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【社長インタビュー】急成長中!事業開始1年目で年間3億円ペースに。ベンチャーコンサルティングファームとしての在り方と今後の展望


プロフィール

宇都宮高校、大阪大学にて野球と哲学に打ち込む学生時代を過ごし、KPMGコンサルティングに入社。独立後に、ITコンサルティング、AI受託開発、AI SaaS、フリーコンサル案件仲介事業を行うAcrosstudio株式会社を立ち上げ。2025/1現在では、正社員数27名で今期売上6億円着地想定。

Q. まず経歴を含めて自己紹介をお願いします

A. 私は大阪大学にて言語哲学を学んだ後に、就職活動を行う中でご縁のあったKPMGコンサルティング株式会社に新卒入社し、約4年間業務/ITコンサルティングに従事しました。様々な案件に参画しましたが、特に専門だったのは、購買/調達領域のSaaSであるCoupaの導入支援とそれに伴う業務改革です。

その後独立し、自身もそのままKPMGコンサルティングからお仕事をいただく形でコンサルティング稼働を継続しながら、Acrosstudio株式会社の経営を始めました。現在は、再委託の形でのコンサルタントとしての自身の稼働は停止し、採用や営業活動、事業戦略/企画等の業務に集中しています。

Acrosstudio株式会社は、2024/7から4期目に入っておりますが、現在の事業を開始したのは2023/10からになります。1,2期目は事業アイデアの模索期間として、様々な事業を検証しては失敗をしてという経験をしておりました。3期目途中から自身のキャリアや経験を活かして、コンサルティング/開発領域に踏み切って組織化を始めております。

Q. 独立しようと思ったきっかけは?

A. 幾つか理由はありますが、特に学生時代の友人(Y氏)の影響が大きいです。

不器用ながらとにかく真っ直ぐ誠実で、とても大切な友人です。彼は高校時代から将来的に起業をしたいと話していましたが、私は当時は興味がなくただ話を聞くだけで漠然と応援をしていました。そこから偶然、大学も彼と同じになり、就職活動を共に乗り越え、どちらかが昇進したら毎回2人で祝おう、いつか何か一緒に仕事をしよう、と話していたような関係でした。

詳細までここで語ることは避けますが、その約1年後に彼が急死し、それを契機に私自身人生について考え始め、起業するに至りました。


Q. Acrosstudioという会社名の由来は何ですか

A. Across(横断する、超越する)とStudio(”スタジオ”)を組み合わせた造語です。

会社として、クライアントの(既存の枠組みを超越した)事業成長を実現する組織でありたい、という想いがあります。また、当社に所属するメンバーにとっても自律的にAcrosstudioのプラットフォームを活用することで、スキル向上や社会課題解決、事業開発等の挑戦を可能とする組織としたいと考えております。

ただ実はこの社名は、私の大学の卒業旅行にてキャンピングカーに乗りながら男4人でアメリカ大陸を横断したという経験が基になっています。

元々メンバーの1人がHIPHOP好きで何か(誰かが失恋したなど)あると仲間内で曲を作成していたのですが、この時も横断をしながら一緒に曲を作ろうという粋な提案がありました。HIPHOPでは録音をするスタジオに名前をつける文化があるため、我々もアメリカ大陸をAcross(横断)しながら曲を作ることからキャンピングカーをAcrosstudioを名付けることにしたんです。

これがAcrosstudioの誕生です。前述したY氏もこのアメリカ横断のメンバーであり、起業に至った背景含め個人的に思い入れがあったため、これを社名として会社を立てたという経緯です。そこから会社経営していく中で生じた考えを基に、社名に込める意味を再定義しました。

Q. どういう組織にしたいのか

A. 独立した契機は個人的な事情でしたが、Acrosstudioをコンサルティングファームとして組織化するに当たっての想いは明確なものがあります。

昨今のファームの大企業化に伴い良くも悪くもコンサルタントの働き方やキャリアは制限されており、不安や懸念を抱えながら明確なキャリアイメージがないまま、漠然とスキルアップを目指している方が多いように思います。そのため当社では、社員への高還元体制を整備しつつ、プロフェッショナルとしての働き方やキャリアを自分で選択できる柔軟性は残すために、コンサルティング×事業開発を追及するインキュベーションファームとして、マーケットで個として事業推進できる環境/仲間が揃った組織を目指しております。

直近では、ITコンサルティング事業だけではなく、最先端技術をキャッチアップしながら時代の潮流を好機と捉え、生成AIを活用した新規事業やプロダクトの開発、フリーコンサル向けの事業を推進しております。コンサルタントが案件稼働と並行する形で、新規事業責任者を兼任して、事業開発・マーケティング・営業活動・組織運営等に挑戦できる文化を構築しております。また、社員のアイデアから事業やイベントが生まれることもあります。


Q. 行動指針に込めた想い、社員に求めることは何ですか

A. とにかく行動をする、誠実に生きる、感謝をする、挑戦をする、オーナシップを持つといった点を重視しております。経営をしていて特に感じることがベースになっており、

  • 行動をすることで良い出会いがあったり、物事が前に進む。失敗を前提に挑戦する
  • 人間として誠実である(クライアントにも社内にも周囲にも自分自身にも)
  • 周りに支えられていることを失念せず、環境や周囲の人間に感謝を忘れない
  • オーナシップ, ラストマンシップを持って仕事に取り組む

といったことが、コンサルタントとしても事業家としても最重要だと考えております。このような想いは、以下に定めた行動指針にも表現しております。

1. Act with Integrity  

- 自らを律して誰より誠実に行動する

2. Collaborate with Love  

- 仲間に常に感謝し、挑戦を支える

3. Lead Yourself   

- 各個人が組織の代表として考え、行動する

4. Speed matters 

- 実行のスピードを最重視する

Q. どのような人に来てほしいか

A. コンサルタントとしてより挑戦的な環境を求めている方に来てほしいです。給与や働き方、同僚等の条件・環境面でマッチする方であれば幅広く歓迎しておりますが、

特にマインド面において、大手ファームでの大型案件だけではなくベンチャー企業に対してのハンズオンでの経営企画/事業戦略策定/新規事業開発等の案件に挑戦したい、コンサルティングだけではなく自ら組織運営や事業開発にも挑戦したい、若手のうちからただデリバリーを行うだけでなくサービスラインの確立や営業/提案・決裁権のある方との関係構築含めて視座を上げて働きたい、といった想いのある方を求めております。

ベンチャー故に個人の影響力が非常に大きい環境です。その中で個人の活躍や意思決定によって会社の方向を動かすような経験ができる環境は貴重だと考えております。更に言えば、個人の成長についても、ノウハウやスキルの学習そのものではなく、実際に経験をし成果を出す中で習得するスキルにこそ価値があると考えています。そのときその瞬間に立ち会う、そして自らの手で実現する/貢献する、ことが全てです。故にそのような機会が開かれた組織でありたいと思っております。

エンジニアの方に関しては、コンサルタントへのキャリアアップを目指す方との親和性が高いです。実際に弊社に参画して、エンジニア時代の単価と比較して2倍以上になっている事例も複数あります。
また直近では、特に生成AI/AI受託開発の案件獲得や、生成AI SaaSの開発を進めているため、自社サービス/プロダクトの企画や開発に関与したい、生成AI領域での経験を活かしたい/積みたいと考えている方を注力して求めております。開発業務だけではなく、生成AI技術をキャッチアップしながら、PdM, UI/UX, 事業企画の視点から自社のプロダクトを構築できる環境は、当社ならではの機会だと考えております。

Q. 代表として大変なことはありますか

A. 1つ挙げるとすると「ファームとしての存在意義の確立」があると思います。「ファームとしての存在意義の確立」とは具体的に以下のように言い換えられます。

  • クライアントにとっての、コンサルファームを選択する上での差別化・競合優位性
  • 社員にとっての、特定のコンサルファームに所属する意義

良くも悪くも業界全体の規模が拡大してきた背景からも、クライアントにとってもコンサルタントにとってもファームが選ばれる必要性が高まっております。ビジネスモデル上、人が最重要であるからこそ、会社としては特にこの点を考え抜いていく必要があります。私は特に日々この点を考えており、様々な施策を持って存在意義の確立を目指しております。

逆に、この記事を読んでいる方の中で、現在のファームに所属している意義が明確でない方(そうでなくても当社に興味を持っていただける方)がもしいらっしゃれば是非一度お話しさせてください。転職等は検討段階でも問題ございません。参考までに当社の存在意義を説明させていただき、当社での活躍の機会を提示させていただきます。

Q. 今後の展望

A. これまでの事業を継続して拡大することによる事業基盤強化と新規事業の成功によって、コンサルティング領域、AI受託領域、フリーコンサル領域におけるそれぞれでのAcrosstudioとしての業界内での立ち位置の確立をしていきたいと考えております。具体的には、組織拡大、自社独自のコンサルティングサービスの確立、生成AI領域での実績強化、フリーコンサル向け事業の拡大、ブランディング施策の推進等が挙げられます。

今期は事業立ち上げ2年目にして売上6億円着地想定であり、来期は15億以上の数字を目標としております。このスピードで成長している企業はあまり多くなくハードルは高いですが、この事業成長を着実なものにしていきつつ、今この会社のこのフェーズにてできる刺激的な体験を当社のメンバーとともに共有して作り上げていくことが楽しみです。

Acrosstudioとしての強みは、何より当社に集まっている人材です。この強みを最大限活かして、更により良い組織・会社として拡大していきます。最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございます。

Acrosstudio株式会社を引き続きよろしくお願いいたします。





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