株式会社アダビトの事業とカルチャー - Wantedly
株式会社アダビトの事業と企業理念、企業文化をご紹介。株式会社アダビトは「これからの自分にワクワクできる世の中をつくる」のビジョンもと、キャラクタータレント事務所「Simple Side Mascots(シンプルサイドマスコッツ)」を運営しており、キャラクターを通じて「明日の楽しみを作っていくキャラクター会社」です。 ...
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株式会社アダビトで働くメンバーに「アダビトで働く理由」をインタビュー形式で深堀りしていく企画「#アダビトにいる理由」
今回は、キャラクタータレント事務所「Simple Side Mascots(シンプルサイドマスコッツ)通称:サイマス」のグッズデザイナー / プランナーとして活躍しているフリーランス 湊 愛美(みなと まなみ)さんにお話を聴いていきます。
【グッズデザイナー・湊 愛美さんのプロフィール】
1992年生まれ。京都府出身。生活雑貨メーカーで商品企画、DTPデザイン、営業アシスタントを担当。現在はDTPデザインや商品企画をメインにフリーランスとして活動中。2022年3月から株式会社アダビトにグッズデザイナー / プランナーとして参画。雑貨は生活必需品ではないが、生活や心を幸せにしてくれるものだと考えている。京都で生まれ育ったが、京都の観光情報に疎いところが悩み。
湊
サイマス所属キャラクターグッズのテーマや商品ラインナップを考えて、制作してもらうメーカーさんを探すところから始まり、イラストレーターさんとグッズデザインを一緒に作っていく形で仕事を進めています。
後藤
湊さんが参画する前からサイマスキャラクターグッズの企画 / 販売はやってはいたんですよね。それで、ちょうど本格的にやり始めた時期に湊さんに入っていただいたという経緯があって。
なので、生産背景作りから、企画の形作りから何から...という感じで、今はグッズ制作の業務フローも作っていただいていますよね。
湊
そうですね。そこからだったので、逆にやりやすさはありました(笑)
後藤
湊さん的には、働き方のスタイルとして「今ある業務の流れを踏襲して仕事を進める」よりも、ある程度自分が持ち場を作っていく、自分のやり方をガンガン入れていくみたいなやり方のほうが仕事しやすい、みたいなことはあるんですか?
湊
元々決まっている流れがあるとしたら、全然その流れに伴ってやっていくこともできるんですけど。「どうしようか?」みたいな、話し合いをしながら進めていくほうが得意かもしれないですね。
後藤
なるほど...!(業務の流れや進め方の)形を作っていくところが得意なのは、湊さんの元々の性格的にそういう仕事のスタイルなのか、それともそういう仕事の進め方が好きだったのか、どっちだと思いますか?
湊
性格的にそういうスタイルになったというのが大きいですかね。
なんでですかね、以前はそうでもなかったんですけど...昔は結構決められたことを「こうやるんだよ」って教えてもらうほうが仕事をやりやすいなと思っていたんですけどね。
後藤
今までのキャリアの中で、いつその変化があったのか?という部分がすごく気になりますね。
アダビトのような会社に応募していただける方の中でも、全員が全員”自分で形を作っていくタイプの人”ではない気がしているんですけど、湊さんは応募してくれた当初の時点で「アダビトのカルチャーにマッチしているだろうな」と思っていたんですよね。
湊
「一人で中国の展示会に行って、商品を製造できるメーカーを探してみる」とか、そういうところがあったので、そういうところなのかな?と思いますね。
後藤
それは以前、前職で担当していた役割だったんですか?商品企画のプロジェクトとして、湊さんが単身で海外に行くに至るまでの流れが気になりました。
湊
そうですね。私が雑貨担当だったんですけど、イチから始めるにあたって「業者が必要だよね」という状況になって...「業者を見つけるためにはどうしたら良いか?」となり、単身で中国まで行きましたね。
ただ単純に、人がいなかった(笑)当時自分が一番若かったこともあって、一番動きやすかったんですよ。
後藤
新しい取り組みを始めるときって「こういった内容の仕事が必要だよね」という仕事が上から降りてくるのを待つパターンと、「これは絶対やらなくてはいけない」と考えて、自ら動く仕事のパターンの2つがあるじゃないですか。
湊さんが単身で中国まで行くような仕事をしたのは後者のパターンだと思っていて、(海外に)業者が必要だよねとなったときに、「中国に行け!」って直接誰かから言われて行ったのではなくて、課題があったからこそ行ったんだと思います。
そういった「課題を自分で見つけて解きにいく」仕事のスタイルはその当時からすでにあったということですよね。
湊
そうですね。結構、好奇心が色々なところにあって「これしてみたい!」という興味関心を持つことが多いほうだと思いますね。
後藤
仕事をする中で楽しさを感じるところを、ぜひお聴きできればと思います。
湊
これはめちゃくちゃあって、やっぱり今、会社全体が一丸となってどんどん規模を大きくしていこうみたいな雰囲気があるじゃないですか。それがすごく刺激になりますし、すごくいいなと思う部分ですね。
誤解を恐れずに言うと「文化祭前日がずっと続く」というか(笑)
ぬるい環境とか、そういう意味ではないんですけどね。もちろんみんなプロとして仕事をしているんですけど、仕事をしていく中でしんどいところは絶対出てくるじゃないですか。そういうときにみんなが助け合っていますし。
「助けてくれるかな」と思える環境だというのは当たり前ではないとすごく思うので。まだ働き始めて短いですけど、そんなことを思いました。
アダビトにいる皆さんの性格かなとも思うんですけど、あんまりキツい人がいないじゃないですか?(笑)
キツい人がいないということと、高い目標があるからみんな絶対に(状況や環境を)悪くしようと思って仕事をしていないじゃないですか。だから、仕事の中で指摘やフィードバックを受けても「そうだよね」みたいに納得できるというか。
「それって私の仕事じゃないよね?」というスタンスの人や「現状維持で良いじゃん」みたいな人も世の中にはいると思うんですが、現状維持はもうほとんど後退することと一緒だとも思っているので。
そういう意味では、アダビトはみんな「上を目指していこう」という思考があるから、そういうところでやりやすいんですかね。新しいことをどんどんやろうとしたときに「それやる必要ある?」というところがないから、やりやすいです。
後藤
「なぜやるの?」みたいな問いかけ自体は、結果や目標から逆算して考えていくうえではもちろん大事にしていますけど、「なぜ、そもそもチャレンジをする必要があるの?」という問いにはならないですよね。
湊
新しいことを始めるときって、自分自身が「絶対こうしたほうがいい」と思ったら一人でもやるじゃないですか。でも、そういったときに「やるんだったら、みんなでやっていこうよ」みたいな感じで進んでいるのをお見受けするので。
後藤
うちは結構、「一人で考えてみんなでやる」ということを言っていて、誰かが考えたことをキャッチしていこうという意識は強いですね。
湊
意見を端から否定する人がいないんですよね。私が感じるだけではなくて、他の方々のやり取りを見ていても、そう思います。
後藤
そうだと思いますね。「まずいいねから言おう」みたいなことも...これは別に言ってないんですけど(笑)
でも、まだまだ貪欲な人が多いのかもしれないですね、シンプルに。それに「自分が正解を持っている」と思うほど傲慢な人がいないってことも、あるかもしれないですね。
湊
前職は主に均一ショップを対象に雑貨メーカーの商品企画をしていました。
基本的には製品を海外の工場で生産していた会社だったので、海外の担当者と打ち合わせしながら「どういった商品を作るか?」というところから、「商品をどのように店頭に並べるか?」というところまで、全部担当していましたね。
これまで2つの会社を経験してきたんですが、そのうちの1社はやりとりさせていただく取引先が決まっていることが多かったのもあり、そこで担当のバイヤーさんとお話をして業務を進めるような形で。
「こういう商品はどうですか?」という提案を私からしていくんですが、その提案に対して「このデザインの方が良いね」という話を、バイヤーさんや営業さんとしつつ、具体的な商品の企画・制作を進めていく感じでした。
後藤
そこでやりとりするバイヤーの方とはどのような進め方をしていたんですか?
湊
バイヤーさんは、商品を自店舗に仕入れる方ですけど、大手だと部門ごとにバイヤーさんがいるんですよね。だから、たとえばノート部門のバイヤーさんであれば、その人と直接商品に関するやりとりを進めていきます。その人から(企画案に対する)OKが出たら、提案は完了、という判断になりますね。
後藤
商品を企画するところで言うと、グッズを作ってるメーカーがいて、バイヤーの方はそこから店舗に置く商品を仕入れる、という流れですもんね。湊さんの立ち位置としてはどのあたりになるんですか?
湊
商品企画の業務の進め方にもいくつか種類があるんですよね。バイヤーさんと密にやりとりして商品を企画していくという進め方のほかに、どこにでも卸すことができる商品であれば、完全に自社だけで企画することもあります。
あと、たまにバイヤーさんのほうから「こういう商品を出したい」というご提案をいただくこともありましたね。
湊
その後、会社員時代に知り合いと一緒に別の仕事をやり始めたことがきっかけで「そっちに専念したいな」というので、フリーランスになったんです。
ただ、その直後にコロナ禍になって...そのお仕事自体が続けられなくなっちゃったんですが、せっかく会社を辞めてフリーランスになったんだから、ちょっといろんなことにチャレンジしてみたいなと思って続けていました。
DTPデザインや、これまでやったことのない仕事でいうと、動画編集にも挑戦してみたり。色々とチャレンジしていましたね。
ただ、やっぱり雑貨が好きだということと、商品企画が好きだと(色々な仕事にチャレンジする中で)思ったので、そういうお仕事はないかなとWantedlyを観ていて、一番最初に見つけたのがアダビトの募集でした。
湊
元々、アダビトのキャラクター雑貨ショップ「tretoy(トレトイ)」のことは知っていて、「かわいい雑貨を扱ってる会社だ」というのは分かっていました。かわいい雑貨を扱ってる会社で商品企画できたら嬉しいなと思ったのが応募したきっかけではあるんですけど。
ただ、やっぱり応募ページの文章にめっちゃ共感したのが最初のインパクトですかね。そこに共感して「あ、もうこれ応募しないと後悔するな」と思って、応募しました。
【アダビトの応募ページ】
後藤
最初の面談のときにそれを言ってもらえて、めちゃくちゃ嬉しかった思い出があります。
応募してもらえた側のストーリーを話したいんですが、湊さんのWantedlyのプロフィールの文章も、募集内容に合わせて書いてくれていたりしたんですよね、これはあとから聞いた話でしたけど。
湊
ただ、当初応募したときはイラストレーター的な役割に近い募集だと思っていなくて、「商品企画」がメインだと思っていたんですよ。
後藤
募集内容としてはどっちも出していましたもんね。応募していただいた採用枠が、湊さんの想定されていたグッズデザイナーとしての枠ではなかったからという背景がありました。
採用担当が「募集いただいた方が要件にマッチしているか?」を判断したあとに、僕がプロフィール全員分を観る流れで選考を進めているんですけど、そのときにマッチしていなかったけれども、なぜか「絶対この人とは話そう」となったんですよ。
アダビトの採用ではそういうことが結構あるんですけど、何かを感じ取ったんですかね(笑)でも、大体その感は当たるというか...湊さんがプロフィールをアダビトの募集に合わせて書いていただいていたり、結果的にご応募いただいたりしたところは、すごく僕らとしてもありがたいきっかけだったし、良かったと思いますね。
うまく歯車が合わさって、ここまで来てるという感じがありますね。
湊
めちゃくちゃあるんですけど、自分自身がサイマスのキャラクターのファンになっちゃったので、単純に「このキャラクターのかわいさをもっと出すにはどうすれば良いか?」ということを考えることがめちゃくちゃ楽しいです。
後藤
すごいですね。もう最強モードに入りましたね!
湊
(グッズの企画における)客観性を失わないようには気をつけているんですけど。一番に新しいグッズのデザインを観れるのはめちゃくちゃ特権だなと思っていて、それが楽しさの大きな要素ですね。
後藤
それめっちゃわかります。似たような感情を僕も抱いています。アニメーションとかは特にそうですし、グッズもそうですし...だから、グッズはあえてラインナップが出揃うまで観ない方針にしていて。(笑)
ファンのひとりとして、同じ気持ちで観たくて、だから楽しみにしているという。
湊
イラストレーターさんとグッズ案について話し合いながら「こういう感じでどうですか?」と提案すると、その場でパーって描いてくれるのがすごい嬉しくて。もうその打ち合わせから楽しい感じがありますね。
後藤
今後グッズの数も増えるので、アイディアにも色々なパターンがあってさらに面白そうですよね。
湊
仕事的な面で言うと、商品企画において重要だと思っていたことでも、キャラグッズにおいては重要ではなかったり、そもそも重要視されていない要素だったりするところ、今までのやり方が通用しない部分がいっぱいあって。それが逆に、新しい刺激になって面白いですね。
後藤
それを「面白い」と思えるのが湊さんのすごいところですよね。
湊
今までは、市場調査に時間をかけるのが重要だと思っていて。「店舗に並んだときにどう見えるか?」というところを重要視していたんですね。
通常の商品企画とサイマスのキャラクターグッズ企画の大きな違いは、そのキャラを好きな人がグッズを買うので、そもそも他の商品との比較はされないかなという部分。あとは「オンラインショップでの販売」という部分ですね。
それに、価格の面も結構シビアに考えるべきだったのが、ある程度そこは(ファンの方々の許容度が高く)観て、買ってくれるんだな、という部分ですね。もちろんデザインも大きく違いますし。
後藤
キャラクターグッズの特徴として「比較がされにくい」というところがありますよね。
他の商品と比較されない分「買ってくれる人にとって絶対に必要なもの」というところまで(キャラグッズの必要性を)繰り上げるのが難しいです。
キャラクターへの愛着だけではなくて、「欲しいと思ってもらえるビジュアルか?」という要素や、そもそもの宣伝による見せ方とか、そっちのほうが重要という違いがあったということですよね。そこは面白いですよね。
いかに「”誰が観ても良くて、かわいいもの”を作りにいくか?」と言う直球勝負が大事だなと思いますね。もちろん、「ファンがめちゃくちゃ好きで買うもの」であることも大事なんですけど、そこを飛び越えて「誰が観ても良いもの」としていかに作れるか、みたいなところを今すごく大事にしてグッズを作っていますもんね。
そこが、湊さんがこれまでやられてきた商品企画のご経験とは異なるポイントで、値段、市場調査、棚における並び方みたいな要素と比べて違いますよね。やっぱり前提が違うからというのがあるんでしょうね。
湊
やっぱり、もっと多くの人にサイマスキャラのグッズを届けたいですね。
リアル店舗や全国展開、世界展開していきたいなと思うところと、現時点でファンの皆さんがグッズを買ってくださっているんですけど「グッズからキャラクターを知ってファンになる」みたいな流れがあったら、すごく嬉しいなって思っています。
「ちょっとしんどい毎日でも、このグッズを持っているから頑張れる」みたいな、そういうグッズを作れたらいいなと思いますね。
後藤
グッズをより多くの人に行き渡らせるために、本当にみんなに「欲しい」「かわいい」と思ってもらえるものを作りにいきたいですよね。
サイマス所属のキャラ全体で色々なグッズを出して、キャラと時代に合ったものの掛け算を色々なパターンで湊さんと一緒に企画しながらやって、ヒットするグッズを飛ばしまくる、みたいなことをやっていきたいと思っています。
「この形、このデザインって僕らが作ったよね、サイマス発だよね。」みたいなグッズを作って時代を席巻したくて、アダビトはそのポテンシャルがあると思っているから、その源泉となる部分を一緒に作っていきたいですね。
全国展開も頑張ります!
湊
頑張りましょう!
最後に、今回インタビューさせていただいた湊さんに向けて、代表から普段の湊さんの仕事を見ていてすごいと感じることを語ってもらいました。
湊
私はフリーランスとして業務委託でアダビトにいるんですけど、当初は(会社側にとっては)「お客さん」という感じの関係性になると思っていたんですけど、ちゃんと仲間に入ってやっている感じがしています。
思っていた感じと良い意味で違ったというか、そういうところがめちゃくちゃ嬉しいなって思っていますね。
それが仕事をしやすい理由かもしれないですね、みんな(雇用形態や働き方に関わらず)フラットというか。
後藤
学生インターンの方とかも、フラットな感じがしますね。もちろん業務範囲は狭まるかもしれないけれど「やりたい」といったことはどんどん任せるという感じですし。
任せ方も学生扱いしないというか。ただ、いきなり理詰めするみたいなことは、もちろんしないんですけど(笑)
業務に必要なことをやっていくという目線は、全員にありますもんね。
湊
基本リモートワークで仕事をしていますが、Slackで「リアルタイムでメンバーが何をしているのか?」というのも見ることができるし、コミュニケーションを密に取ることができているので、当初に心配していたことでしたが、全然問題なかったところですね。
後藤
おそらくそれは湊さんが上手いんですよね。何が上手いのかという話なんですけど、ひとつは「文章で感情を表現する力」がすごく高いことなんですよね。
「こういう順番(思考回路・順序で)こういうことを思っていて、自分としてはこうしたい」みたいなことをしっかりSlackで書いてくれるので、すごくやりやすいと思っています。
もちろん、文章だけではなくて話すときも言葉の表現の量が多いですし、不明点や感情を共有しなくてはならないタイミングでは電話を繋ぐみたいなことを湊さんからしてくれているので、すごくありがたいというのはありますね。
業務を阻害する要因って数パターンしかないと僕は思っているんですが、そのひとつが「感情の問題」だと思っているんですよね。湊さんは、「感情で物事を判断することがない人」という(仕事を進めるうえでの)安全性と「言葉が変に伝わらない」という安全性があります。
言葉が文面だけだと変に伝わりそうなタイミングでは、丁寧に伝えるために電話するとか、そういうのが必要になってくることもあるので。そこも、湊さんのすごいところですよね。
後藤
湊さんが最終的に出してくれる企画内容を観ていて、湊さんには「トレンドを掴む力」が絶対にあって。「トレンドやお客様が今求めている真ん中のもの」を掴みにいく力というのがありますね。そこからまず考えようというところも。
実際に出してくれる企画の精度が高かったり、実際に面白いものやかわいいものだったりするので、普段観られているインプット量がすごくあるんだろうなと思っていて。
湊
雑貨は好きで、学生時代もずっと雑貨屋さんでアルバイトをしていたので。好きなものに関われるのが今も幸せなんですけど。
後藤
SNSも観ているし、街を歩いて物も買うし、ということなんですね。やっぱりそういう人がトレンドを掴める、みたいなところはありますよね。
あと、湊さんは最終的に出てくる企画内容や提案の数も多いですよね。「15個のアイディアが必要です」と依頼すると、30個出てくるみたいな。
手数を多くするためには、めちゃくちゃ粘り強くやらなくちゃいけないんですよ。僕もめちゃくちゃやっていたのでわかるんですけど、特にグッズは作ることができるものの幅が、その会社のリソースで限定されてしまうので。
その制限の中で世の中のトレンドと自分たちがやりたいことの掛け算をしなくてはいけないじゃないですか。なので、めっちゃ大変なんですよ、(グッズ企画やアイディアの)選定に粘り強さが必要なんですよね。
そのうえで数多く提案してくれるし、条件に合うものを出してくれているので、すごく粘り強くお仕事される方であるがゆえに手数が多いという印象があります。
僕らみたいな会社では全員に必要な能力で、すごくありがたいですね。
後藤
他にもいっぱいあるんですけど、「客観視能力」も高いと思います。
「かわいいものが好き」「雑貨が好き」という主観で仕事をやっていくこともすごく大事なんですけど、「トレンド」「みんなの意見を取り入れる」みたいな、自分たちが今やっている現在地点を客観視する能力がすごく高くて。さらに、それを受け入れる度量があるというか。
受け入れる度量、心の器があるからどんどんグッズの質も良くなる。どれだけ最初に良質なものを出せても改善が下手だと、せっかくインターネットでビジネスをやっているのにもったいないじゃないですか。
インターネットでビジネスをやるメリットのひとつは「改善が早くできる」ことだと思います。月に30個もグッズの企画ができる機会というのも、普通の雑貨の売り方ではあまりなくて。
湊さんは、インターネットでビジネスをするメリットをフルで活かしてくれているので、すごくありがたいなと思いますね。
改善を回す力というのは「事実や意見を受け入れる器の大きさ」ですよね。それが普段の行動からも観て取れるところがあって、たとえば社内で企画したグッズのアンケートを取ったり。
雑貨とかキャラが好きな社内メンバーに向けて「私の企画どうですか?」と聴くという、目が肥えているからめっちゃ怖いはずなのに放っていく。器がでかすぎ!改善力高すぎ!みたいな感じですよね。
本当に「コト」に向かえているというか、自分がすごいと思われたいとかではなくて、良いグッズをより多くの人に届けることに直に進んでいる感じがしています。
今回は、「#アダビトにいる理由」第1回目として、サイマス所属キャラクターのグッズデザイナー / プランナーの湊さんにインタビューを実施しました。
「雑貨が好き」という強い想いと、冷静に企画に必要な客観的視点を合わせ持ちつつ、全国、世界に届けられるグッズを目指し、作りつづける湊さん。
「素朴でそばにいるマスコットキャラたち」というサイマスの事務所コンセプトを、グッズという形で世の中に広める役割を担っていただいています。
こんな熱い想いで仕事に取り組むアダビトでは、現在も多くのポジションで採用を強化中です。「アダビトが気になる!」という方は、ぜひ募集一覧から興味のあるポジションにご応募ください。
「話を聞きに行きたい」からのお声がけもお気軽にお待ちしております!