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ブライダル発、飲食経由、不動産エージェント。ホスピタリティビジネスの紡ぐキャリアの糸【アーキテックスの歩き方Ep.8】

尾田康彰 父親の仕事の都合で幼少期は東京や愛知、静岡等を転々としていた。青年期から住まう愛知県の大学を卒業した後、大手飲食チェーンを手掛ける企業に新卒入社。店舗業務からスタートしわずか3年で複数店舗を統括する課長職へ抜擢される。アーキテックスグループには2014年入社。新規事業であるハウスメーカー向けサービスの部署に立ち上げから参画し現職。

アーキテックスグループは住まいや住宅に関わる事業を幅広くワンストップで行っている。新築注文、個人や法人向けのリフォーム、分譲、不動産の管理や仲介といったサービスを、人生のライフタイムイベントに沿って提供することができる。住まいに関わる事業というのはそのいずれもが利用機会の限られた、かつ他のサービスや商品に比べ高額である。今回の主人公である尾田はそんなかけがえのない瞬間に立ち会うべくこの業界に飛び込んだ。学生時代、ブライダルでのアルバイトから始まったホスピタリティビジネスの”糸”はどのようにしてここまで紡がれたのか、普段はクールに仕事をこなす男の内側に迫ってみた。


-現在のお仕事内容から教えてください。

尾田:ハウスメーカーさんからご紹介頂いたお客様の土地探しをメーカーさんと協力しながらお手伝いをさせて頂いています。住み替えのお客様の場合はまれに売却にも携わります。

-尾田さんは中途でご入社されましたが、これまでのキャリアについてお話頂けますか。

尾田:新卒入社した会社から数えるとここで2社目になります。前職は複数のブランド展開をしている飲食チェーンで働いていました。学生時代にホテルの婚礼部門でアルバイトをしており、自分の中では延長線上というか直接人に触れる仕事が好きだったということもあって入社しました。3年半働き最終的には複数店舗を統括するスーパーバイザーのような仕事をしていました。

-ご活躍もされている中で転職を考えられたきっかけは何だったのですか。

尾田:入社当初から自分の中でやり切ったら辞めてもいいなくらいで考えていました。グループ全体で100名程同期もいましたが辞めていく人も多く、最終的には数えるくらいしか残っていませんでした。私自身も労働時間や休暇日数についてはハードな環境だなと思っていましたが、何とかついて行ったお陰で出世させて頂いたと思います。それでも退職前にふと周囲を見渡した時に周りに同期を含め、近しい年次のメンバーが誰もいなかったんですが自分はここまでやり切ったかなと感じたため、入社時の考えもあり退職することにしました。

-それから間もなく入社されたのですか。

尾田:実は退職してから3ヶ月程はそれまでまとまった休みを取ることもなかったので、旅行をしたり、学生時代の友人に会いに行ったりとぼんやり過ごしていました。普段は自宅でインドアに過ごすことが多いのですが、旅行に出かけることは好きなんです。学生時代はアルバイト先の先輩が沖縄に移住されたので、会いに行こうと思ったのですが、ただ飛行機に乗って行くのもつまらないので、名古屋から自転車で沖縄まで行きました。2週間かけて鹿児島まで行って、そこからフェリーで沖縄まで渡りました。

-すごいですね。沖縄までの道中についてお伺いしたいですが、このインタビュー記事が2部制になってしまいそうなので、またの機会にお願いします(笑)

尾田:わかりました(笑)

-改めてアーキテックスグループへのご入社経緯についてお伺いさせてください。

尾田:3ヶ月程ゆっくりと過ごして、そろそろ働かなきゃなと思い人材紹介サービスに登録し、いくつかの会社を紹介してもらいました。次の仕事を考えた時に、アルバイトや前職の経験からやっぱり自分は人に直接介在する仕事が良いなと思い、婚礼という人生の大きなイベントに携わった経験はあったので、次は家を購入するタイミングに携わろうと思い不動産の営業に興味を持ちました。代表も含め3回ほど面接をして頂きましたが、非常に優秀でありつつも関係性が近いという印象を受けました。職場の雰囲気を見て感じた部分もありますが、ただ仲が良いとか優しいということではなく、良い緊張感は保ちつつも相談や話をしやすい雰囲気を感じました。現在は部門単体でも100名に近い組織規模ですが、当時は20名程でしたし、ここから組織も成長していくぞという気風も気に入りましたので入社することにしました。

-未経験からのご入社ですが、入社直後はどのようなお仕事をされていましたか。

尾田:最初は新築の建売を建築される会社さんの現場に立って、販売活動を行うオープンハウスを任せて頂きました。チラシのポスティングや、現地に来場されたお客様のご案内を行っていました。いくつかの現場を経験した後、店舗での仲介業務に携わりました。一般的にイメージされる不動産売買仲介の営業です。新築の住宅を購入したいというお客様や土地や、建物を販売したいというお客様向けのコンサルティング営業です。


-入社前にイメージされていたお仕事と入社後でギャップはありましたか。

尾田:仕事内容については入社前に説明を受けていたこととギャップはありませんでした。しいて挙げるとすれば、不動産の営業と聞くと数字のみが先行し、とりあえず売れという風土を覚悟していましたが、いい意味で強くはなくお客様の希望や正しいことを優先すれば、数字は後からついてくるという考え方を教えられました。私自身が前職で数字に関してかなりシビアに求められる環境だったのもあるかもしれませんが(笑)

尾田:個人的に前職と大きく違うと感じたのはひとりひとりのお客様に深くお付き合いをするという点です。飲食店でも常連のお客様はいらっしゃいましたが、金額や利用頻度は全く異なります。やりがいという部分も当然ありますが、一組のお客様に向き合うという大変さは入社当時も今も大きくは変わりません。

-事前にお伺いしたアンケートには夢や目標の項目に『とくにありません』と回答頂いていました。本当にないんですか?(笑)

尾田:はい。嘘偽りなく回答させて頂きました(笑)もちろん好きなことも嫌いなこともありますし、普段はYoutube鑑賞も好きなので休みの日は出来る限りゴロゴロして、好きなだけ動画を観たいとかはありますけど、大げさに叶えたい夢とかは無いですね。ただ、仕事に関してはやりがいはありますし、冒頭にお話をした私が今所属している部署は組織全体でも比較的新しいチームです。現代表の田中さんが突破口を開いて下さり今の組織が出来ました。普段は絶対言わないですが、一緒に働いてきて同じ営業としてはレベルというか羨ましく感じるくらいのセンスと才能を持ってらっしゃると思います。対人関係性構築力や相手のニーズをくみ取る力、あとはパッションでいつのまにか田中さんが旗を振っているんです。社内だけではなくお客様やパートナー企業さんにも同様です。そんな人が近くにいるので刺激も頂いていますし、まだまだ立ち上がり切っていない組織なので後進にバトンを渡す時に今より良い状態でパスしたいなとは思っています。

-尾田さんありがとうございました。

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