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【キャラジオ!#1】ポケモンとSMAPの露出戦略の共通点について喋ってみた

Photo by Jay on Unsplash

キャラクタータレント事務所「Simple Side Mascots(サイマス)」と、キャラクター雑貨ブランド「tretoy(トレトイ)」を運営するアダビトのしゃちょー、そうたろがキャラについてぐだぐだ喋る番組キャラジオ!

今回は#1 ポケモンとSMAPの露出戦略の共通点について喋ってみたを書き起こし、追記・加筆したストーリーをお届けします。

※本記事は2020年11月時点での情報となっております。

キャラジオ!」はこちらからお聴きいただけます!

こんばんは、そうたろです。

このラジオは「キャラジオ!」というもので、キャラクターに関してラジオをやってみようということで。

長く続けることが目的だったりするので、僕が好きなキャラクターのことや、「キャラクター的な目線で○○を見てみると、こういうことになるよ」みたいなことをこのラジオではお話していきます。

自己紹介ですけど、僕はキャラクター関係の会社の代表です。”キャラクター関係”というのは、「キャラクター雑貨を売っている雑貨屋さん」をやっているのと、キャラクターデザインやキャラクターを自分でつくっていくということもやっているような、キャラクターが好きな人ということで、覚えていただければという感じなんですけど(笑)

ポケモンとSMAPの共通点

今日はキャラクターについて話していくんですけど「ポケモンとSMAPの共通点」について話せたらな、と思っています。

これ(共通点)は何かというと、戦略的な話なんですが「露出戦略(世の中にキャラクターが出ていくときの”出ていき方”)」のところを、ポケモンとジャニーズのSMAPを比較する形でやっていきたいと思います。

複数のキャラクターが同じグループに属する構造

まず、どちらにも共通していることが「複数のキャラクタータレントがいるグループ」ですね。

ポケモンは「ポケットモンスター」っていうゲームというか概念の中に、色々なキャラクター(ポケモン)がいる。SMAPは5人それぞれのキャラクタータレントたちが、ひとつのグループに所属している。

(グループの中に所属するキャラクターやタレントの)数は違うんですけど、「同じ構造(同じグループの中に、各々固有の特徴を持つキャラクターが所属していること)」を持っているのかな、と思います。


”ひとつのキャラを勝たせる”露出戦略

ポケモンとSMAPそれぞれについて考えていくと、SMAP(のようなアイドルグループは)デビューの機会があったりしますが、それはポケモンで言えば「ゲームとして販売される」「アニメになる」「グッズになる」という感じになっているんですけど。

キャラクターという観点で言うと「複数人をグループで売っていく」のではなく、「たった一人を勝たせる」という文脈が、大事になってくると思っています。

...で、その点においていうと、ポケモンで言えばやはりピカチュウ。

ポケモン赤・緑・青...ちょっと忘れたんですけど(笑)...ポケモンの中で「赤版」みたいなのがあったと思うんですよね。

でもそのあとに、「ピカチュウ版」というのが出たんですよね。それはピカチュウと一緒に歩けるような、後ろからピカチュウが付いてくるような形で出されたのがあって。

ポケットモンスター ピカチュウ
●ロールプレイングゲーム /バッテリーバックアップ機能付 ●1998年9月12日発売 ●希望小売価格3,000円(税別) ご注意 海外版のポケットモンスターとの交換・対戦はデータが破損しますので行わないで下さい。
https://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/apsj/index.html

ピカチュウ版は他のポケモンの版とは異なり、ピカチュウが主人公の後ろをついてくる特徴があった。


あと、アニメでもサトシって言う主人公に対してピカチュウっていうポケモンが特別で「ピカチュウはモンスターボールに入れない」っていう設定で、いつもどこかの画面に出てくる。後からついてきたり、サトシの肩に乗ったりとか、”特別扱い”を受けている。

つまり「ポケモン」っていうイメージを持つときに、ほかの誰でもない「ピカチュウ」をポケモン=ピカチュウと強烈に(イメージを)植え付けて、ピカチュウをまず立たせる。

そしてピカチュウを宣伝していくというのをちゃんとやってから、他のポケモンをちょっとずつ露出させていって人気を出していく...という戦略が採られています。

これは、SMAPも同じだと僕は思っていて。

SMAPに限らず、ほかのジャニーズでも同じかもしれないですけど、まずは一人台頭させる。SMAPでいえば”キムタク”だったと思うんですけど。

まずは、グループの中で一人有名にさせて、「SMAPといえばキムタク」というのを作って、そこから徐々に一人ずつ、中居くんとか草薙くんみたいな感じに出していく戦略が採られている。


情報過多時代には「アイコンの露出」が合理的

これ(ポケモン=ピカチュウ、SMAP=キムタクという露出戦略)は非常に合理的で、特に今はインターネットとかが当たり前になって、SNSやYouTubeとか、”情報の過多”が起こっているんですね。

(情報の)摂取がとても多いし、色々なものが開発されていて、情報がすごく多くなっている中で「なかなか覚えていられない」というか。一回接したものでも、また新しい情報が更新されちゃうので、なかなか覚えていられないということが起こります。

…となってくると、グループ全員を「はい、覚えてください!」とプッシュして、(グループ全員が)同じような露出をしていってもなかなかむずかしい、覚えられないっていう。

でも、その中で”まずはキムタク”と「アイコン」となるような人を、一人だけ強烈にいろんなメディアで一気に打ち出したり、継続的にその人がアイコンとなるように打ち出したりすることで、まずはそのグループの人を台頭させて覚えてもらう。覚えてもらうことによって次(のステージへ)行ける、ということなんですよね。


重要なのは「箱推し」されること

重要なのは、(グループ内で)一人だけ勝って、一人だけ有名になり過ぎることもグループとしてはあまりうまくいっていなくて。「2人目、3人目をどう出していくか?」ということがとても重要。

でそのときに大事なのは、ピカチュウとかキムタクが取ったところではないお客さんだったり、ピカチュウとかキムタクでは認知をもらえなかったり、拾いきれなかったお客さんのニーズや願いを叶えていくようなキャラクタータレントを出していくことがすごく重要です。

キムタクはもう王道で、ドラマに出たり外見だったり、バラエティをやりながら出ていったりとかで、「草薙くんは優しい人」みたいな感じで出てたり。

ポケモンもかわいいとはいえ、ピカチュウみたいな(キャラ)だけじゃなくて、ニャースみたいな「喋るポケモン」みたいなのが出てきたりとか。色が黄色のピカチュウに対して、ゼニガメ、フシギダネみたいな感じで「ピカチュウとは明らかに違うよね」というところを取れるようなバリエーションをきちっと出していく。

そういったことをやっていくと、徐々にトップでやっていた(最初のアイコンとなるキャラが獲得した)第一認知ところで拾いきれなかったところが拾いきれて、認識されていって、広がっていって...いわゆる「箱推し(グループ全体を応援すること)」がされていくと思っています。


おわりに

「誰向けにしゃべってんだ」という話はあるんですけど(笑)

こういう風な観点で世の中を見てみると、面白いな〜って思ったりしますね。

「このヒットはこのキャラが推されていく時期なのかな〜」と思って、いろんなものを見たりして、妄想していたりする...という話だったりしますが。

ということで、初回簡単にだらだらしゃべってみたんですけど、もっとなんかキャラクター自体、たとえば「鬼滅の刃のキャラクターについて解説する」とか、解説するまではできないと思うんですけど(笑)キャラクターについて喋る、みたいなことも今後やっていきたいな〜と。

継続的に「キャラジオ!」を観ていただければなと思っております。今後ともよろしくお願いします。それではまた次回お会いしましょう、さようなら!

#2は後日公開予定です。「キャラジオ!」はこちらから視聴できます。



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