以下、インターン生として勤務していただいていた井茂さんの執筆記事をアップしています!
興味を持ったという、アミタの社員寮について、記事を書いてくださいました。
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こんにちは!アミタで学生インターンをしている井茂です。
アミタ新入社員寮紹介#後編では、寮での共同生活を経験した2年目社員6名にアンケートでお聞きした、「寮での共同生活のリアルとそこで得たもの」についてお届けします!
(尚、前編では、24年度の新入社員の皆さんに、寮での共同生活についてインタビューしましたので、是非こちらをご覧下さい!)
アミタの新入社員は、4月から12月までの9か月間、寮(という名の古民家)にて共同生活をします。
今回のアンケートでは、以下の5つの質問についてお聞きしました。
・9か月間の寮生活の前後で、変化した考え方や価値観
・寮生活での印象深い思い出
・寮生活での最大の困難と、その困難にどう向き合ったか
・寮生活の経験が、アミタでの仕事にどのような影響を与えていると思うか
・寮生活がなかったら、入社1年目はどうなっていたと思うか
ぜひ最後までご覧ください!^^
|9か月間の寮生活の前後で、考え方や価値観の変化はありましたか。
・自分が育ってきた中で「当たり前」だったことは、他の人にとって「当たり前」ではないことに気が付きました。最初は「なんでこう考えるのだろう?」と同期の考えをなかなか受け入れられませんでしたが、自分の「当たり前」を他の人に押し付けていると気づき、柔軟性を持てるようになりました。
・一番大きい変化は、周囲の人を気にかけるようになったところです。例えば、落ち込んでいる時、偏った食事をしているところを見かけた時などです。1人暮らしを長くしていたので、暮らしのなかに他者がいない状態が普通で、周囲の人を気にかける機会があまりなかったのですが、同じ家の中で暮らしていると変化に気づきやすいです。
|共同生活での印象深い思い出は何ですか?
・たくさんありますが、一番印象に残っているのは、寮の庭でミニBBQをしたことです。庭に落ちている葉っぱなどを集めて燃やし、同期が伊根に出かけたときに買ってきてくれたお土産の魚を焼いたり、冷蔵庫から各々の食材を提供して、極寒の平日の夜にも関わらずみんなで盛り上がりました!
・リビングで同期と談笑したり、飲み会をしたりしていると、お風呂に入るタイミングが皆同じになるので、入る順番を決めるじゃんけんをしていました。(順番が後になった人が寝落ちしていることもありました。)
もちろん、自分の順番が後になったときは、他の人を待たなければなりませんでした。このような出来事を今になって振り返ると、「譲る」という、他者と暮らさなければできない経験を通じて、他者をおもんばかる視点を得られたと感じています。
▲寮の庭でミニBBQをしている様子
▲とある日の寮でのプチパーティーの様子
|寮生活での最大の困難は何でしたか。また、その困難にどのように対処しましたか?
・共有エリアを清潔に保つことです。特に水回りについて、自分が汚しっぱなしにしていることがあったので、たくさん迷惑をかけしました。その経験から、自分が気にならなくても他の人には気になり不快に繋がるかもしれないと考えるようになりました。考えるだけでなく、何が気になって何が気にならないかを話し合う必要性も理解しました。
・誰かが体調を崩すと大変でした!元気な人が代わりに買い物に行ったり、差し入れをしたり、起こさないように静かに移動したり。体調不良者はうつさないために共用部を使うタイミングをずらすなど、お互いの思いやりがあったからこそ共倒れにならず乗り越えられたと思います。
▲遠方での研修から帰宅した際の、玄関での再会を写した一枚。共同生活を通じて絆が深まっているのがわかります!^^
|寮生活の経験が、アミタでの仕事にどのような影響を与えていると思いますか?
・他のメンバーの人間性について深く知って関わり合う中で、アミタが大事にする関係性の大切さを、身をもって考えるようになりました。このようなの考え方は私が現在所属するアミタの開発部門で働く上で、今後の社会を読みとくためにとても重量な視点だと実感しています。
・アミタは、心理的安全性が高い職場だと感じています。何か心配なことがあってもすぐ相談できる人、支えてくれる人がいるとことを身にしみて感じますし、相談したいことがあれば相談をしてみる、ということができるようになりました。直接的ではないかもしれませんが、健康的に仕事が続けられる一つの要因ではと思います。
|寮生活がなかったら、入社1年目はどうなっていたと思いますか?
・大げさに聞こえるかもしれませんが、社会の波にのまれて溺れていたかもしれません。共同生活で自分と同じ経験をしている人(同期)がそばにいて、いつでも助け合える状況だったからこそ、スムーズに社会へ出ることができたと思います。
・同期との相互理解や信頼関係を築くのに時間がかかり、コミュニケーションのすれ違い等が多くなっていたのではないかと思います。仕事の時間だけ一緒に過ごす場合、どうしても仕事以外の話をする時間が少なくなりがちです。生活を共にする時間の有無が、相互理解においては重要だと感じています。
2年目社員の皆さま、アンケートへのご協力ありがとうございました!
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いかがでしたでしょうか・・・?
2年目社員は、寮での共同生活を通じて、同期間の価値観の違いなどに悩みながらも、お互いに支え合いながら生活し、共同生活での学びや同期間の固い絆を仕事にも活かしているようです!
アミタは、経済発展と引き換えに、自然と人間関係を劣化させてきた社会の仕組みを、事業で変革していくことを目指しています。その際に鍵となるのは、「循環(サーキュラー)」であり、ひと・自然・もの・情報、すべてがめぐる循環の仕組みをつくっていくには、ひととひと、ひとと自然の豊かな関係性づくりが不可欠だと考えています。
新入社員寮は、アミタの新入社員が、豊かな関係性づくりと、関係性にもとづく価値創造を、日常生活において体感できる仕組みとなっているようです。
私自身も、本記事執筆のためのインタビューやアンケートを通じて、新入社員寮を通じた社員の学びをお裾分けしていただいたような気がしています。^^