評価していただいたアシストQlikテクニカルユーザー会を、2017年に4回にわたり開催できたことに、ある程度の満足感を得ることができました。

入社当初から技術者としてQlikに関わらせていただいたおかげで、Qlikに関する知識や経験にはある程度自信があります。それを、個別案件ではなく、多くのお客様にお伝えできる場に、企画から携わることができたのが最も手ごたえを感じたことですね。

周りの方々にたくさんのご協力もいただいて、私自身はコンテンツをつくるので精一杯でしたが、無事に開催することができました。伝えたいことが多すぎて体系的に整理することに苦労しましたが、お客様からのアンケートを拝見すると良いコメントをたくさんいただけたのでとても嬉しく思っています」

このように、12年の間で多くの成果を上げてきた松山。「その要因は、やはり『人』にある」と言います。たくさんの人と関わり、たくさんの状況に遭遇し、叱咤激励もいただきながら場数を踏んできたことでお客様にとってのより良い提案を考える機会を得ることができ、自身の成長につながったと考えるからです。

ある程度考え方の型ができてきた松山ですが、まだアシストの中でやれることは多いと語ります。

松山 「アシストは担当製品でないと触らせてもらえないということがなく、興味を持つとその製品について教えてくれる人がたくさんいるんです。Qlikでできないことがあっても、なぜできないのか、どうしたらお客様のご要望に近づけるのかなどを考えるきっかけになり、それ自体が楽しいので、フラストレーションもあまりありません。

最近ではAIなどの最新動向についてもQlikを通して関わるチャンスが増えてきたので、ワクワクしながら製品のアップデートも楽しみにしています」

これからも、「お客様のために」を徹底的に

松山が今感じているアシストの強み、それは──

松山 「12年を経て、あらためてアシストは人の会社だと再認識できています。社内はもちろんですが、お客様と直接向き合うという観点で、他社にはないコミュニケーションがあると自負しています」

そしてそんな環境の中で、お客様に寄り添う存在でありたいと松山は考えているのです。

松山 「これからの10年を考えたとき、お客様とのやりとりをもとに、お客様が求めていらっしゃるものを、製品にこだわらずに提供できる姿を目指していきたいと考えています。Qlik製品について幅広く提案することもそうですし、情報活用分野という広い視点でお客様の課題解決に携わることができる、あるいはそういった垣根を越えて、ITの広い観点からお客様のビジネスに貢献できる存在になりたいです。

実はもう動き出しているプロジェクトもありまして、具体的な内容が詰まっていないので社外公開はもう少し先になりますが、お客様の課題に向き合いながら一緒に課題解決していく、そんなサービスを開発中です。

また私個人としてはQlikだけでなく、幅広い視野でお客様の課題解決をお助けできるよう、社内での認定資格取得にも取り組み、2019年5月に社内初の『BIマイスター』に認定されました。『情報活用のご相談はアシストの松山に!』というのは大げさかもしれませんが、そうなれたら良いなと思っています」

さまざまな試練を乗り越えて、成長を続けてきた松山。これからも「お客様のために」を追求し、成長を続けていきます。

※組織・役職などは記事作成時点での情報です。

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