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海外採用 入社までの道のり with コロナ シリーズ2

ビザを発給してもらうためには、まず企業側が誓約書を日本大使館に提出する必要があります。
シリーズ2ではその誓約書をベースに、当社が対応してきた内容をお届けします。

シリーズ1はこちらから

誓約書フォーマット

誓約書をみると、企業が海外からの入国者受入のために対応することは本当にたくさん‼
実際行った内容は、以下の通りです。

・入国者(or内定者)へ自国でのPCR検査受診と診断書の発行依頼
・空港→隔離場所への送迎手配
・機内で記入する質問票の確認(日本語Ver or 英語Ver)
・入国者(or内定者)へ携帯電話の位置情報をオンにしてもらい、新型コロナウイルス接触確認アプリの
 (COCOA)ダウンロードを依頼

↓誓約書には書かれていないけど、対応が必要なこと↓
・体調管理入力フォーマット作成
・どこからどこに飛行機が飛ぶか確認&航空券手配
空港でのPCR検査所用時間の確認
・隔離場所へ受入可否の確認連絡と宿泊予約

などなど、忘れているだけで書ききれていないこともありそうですが
とにかく細かく確認&対応していくことが山もりです‼

その中でも特に重要だと感じたポイントについて、エピソードを添えて説明します。

・入国者(or内定者)への自国でのPCR検査受診と診断書の発行依頼
日本に入国するにあたり、対象者は自国と日本の空港、計2回PCR検査を受ける必要があります。
日本入国72時間前に自国でPCR検査を受け、陰性の診断書を発行してもらわなければいけません。その診断書も必要事項に指定があるため、外務省指定のフォーマットに記入してもらうよう内定者に依頼をしました。
診断書 P16 参照


・空港→隔離場所への送迎手配
日本に到着した人は、例えPCR検査が陰性でも公共交通機関が使用できません。
タクシーも公共交通機関に含まれるため、使用不可。
必然的に、誰かが自家用車で迎えに行くかハイヤーを手配する必要があります。
時代にあわせたビジネスがあるもので、コロナウイルス対策を万全に期し、空港から隔離場所まで送迎をしてくれるハイヤー会社が数社ありました。
どこの会社の送迎費用は、大きく変わらず、一律のイメージでした。
(失神しそうな金額であることに間違いはありません)


・隔離場所へ受入可否の確認連絡と宿泊予約
入国翌日から起算して14日間の隔離が必要です。
滞在できるホテルは限られるため、ホテル側へ事前に隔離場所として宿泊できるか
確認する必要があります。
今回当社が手配したホテルは全国展開のチェーン店ですが、隔離期間として使用できる店舗は限られていました。


・どこからどこに飛行機が飛ぶか確認&航空券手配
入国制限に伴い、飛んでいる飛行機がとても少ないです。
韓国に限っていうと、これまで韓国・東京間だけでも「成田⇔インチョン」「羽田⇔キンポ」 という便が、様々な航空会社から数多く出ていました。
しかし、2020年10月時点では成田⇔インチョンの1日2~3便のみ……
(羽田着が無い‼ なんてこったい‼)
かつ午前発着に便が集中しているため、韓国の地方に住む内定者はインチョン近辺に
前泊してもらう必要があります。
追い打ちをかけるように韓国国内は、地方からインチョン空港に行くバスが1日1本になっていたり、全てなくなっているため、自宅から主要都市まで出て、更に乗換なんてこともあります。
(飛行機の便数そのものが減っているため、仕方ないとはいえ……とにかく不便としか言いようがない)
ただ嘆いてばかりはいられず、今後海外から日本に入国する人が増えることを考慮し、早々に航空券は確保しました。(航空券そのものは、旅行サイトで普段通りに購入ができました)



通常でも海外からの受入は業務量が多くなりがちですが、コロナウイルスの影響で業務量は更に増えますね…
ただ入国まで半年以上、自国で待っていた内定者の気持ちを考えると、頑張るパワーになります。
彼らの来日は11月中旬。
何か有益な情報をゲットしたら、海外採用を担当されている方に向けて番外編をお届けいたします。

コロナウイルス、早く鎮まってーーー‼

Photo by photo AC

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