キャラクタータレント事務所「Simple Side Mascots(サイマス)」と、キャラクター雑貨ブランド「tretoy(トレトイ)」を運営するアダビトのしゃちょー、そうたろがキャラについてぐだぐだ喋る番組「キャラジオ!」
今回は「#7 いまTwitterでいちばんアツい漫画『ちいかわ』について話してみた!」を書き起こし、追記・加筆したストーリーをお届けします。
※本記事は2021年2月年末時点での情報となっております。
「キャラジオ!」はこちらからお聴きいただけます!
こんばんは、そうたろです。キャラジオを録っていきます。
2021年も始まって1ヶ月くらい経ちますけども、2021年始まってきたなという感じで。
緊急事態宣言が延長して、去年から「コロナと共に生きているな」という感じがするんですけど、めげないでみんなで頑張っていけたらなと思います。
僕らもキャラクターをつくったり、キャラクター雑貨を売る会社として、少しでもみんなが楽しむとか、”癒し”みたいものを提供できたらいいなと思っている、今日このごろです。
今日は「ちいかわ」という、今SNSで大人気の漫画・キャラクターの話をしたいなと思っています。
Twitterで大人気の「ちいかわ」
「ちいかわ」はナガノさんという、LINEスタンプなどで有名な方が(Twitter上で)やっている漫画・キャラクターになります。
Twitterのフォロワーは42万人越え(2021年3月当時)の、めちゃめちゃ特大なアカウントになっていて、ほぼ毎日...2日に1回、多くて毎日更新されている漫画で、すごく人々の心に刺さっているということで、大人気になっています。
2022年2月現在、フォロワー数は91.2万人となっている
「ちいかわ」が愛されている理由
今回は、「なぜ『ちいかわ』がすごく人気があって、愛されているのか?」ということを少し喋れたらいいなと思っています。
「ちいかわ」は略称で、「なんか”小”さくて”かわ”いいやつ」を略して「ちいかわ」だったりします。2020年1月くらいから正式に連載されて、(2021年3月時点で)1年ちょっとやっている作品になります。
主人公・ちいかわは「まさに主人公」なキャラ
主な登場人物の一人目が、主人公の「ちいかわ」
この子は(体が)けっこう小さくて、白くまみたいな(特徴の)可愛いキャラクターなんですけど、真面目で堅実で、「びびり」というか。
慎重で幼い感じで、しかもまったく喋らないっていう「シャイなキャラクター」なんですけど、すごく仲間思いで、ここぞって時に勇気を発揮するという。「まさに主人公」なキャラだなあ、と思います。
うさぎはちいかわと「対極的」なキャラクター
二人目が「うさぎ」で、このキャラは作品が始まった当初から出てきているキャラクターで、その名の通りうさぎの形をしたキャラクターになります。奇声とかを発して、変な...突飛な行動をするキャラで、この子も(言葉を)喋らないキャラクターですね。
でも、けっこう頭が良くて器用なキャラクターで、ちいかわとは「対極的なキャラクター」です。
ハチワレは作品における「説明役」「主人公の親友」
…で、三人目が「ハチワレ」というキャラクターで、この3人の中で「唯一喋るキャラクター」になります。なので、けっこう説明役をすることが多かったりします。
ほかの2匹(ちいかわとうさぎ)に比べ社交性があって楽観的な感じ(性格)なんだけども、けっこうちいかわと共通している部分もあって。計画性が乏しかったり、びびりだったりするところは似ているんですよね。
(主人公の)ちいかわとは、意気投合して仲良くなって、「親友」的な立ち位置でいろんなことを(一緒に)やっているキャラクターになります。
一番目の画像(左:うさぎ、中央:ちいかわ、右:ハチワレ)
「ちいかわ」はストーリーも世界観も、キャラクターもすごい
(「ちいかわ」という作品は)もちろん(キャラや漫画自体の)ビジュアルが面白かったり、世界観が作り込まれていてストーリーが面白かったり、人々の「癒されるな」「グッとくる」というポイントをつかむような話、「あるある」みたいなものを盛り込んだストーリーが面白いのはもちろんなんですけど。
キャラクターの観点で言うと、この3体のキャラクターが非常に「キャラクターがヒットするための要素を兼ね備えている」と僕は思っています。
キャラクターが作品の中で”立てる”ための3つの役割
キャラクターというのは、(キャラを)”立てる”ために、主に3つの役割が必要だと言われています。
キャラクターを立てるために必要な3つの役割
ひとつめは「主人公」ふたつめは「ライバル(敵役)」ですね。そしてみっつめは「トリッカー」と言われていて、これは「引き回し役」と呼ばれています。
で、それぞれの(役割についての説明)なんですけど、主人公はもちろんその(作品の)ストーリー、物語の中心人物です。「絶対的なエース」だったりします。
「ライバル(敵役)」は、主人公と対極的なキャラクターだったり、何か(の争いなどで)対峙しているキャラクター。
「トリッカー(引き回し役)」は、(物語の展開を)説明する役割や、物語を進めるために重要な人物。トリッカーは、主人公やライバルを支えるキャラクターだったりするんですけど。
まさにちいかわは、主人公「ちいかわ」、ライバル「うさぎ」、トリッカー「ハチワレ
」と、うまくバランスが取れています。
ちいかわだけではなく、各キャラが”立てられる”構成になっている
(それに加えて)ちいかわを主人公として立てるためのバランスがうまく取れているだけではなくて、それぞれのキャラクター(うさぎやハチワレなど作品内のメインキャラ)が”立てられる”ように構成されていて、「めちゃめちゃ考え込まれているな」と思います。
現に、「ちいかわ」「うさぎ」「ハチワレ」のそれぞれに感情移入して「自分はこのキャラクターに似ているな」と、それぞれにファンがついているような状況になっている。
なので、まずキャラクターを立てるという面ですごくうまくやっている(作品)ということが言えると思います。
「ちいかわ」が感情移入を生む理由
さらに、キャラクターが役割分担をして話(ストーリー)を進めていきながら(それと同時に)、ちいかわのキャラクターの作り方もすごく緻密で面白くて。
「なんか小さくてかわいいいやつ」という時点で...これは人間の最大の欲望というか、「ちいさくてかわいい」という時点で、何か「許される」「社会に出たときにそれだけで得をする」ところがあると思うんですよね、それだけで受容されるというか。
でも、(「ちいかわ」は)ここが面白いところなんですけど、なんか小さくて可愛いだけで許されるはずのキャラクターが、世の中に出ていって友達ができたり、自分とまったく違う(容姿・性格の)うさぎというキャラクターが出てきたり。
色々な理不尽な目や、それこそ資本主義的な(厳しい)こと、「草むしり検定」というのが出てきて(受検するものの)落ちたり...とかが描かれているんですけど。
そう言ったことを通して「なんか小さくてかわいい」というような、生きているだけで価値があるキャラクターも現実的な理不尽に遭う、というところが、自分達の現実とリンクして人々の感情移入を生むというところがありまして、すごく面白くなっています。
なんかこう...赤ちゃんみたいで誰にでも愛されて許されるキャラクターが現実社会に放り込まれることで起こる物語が、すごく感情移入できて面白いという「ギャップ」がすごく受けているんじゃないかなと僕は思っています。
おわりに
みなさん一人ひとりに刺さるキャラクターが「ちいかわ」という作品に出てくると思いますし、話を1話みればすごく面白くてサクッと観れるので、ぜひTwitterで「ちいかわ」を検索して、作品を観ていただければと思います。
ということで今日は「ちいかわがなぜ流行っているのか?面白いのか?」ということについて解説してきました。
今日もキャラジオ以上となります。聴いていただきありがとうございました!
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