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2024年4月12日、AnyMind Groupの台湾カントリーマネージャーWing Lee(Wing)と韓国カントリーマネージャーTed Kim(Ted)が日本オフィスに来日。せっかくの機会なので、新卒研修の一貫として特別トークセッション「グローバルマインドセットとAnyMindのビジネス魅力」を開催しました。AnyMind Japanの執行役員兼インフルエンサーマーケティング事業部長藤田翔大がファシリテーターを務め、二人が歩んだこれまでのキャリアや、グローバル企業での働き方、新卒時代に意識していたことなどについて、話を聞きました。
ーまずは二人のキャリアについて教えてください
Wing:夜間の大学に通い、日中はマーケティング企業で働いていた!
私は夜間の大学に進学し、日中はマーケティング企業で営業をしていました。19歳から働いていたことになります。仕事で疲れて夜の授業は意識がなかったこともありました(笑)。卒業後は、インフルエンサーマーケティングを軸に事業を展開するDotmore Mediaに転職。AnyMindへは2021年に台湾のGeneral Managerとしてジョインしました。就任から3年間で、売上は増加傾向です。これまでの経験を生かし、売上の増加に大きく貢献できたと自負しています。
Ted:韓国国内大手のサムスンに入社
私は理系出身で、新卒でエンジニアとしてサムスンに入社しました。新規事業の部署だったので、会社としても新しいビジネス領域で、上司も知見がない状況だったので、新卒とはいえ、意思決定の権限を持ち、責任を持って進める必要がありました。さらにエンジニアといっても、事業戦略やセールスなど、さまざまな経験を積むことができました。その後HPへ転職し、カナダでMBAを取得したり、マイクロソフト、Google、X、Teads、ADAといった企業でキャリアを積みました。AnyMindの韓国オフィスは立ち上げから数ヶ月で、売上を大幅に増加させることができました。
ー新卒1年目において、どんなマインドで仕事に向き合っていましたか?
Wing:パッションや信念、自分自身に従って働いていた!
初めて手掛けた大手コスメメーカーのマーケティング案件では、予算が限られた、いわば小さな案件でした。しかし、どんな仕事にもしっかり向き合うことが重要であると考え、前向きに取り組みました。その結果、クライアントに評価いただくことができ、強固な信頼関係を築け、最終的にはそのメーカーが台湾で実施する案件のほとんどを任せていただけるようになりました。今でも新卒の頃と変わらず、新しい知識を吸収し続け、クライアントに最適な解決策を提供できるよう、日々取り組んでいます。
Ted:退職するまで貢献するつもりでとにかく責任感を持って取り組んでいました!
大手企業でしたので、定年退職するまで会社に貢献するつもりで入社しました。トレーニングセンターに泊まり込みでかっちりとした研修を受けたことを昨日のことのように覚えています。先ほどもお話ししたように、私が配属されたのは新規事業開発の部署でしたので、既存の枠にとらわれず、自ら考えて行動することが求められました。この経験を通して、主体的に、ゼロからビジネスを創り上げる楽しさを感じました。
ーAnyMindに入社を決めた理由は?
Wing:
新卒で入社したのは、台湾のローカル企業でしたので、AnyMindに入社して初めてグローバルな環境に身を置きました。入社してすぐは「英語」という課題に直面しました。始めはたどたどしくしか英語が話せなかった私ですが、ミーティングの本数をこなし、徐々に英語に慣れていきました。また、私の不慣れな英語でもしっかりと耳を傾けてくれる文化がとても支えになりました。現在は、英語の障壁もなくなり、グローバル企業で経験を積むことができています。今後、世界で活躍する人材を育成し、私が経験したような素敵な体験を台湾オフィスのメンバーにもしてほしいと願っています。
Ted:
AnyMindはアジア市場で既に一定の成功を収めている企業だと感じています。その成功の背景には、独自で開発したプラットフォームがあるからだと思います。AnyMindでは、従来のSaaSモデルとは異なり、BPaaS(Business Process as a Service)モデルを採用している点が魅力だと思います。このモデルでは、SaaSで不足している部分を人の手によって補完するものです。これまでの私の経験とAnyMindのソリューションで、韓国市場で新たなビジネスチャンスを開拓できるかもしれないと思い、AnyMindに入社しました。
参考記事
ソフトウェアとオペレーション支援を組み合わせた「BPaaSモデル」を推進
https://anymindgroup.com/ja/blog/what-is-bpaas
ーそれぞれのマーケットにおける今後の展望は?
Wing:
過去2年間で、台湾オフィスは急速に成長しました。この成長の主な要因は、インフルエンサーマーケティング支援とパブリッシャーの収益化支援です。現在、EC・D2C領域の立ち上げも行っています。今後、台湾オフィスでは、既存の事業拡大と並行して、新規に取り組んでいる事業においてもPDCAサイクルをスピードをもって回し、日々の業務に取り組んでいきます。
Ted:
現在、韓国オフィスは、クロスボーダー領域でのインフルエンサーマーケティングを展開しています。今回も韓国ブランドの日本進出を行うために来日しましたが、その需要が非常に高いことを実感しています。韓国ブランドの海外進出を支援すると同時に、韓国国内の案件にも積極的に取り組んでいます。韓国市場の規模は日本市場と同様に大きい市場です。国内外の需要に迅速に対応し、最適なソリューションを提供していきます。
日本オフィスメンバーとの質疑応答
Q:これまで疲れたときや苦しいときはどう乗り越えましたか?
Wing:
CFOの大川は「本気で好きなことは、疲れない」と言っていました。私はAnyMindで働くことが大好きだから、疲れていないし苦しいと感じていないと思う(笑)。
Ted:
仕事で成功を収めるためには、ストレス管理が不可欠です。責任の範囲が広がるにつれて、ストレスコントロールは重要になってきます。上司に相談したり徐々に耐性を作っていくことが大事だと思います。
Q:過去の自分にアドバイスができるとしたらどんなアドバイスをしますか?
Wing:
「ベストを尽くしたか」と自分自身に問いかけます。
社会に出ると、さまざまなバックグラウンドをもつ人々と接することになります。学生時代とは違い、色々な人が色々なことを言ってくるので、そういった言葉を受け、辛いと感じることも多かったです。自分自身がベストを尽くしていれば、そういった外からの言葉に惑わされることがなくなると考えます。
Ted:
私は新卒時代に韓国国内の企業に入社しました。若いころは全くグローバルの経験を積むことができませんでした。もっと若い頃からグローバルの経験をつめていたら、今はもっと違っていたのではと想像することがあります。
Q:自分より能力が高い人たちの中で、どのように自分のバリューを発揮すればいいですか?
Wing:
メンバーは、自分の上司を巻き込むことが重要です。私は台湾のGeneral Managerとして、さまざまな質問を受けますが、多くは仕事の技術的な側面よりも、マインドセットに関する悩みが中心です。メンバーとの密なコミュニケーションと透明性を持った関係を築くことで、共通認識を持って仕事に取り組むことができると思います。
Ted:
上司が必ずしも優れているわけではないと思います。自分が持っていて上司にはないスキルがあるはずです。それを活かして仕事に貢献することも一つのやり方だと思います。
Q:気にかけないといけないことが多すぎる中で、情報量が多い中でどうやってコントロールしていますか?
Wing:
私は自分自身が完璧でないと認識しています。
そのため、必要な時には他人の助けを求めるようにしてコントロールしています。
Ted:
私は他社を含めて約8年間カントリーマネージャーを務めており、タスクマネジメントには特に苦労しました。そのため、関連する分野の本を約20冊読んで知識を深めました。結果として、タスクを効果的に管理できるようになりました。今でも移動中に本を読んだり、オーディオブックから学んだりすることで、継続的にスキルアップしています。
新卒にメッセージ
Wing:
AnyMindは若くて才能にあふれるメンバーが多く、いいカルチャーと情熱がある会社です。みなさん、AnyMindに入社するというのはとても素晴らしい選択です。どんな部署、ボジションに配属されても常に100%、全力を尽くしてください。そうすることでクライアントや同僚と信頼を築くことができ、良い成果を得られるでしょう!
Ted:
昨日、韓国の企業とのミーティングを行い、日本からはCEOの十河も参加しました。担当者からは、「AnyMindは日本企業らしくない考え方でおもしろい!」と評価を受けました。そういうCEOが率いるAnyMindで、若いうちからグローバルな活動の機会を大切にし、常にグローバルな視点で物ごとを捉え、日々の業務に活かしてください。