これまで専務取締役として事業を牽引してきた徳田が、2022年5月より代表取締役社長に就任いたしました。この機会に新代表へインタビューをしてまいりました!
事業のこと、仕事のこと、色々質問してみましたので、より一層当社やこのお仕事についてご理解いただけると思います!是非、ご覧ください!
改めて候補者や当社にご興味をいただいている皆様へ、当社のサービスについてご紹介をお願いします!
地域の今を支え、未来を作る地方自治体や公的機関の組織の発展に貢献するをテーマに、行政機関の人事部門の採用〜育成〜評価の支援をメインとしたコンサルティングサービスを行なっています。
行政などの公的機関というと、かなり幅広いイメージですが、メインターゲットをあげるとすると、どういった所になるのでしょうか?
一番多いのが、地方自治体です。"首長部局"とい言われる部門で、【県庁】【市役所】【区役所】【町・村役場】で働いている【人】や組織に関わる所がメインターゲットとなります。
なるほど、各行政の本体からの依頼が多いわけですね。
どうしてもその規模になると、それぞれ様々な課題があるように思えるのですが、具体的にはお客様のどのような課題に対し、どうやって解決をしていくのでしょうか?
主に人材育成に関する課題です。各自治体によって本当に課題は様々です。ですから、それぞれの団体に合った形でサービスを提供しています。勿論基本フォーマットみたいなものはありますが、お客様のご要望や、状況によって提案しています。
例を挙げるのであれば、団塊世代の大量退職に伴い、採用数を拡大させましたが、採用された若い職員の育成が出来ていないという課題があります。本人の育成を代行する形で研修を実施するということもありますが、育成のための仕組みづくりを提案することもあります。制度づくりであったり、OJTを行う先輩や上司向けの指導であったり、チーム全体で育成する仕組みづくりを支援したりなです。
また昨今の大きな課題にもなってきた、アナログ業務をデジタル化していく支援、すなわちDX支援というところ、まだまだ行政はそれらの取り組みも遅れていたりするので、そういった所まで幅広くやっています。
なるほど。色んなプロジェクトがあるんですね。
そうです!
ただ、民間企業と違う所は、リターンを明確化しにくいところです。例えば、民間企業の場合、リソースが足りなけれ即追加採用をして課題を解決する動きが取れますが、行政は予算が決められている事もあり、追加での予算の確保は容易ではありません。財政規模の中で適切な提案をし、その適切な予算の中で、通常通りに業務を遂行していかなければならないのです。
ありがとうございます。やはり行政機関は民間企業とはポイントも、観点も違うわけですね。
勿論、組織によってカルチャーも違えば人も違いますが、そういった組織開発や人材開発の専門家を内部に育成している訳ではなく、今組織や人事を担当する部門に異動されてきた職員の方々と仕事を進めていきます。我々の仕事は、職場で働いている職員がよりよい仕事ができるように、組織開発や人事開発を担当する職員の皆さんと伴走をしながら進めていく伴走方のコンサルティングサービスであると思います。
さて、課題や解決例などはイメージが出来てきましたが、それらを解決するプロジェクトというのは、社内どのように結成されているのでしょうか?チームで解決するのでしょうか?それとも1人で?
プロジェクトの規模は予算の規模によって変わりますし、期間に関しても長いものだと数年跨ぎのプロジェクトがあったりと大小様々です。
それら踏まえて、1名で進めていくプロジェクトもあれば、数名でプロジェクトを組んで進めていくものもあります。長期の大きなプロジェクトは、役員もメンバーと共にプロジェクトに入り、実際に訪問しているものもあります。
(時に熱く、時に笑顔で今の組織について語ってくれた徳田社長。)
コンサルティングというとどうしても高尚で難しい仕事に感じてしまいますが、未経験の人でも活躍できるのでしょうか?また、未経験の場合は過去どのような職種や経験が生きるお仕事だと思いますか?
当社は私自身も含めて、他の企業から転職したメンバーで構成されています。
これまで入社し活躍してきたメンバーの経歴は実にバラエティに富んでいます。
人材系ビジネスからの転職者はもちろん、教員から国際交流を得て当社へ、某コーヒーチェーンの店長職から営業アシスタントとなり、そこから営業企画になったメンバーもいます。また、情報誌の出版をしている会社から転職もいますので、多種多様の職歴の持ち主がそれぞれの経験をもとに活躍してくれています。
そう聞くと職歴に共通点はあまりない感じに思えますね!業務ベースとか何かそういうので共通などあるのでしょうか?
「こういう経験をしていると生きる」というところで言うと、必須ではありませんが、何かしらの提案をするということを経験してきている方、エンドユーザーとのコミュニケーションを取ってるや、エンドユーザーを見ながら仕事をしてきた経験のある方はマッチすると感じています。
ユーザーや、ユーザーの求めるもの、課題に対して、何が一番良いのかということを提案していく仕事ではあるので、そう言った経験をされている方は、有形無形商材関係なく、お仕事のスタンスははまるのではと思います。
なるほど!法人個人関係なく、提案するっていう事は間違いなく相手のことを理解していないと出来ないお仕事ですもんね。もう一つ、性格的な部分でこのような人は活躍できる!のようなイメージは?
お客さまの特性上行政機関になりますので、小さい組織でも数百名。多ければ数千名。そこに対して課題を解決するために戦力を組むわけですが、組織が大きくなればなるほど決裁経路が長いんです。それぞれのポイントを突破していく為には、様々な手法を使う必要があります。
役員や上長を上手く絡めながら、時には講師・コンサルタントも。膨大な資料を作るときはアシスタントもと、様々な人と仕事を進めていく必要があるわけです。
そうなると、一匹狼では絶対に成り立たない。
そして、決まったチームというよりは、様々な人の協力を得ながら、お客様の課題解決をプロデュースしていきます。様々な人とコミュニケーションを取りながら、核となって人を動かしていく必要があるので、プロデューサー気質の方はとてもマッチすると思います。
学生時代、社会に出てから、仕事上で。何かを企画し運営されて来た方は是非手を手を挙げていただきたいと思います。
このお仕事の一番の難しさと、面白さはどこでしょうか?
大なり小なり、組織が抱えている課題には様々あります。また、こうすれば絶対に成功するという正解があるわけではありません。
例えば、課題感を一つとっても。現場の非正規の方と、部長職の方が抱え感じている課題は違いますがが、組織にとっての課題であることに変わりはありません。
どの側面から課題を捉えていくか。そして正解の道筋はないが、何が最も効果的で合理的で、皆の合意を得られるか、を探っていく。これが難しさであり、面白さです。
ほぼオーダーメイドのこの仕事は、こうすれば上手くいくはありません。特に人事業界にはなおさら正解がない、何故なら人が相手ですから。だから難しくもあり、面白いのだと思っています。
新代表徳田へのインタビュー前編は、よりお仕事や現場のイメージを持ってもらえるようなお話を聞きましたが、次回は会社の未来、お仕事の未来について更に深ぼっていきたいと思います。
次回も是非ご覧ください。