なぜAnyMindは「杭州」にAnyAI Labを構えたのか。AnyMindがAI先進都市・杭州から仕掛ける、アジア15カ国を動かすAI-Native Transformationプロジェクトでメンバーを募集。
こんにちは!HRのSakaiです!
AnyMind Groupは2026年6月、中国・浙江省杭州市に、AIエージェントの開発と自社事業・プロダクトへの応用を推進する中核拠点「AnyAI Lab」を設立しました。
現在、米国ビッグテックによる巨額のGPU投資が注目を集める一方、杭州は中国の「国家次世代AIイノベーション発展試験区」に指定されるなど、AIアプリケーションやロボティクス分野において、高度なAI人材や開発コミュニティが集まる都市として、世界的に存在感を高めています。
AnyMindはなぜ、杭州に拠点を立ち上げたのか。何を成し遂げようとしており、「AnyAI Lab」に参画するメンバーに対しどのようなキャリアを提供できるのか。
AnyMind Group 代表取締役CEO 十河にインタビューをした様子をお届けします。
Q:なぜ、今あえて杭州にAnyAI Labを構えたのでしょうか?
十河:理由は大きく2つあります。1つは、中国のAIエコシステムに近い場所で、AIエージェントや生成AIの実装知見に直接触れられること。もう1つは、AnyMindが強みを持つソーシャルコマース領域において、中国市場の実践知を取り込めることです。
杭州は、中国の「国家次世代AIイノベーション発展試験区」に指定されており、AIアプリケーション、クラウド、ロボティクス、コマースなど、幅広い領域で技術と事業実装が近い距離で進んでいる都市です。AI関連企業や技術人材が集まりやすく、最新の技術や実装事例に触れられる環境があります。
特にAnyMindが取り組むソーシャルコマースやクリエイターエコノミーの領域では、ライブコマース、AIアバター、動画生成、商品訴求の最適化など、中国市場で先行して実装されている知見が多くあります。杭州に拠点を構えることで、そうした知見を自社のプロダクトやオペレーションに取り込み、日本を含むアジア各国へ展開していくことができます。
実際、この杭州の地でヒントを得て形にした「AnyLive(AIアバターによるライブコマース)」は、すでに海外市場を中心に急速な立ち上がりを見せ、商用利用が進んでいます。また、AIを活用してUGCコンテンツを大量生成できるAIプロダクト「AnyAI Video」も2026年6月にローンチしました。現地の技術コミュニティや専門性を持つ人材と接点を持ち、それをアジア全域のプロダクトに反映していける環境が、ここにはあります。
【参考】
AnyMind Group、多言語に対応可能な生成AIライブコマースプラットフォーム 「AnyLive」 の提供を開始
ミネラルウォーターブランド「evian」、「AnyLive」によるライブコマースの実施によりタイでの売上拡大を実現
AnyMind Groupの生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」が日本語に対応開始
生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」、ライブパフォーマンスを最大化する新機能を提供開始。「データ自動収集・分析」と「スクリプト最適化」でAIが継続的な改善を支援 | AnyMind Group
AnyMind Group、ソーシャルコマース向けAI動画生成ソリューション「AnyAI Video」を提供開始
Q:AIエージェント時代に向けて、AnyMindではどのような技術基盤を重視していますか?
十河:AIエージェントが社内外のさまざまな業務を支援・実行していくようになると、利用量は大きく増えていきます。そのため、精度だけでなく、コスト、スピード、セキュリティ、拡張性を踏まえて、用途に応じたモデルや基盤を選択できることが重要になります。
特定のLLMだけに依存するのではなく、翻訳、データ抽出、分析、戦略立案、コンテンツ生成など、タスクごとに最適なモデルを使い分ける。こうした基盤レイヤーを構築することが、今後のAI活用における競争力につながると考えています。
杭州に拠点を構えることで、中国発LLMを含む多様なモデルや実装事例に触れながら、AnyMindの事業やプロダクトに適したAI活用基盤を検証していくことができます。
Q:「AnyAI Lab」というと、エンジニアや研究者がメインターゲットという印象を持たれそうですが、実際にはどのような職種を求めていますか?
十河:たしかにAnyAI LabはAIエージェントの開発・実装を担う拠点ですが、AnyMindが今求めているのは「コードが書けること」だけではありません。AI開発のやり方自体も日々進化し、実装の多くをAIが担うようになってきているため、これからは「何をAIに任せるべきか」を設計できる力がより重要になっています。
私たちが本当に必要としているのは、目の前の複雑な業務やワークフローを整理し、「AIを前提にしたらどう変わるか(ToBe)」を具体的に描き、現状(AsIs)を正確に捉え、そこから理想の状態(ToBe)までの道筋を設計できる人です。必ずしもエンジニアリングの知識や経験は必須ではありません。
そのため、AIエンジニアや研究者に加えて、PM(プロジェクトマネジメント)が得意な人や、業務改善・オペレーション設計を強みに持つ人など、幅広いバックグラウンドを持つ人材を歓迎しています。
Q:今、AnyMindの「AnyAI Lab」にジョインすべき最大の理由は何でしょうか?
十河:最大の魅力は、「AnyAI Lab」を通じて、杭州に集まる世界トップクラスのAI人材や最先端テクノロジーに日常的に触れながら働けることです。また、それを、AnyMind Groupが展開する15カ国・地域のグローバルにスケールできる環境があります。
杭州のAIコミュニティは開発への熱量が高く、アルゴリズムの最適化やAIエージェント実装の知見において、独自の強みを持つ人材が多く集まっています。こうしたメンバーたちと国境を越えて議論し、刺激を受け合いながら、一つの共通ファンデーションシステムを共創していく環境は、キャリアとしても貴重な成長機会になるはずです。
そして何より、ここで開発したものは「作って終わり」になりません。AnyMindが実際に展開する事業・プロダクトに組み込まれ、アジア各国の現場で実際に使われる。そこで得たフィードバックをもとに、また改善していく。このサイクルを日常的に回せることが、AnyMindだからこそ提供できる価値だと考えています。
Q:「グローバルにスケールができる環境」とは具体的にどのような手触り感なのでしょうか?
十河:私たちが展開するアジア15カ国・地域の事業そのものが、そのまま自分の仕事のフィールドになるということです。
単に「海外に支社がある」という話ではありません。AnyMindでは、日本市場や特定の拠点で検証し、成果が認められたAIモデルや業務の仕組みは、比較的短いタイムラグでアジア全域の拠点へ横展開されます。多言語、多文化、多通貨、そして国ごとに異なるECプラットフォームなど(Shopee、Lazada、TikTok Shop等)が絡み合う実データやオペレーションに対して、自分が構築した仕組みをぶつけ、現地からのフィードバックを受けながらチューニングしていくことができます。
例えば、UIの言語ローカライズは、以前は各国の確認作業に一定の時間がかかっていましたが、AIを活用した仕組みによって、大幅にスピードアップできるようになりました。自分が整理・設計した業務フローやAIエージェントが、アジア15カ国・地域にスピーディーに展開され、各国の業務改善や事業成長に貢献していく。これがAnyMindにおけるグローバルなAI活用の特徴です。
Q:全社方針として掲げる「AI-Native Transformation」ですが、実際のプロダクト開発の現場ではどのような変化が起きているのでしょうか?
十河:最も分かりやすい成果は、開発や改善のサイクルが大幅に短縮された点です。
今やAIにコードを書かせること自体は珍しくありませんが、私たちはAIによる実装支援を前提に、メンバーが「設計・レビュー・検証・改善」といったより上流の工程に注力できるプロセスへと移行しています。例えば、各国のローカライズや個別の仕様変更なども、AIベースの仕組みによって数時間で対応できるようになりました。
このスピード感を武器に、マーケティングやEコマースの領域を中心に、AIエージェントを実際の業務プロセスへ組み込む取り組みを加速させています。私たちはこれをPoC(概念実証)の段階で終わらせず、現場で動かしながら泥臭く改善していくことを何より重視しています。
さらに、この取り組みは社内業務の効率化に留まりません。『AnyLive』や『AnyAI Video』のように、現場で培ったAIエージェントの仕組みを外部向けのソリューションとしてスピーディーにプロダクト化し、市場へ提供する動きも始まっています。
つまり現場のメンバーにとっては、「自分たちが設計したAIの仕組みが、即座に実業務に組み込まれ、さらには外部プロダクトとしてグローバルな顧客へ届き、リアルタイムに改善されていく」。この一連のダイナミックなサイクルを当事者として主導できることこそが、現場に起きている最も大きな変化であり、エキサイティングな点だと言えます。
Q:最後に、今回設立された杭州のAnyAI Labや、日本拠点でAI-Native Transformationをミッションに持つメンバーには、どのようなマインドセットを求めますか?
十河:私たちが求めているのは、「前向きさ」と「未来志向」です。
新卒・中途ともに多様なメンバーが活躍していますが、全員がこの「前向きさ」と「未来志向」を持ち合わせています。AIの進化が非連続である時代において、昨日の最適解は明日のレガシー(過去の遺物)になり得ます。どれほど卓越した専門性を持っていても、過去の成功体験や従来のパラダイムに固執すれば、当社のスピード感には適合しません。求められるのは、自らの専門性を常にアップデートしながら、AIを前提に新しい業務やプロダクトのあり方を考え、実装までやり切る姿勢です。
杭州の最先端エコシステムとも接点を持ちながら、アジア15カ国・地域の事業現場で使われるAIエージェントやプロダクトをつくっていく。自分の成果が各国の事業現場で使われ、フィードバックを受けながら改善され、より多くの国や領域へ広がっていく。このスケール感と、自らの未来志向が現実の形になっていくことに挑みたい仲間を、私たちは心から歓迎します。
AI Labおよび日本拠点では、AIエンジニアや研究者に限らず、複雑な業務・ワークフローを整理し、AIを前提としたToBeを描ける人材(AI Builder)の中途採用を積極的に行っています。主体的に学びながら成果で信頼を積み上げ、キャリアを自分で切り拓きたい人にとって、AnyMindはスピード感を持って成長できる環境です。そして、その先にある 「アジアを代表する企業づくり」に共に挑んでくれる仲間を求めています。
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AI Lab 日本拠点では中途採用を積極的に行っています。
主体的に学びながら成果で信頼を積み上げ、キャリアを自分で切り拓きたい人にとって、AnyMindはスピード感を持って成長できる環境です。そして、その先にある “アジアを代表する企業づくり” に共に挑んでくれる仲間を求めています。
みなさまからのご応募をお待ちしております。