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2024年11月14日(木)、アルサーガパートナーズはIT業界で活躍する人々を支援するイベント「アルサーガCheerUpプロジェクト」を開催しました。
今回は「明日から実践できるエンジニアのための生成AI活用術」をテーマに、最先端の生成AI研究チーム「Arsaga GenerativeAI Lab(以下、Lab)」の所長である横溝さんが登壇しました。また、生成AIを用いた実演セッションでは、Lab所属のリードエンジニアの門司さんが登壇し、エンジニアの日常業務における生成AIの具体的な活用方法を、実際の操作を交えながら詳しく解説しました。
当日の様子をレポートとしてまとめましたので、ぜひご覧ください!
生成AIがもたらす実務の変革
先日、Labではアルサーガの全社員を対象に、生成AIの利用状況についてアンケート調査を実施しました。その結果、8割以上の社員が業務において生成AIを活用していることが明らかになりました。特に多く使用されているモデルはChatGPTで、次いでGeminiやClaudeといったモデルも利用されています。
活用されている場面は多岐にわたりますが、特に多かったのは「文章の作成・編集」で、次いで「プログラミング・コーディング」に使用されている割合が高いことがわかりました。
さらに、生成AIの活用による業務効率の向上について、「大幅に向上した」と回答した社員は全体の約半数にのぼり、「コーディング時間を30%以上削減できた」「以前の1/5 ~ 1/3くらいまで実装時間が短縮した」「以前約3時間かかっていた文章作成が現在約1時間で完了できる」といった理由が挙げられます。
このように、生成AIは業務効率化を強力にサポートし、実務に大きな変革をもたらしています。その変革に伴い、自動でテストを実施するツール、要件定義やプログラミングを自動化するシステム、開発ドキュメントやコード生成を支援するツールなど、多様なユースケースが実現されています。
生成AIを使った開発の実演
このセッションでは、生成AIを活用する際に重要となる「プロンプトエンジニアリング」について解説しました。コード生成における継続的なやり取りやエラー修正の依頼など、具体的な例を挙げながら、生成AIを効果的に活用する方法と対話技法を詳しく紹介しました。
さらに、生成AIを活用して在庫登録機能や、ドキュメント作成機能といった既存のウェブサービスの機能拡張の手法を、その場で解説・実演しました。
生成AIの日常業務への取り組み方
生成AIの活用は、業務効率を高めるうえで非常に有益です。特に、メール作成や推論タスクなど、一定のミスが許容されるホワイトカラー業務において大きく役立ちます。しかし、重要な意思決定や評価に関しては人間の判断が不可欠で、これは生成AIが担えない領域です。そのため、日常業務においては、AIと人間の役割を正しく理解し、適切に活用することが重要です。人間は人間の得意分野にフォーカスし、AIの不得意を補完することが、生成AIの活用を成功に導く鍵となるでしょう。
さらに!生成AIを継続的学習するためのおすすめリソースも紹介
生成AIに関しての情報収集、トレンドのキャッチアップにおすすめのリソースを大公開!!
継続的に生成AIの最新情報をキャッチアップするためにおすすめのSNSチャンネルや論文データベースについても紹介しました。
最後に
セミナー終了後には、参加者同士が自由に交流できる場として、ピザを楽しめる懇親会を開催しました。会場はクリスマス仕様に装飾され、温かみのある雰囲気の中で多くの会話が弾みました。
今回のイベントにはエンジニアだけでなく、IT業界以外で活躍する方々も多数参加しており、異業種間での活発な意見交換やネットワーキングの場としても充実した時間となりました。
アルサーガパートナーズでは、こうしたイベントを通じて、多様な分野の方々をつなぎ、新たな可能性を創出することを目指しています。これからもIT業界で活躍しているみなさまのキャリアやスキルアップを応援するイベントを継続して企画してまいります。ぜひお楽しみください!
アルサーガCheerUpプロジェクトについて
「アルサーガCheerUpプロジェクト」は、IT業界で活躍することを志す方々を支援する活動として、年齢や性別問わずIT業界に興味を持っている方々を対象に、現役で活躍する弊社のメンバーと直接交流ができるイベントプロジェクトです。
イベントでは、開発現場のITエンジニアやIT開発PM、ITコンサルタントなど、IT業界で活躍している様々な現役社員によるリアルな話を聞けるだけではなく、IT業界に関わる様々なことについて直接意見交換やディスカッションすることができます。
アルサーガでは今後とも定期的にセミナー・イベントを「アルサーガCheerUpプロジェクト」にて開催していきます。気になる方がいましたらぜひお気軽にご応募ください。
(文=広報室 尹)