こんにちは。高野です。
社会人になって何年か経つと、仕事そのものには少しずつ慣れてきます。
期限を守る。必要な連絡をする。任された仕事を終わらせる。最初はそれだけで精一杯だったことも、少しずつ当たり前にできるようになる。
その一方で、仕事に慣れてきたからこそ気づくこともあるように思います。
仕事が早いとか、知識があるとか、それだけではなくて、「この人とは仕事がしやすいな」と感じる人がいる。
何か特別なことをしているわけではないのに、その人がいると少し仕事が進めやすい。
最近、aciassでもそんなことを考えることがあります。
そこで思い出したのが、
「働くとは、傍(はた)を楽にすること」
という言葉です。
これは「働く」という言葉の本来の語源ではなく、後から生まれた言葉遊びのようなものだそうです。
でも、働くことを考えるうえでは、結構いい言葉だなと思っています。
自分が少し動くことで、傍にいる誰かが少し楽になる。
仕事って、案外そういう小さなことの積み重ねなのかもしれません。
「人に迷惑をかけるな」は、少し窮屈かもしれない
「人に迷惑をかけてはいけない」
子どもの頃から、よく聞く言葉です。
ただ、大人になって仕事をしていると、人に一切迷惑をかけずに生きるのは無理なんじゃないかと思うようになりました。
仕事でミスをして、誰かに助けてもらうこともある。体調を崩して、予定を調整してもらうこともある。分からないことを聞いて、誰かの時間をもらうこともある。
aciassも同じです。
メンバーだけで会社が成り立っているわけではなく、お客様や取引先、協力会社など、いろいろな人に助けてもらいながら仕事をしています。
だから、
迷惑はかけてもいい。その分、人の迷惑にも寛容でありたい。
そんなふうに考えています。
もちろん、わざと人を困らせるのは違います。
でも、誰かが失敗したら、「そういうこともあるよね」と言える。
自分が困ったときには、素直に助けてもらう。
余裕があるときには、今度は自分が誰かを助ける。
誰にも頼らず、何でも一人で完璧にできることだけが「仕事ができる」ということではない気がしています。
でも、少し動けば減らせる負担もある
一方で、何でも「お互い様」で終わらせるのも少し違う気がします。
ミスをすることもあるし、体調を崩すこともある。予定通りに進まないこともあります。
そういうことには、お互いなるべく寛容でいたい。
でも、自分が少し動くだけで誰かの負担を減らせる場面もあります。
次の人が迷わないように、一言だけ補足する。
分かりにくそうな情報を、少し整理して渡す。
確認が必要になりそうなことを、先に確認しておく。
どれも大したことではありません。
ただ、その数分で誰かが少し楽になることがあります。
常に先回りして、完璧に気を遣おうという話ではありません。
それはそれで疲れてしまいます。
ただ、
「ここ、自分が半歩動いたら楽になるかな」
と、たまに考えられるくらいがちょうどいいのかもしれません。
aciass自身も、そういう仕事の仕方を増やしていきたいと思っています。
営業のやり取りでは、特に感じる
aciassでは、日々いろいろな企業や営業担当者の方とやり取りをしています。
その中で、「ちょっとした一手で、お互いかなり楽になるな」と感じることがよくあります。
たとえば日程調整。
「いつ空いていますか?」と聞くより、こちらから候補日をいくつか出しておけば、相手は選ぶだけで済みます。
案件を共有するときも、情報をそのまま転送するより、「ここがポイントです」「この条件だけ確認が必要です」と少し添えるだけで、受け取る側は判断しやすくなります。
人材を提案するときも同じです。
経歴書だけを送るより、「今回ならこの経験が合いそうです」「ここは少し懸念があります」と書いてあった方が、次のアクションを取りやすい。
確認事項がいくつかあるなら、まとめて聞く。難しそうなら、放置せず一度返事をする。急ぎなら、なぜ急いでいるのかも伝える。
これも、別に「そうするべき」という話ではありません。
aciassだって、できていないことはたくさんあります。
ただ、自分たちが受け取る側になったとき、
「ありがたいな」
「仕事しやすいな」
と感じるやり取りがあります。
だったら、自分たちもできるだけそうありたい。
そのくらいの話です。
営業は、自分一人で完結する仕事ではありません。
こちらの先に相手の営業担当者がいて、その先には別の担当者やお客様がいます。
だから、自分が少し整理して渡すだけで、その先の何人かが少し楽になることもあります。
話がうまいとか、交渉がうまいとか、もちろん営業では大切です。
でも、それと同じくらい、
相手が次に何をするのかを少し想像すること。
そういう力も大事なんじゃないかと、日々のやり取りの中で感じています。
これは営業に限らず、エンジニアでも、デザイナーでも、バックオフィスでも同じなのだと思います。
「気づいた人ばかりが頑張る」は違う
ただ、「周りを楽にしよう」と考えると、気をつけたいこともあります。
気づく人ばかりが頑張ってしまうことです。
周りをよく見ている人ほど、誰かがやらなかったことに気づきます。
そして、つい拾ってしまう。
その状態が続くと、
傍を楽にしようとしている人が、一番楽じゃなくなる。
それは違います。
aciassも、「気が利く人が全部やってくれる会社」にはしたくありません。
余裕があるときは誰かを助ける。
余裕がないときには、自分が助けてもらう。
昨日は自分が助けてもらって、今日は別の誰かを助ける。
それくらい自然に回っていくのが理想です。
誰にも迷惑をかけないチームではなく、迷惑をかけても大丈夫なチーム。
そのうえで、みんなが少しずつ負担を減らし合える。
まだまだできていないこともありますが、aciassはそんな会社にしていきたいと思っています。
「ワクワク」するためにも
aciassでは、「ワクワクするかどうか」を大切にしています。
新しいことに挑戦する。好きなことに夢中になる。せっかく働くなら、仕事も楽しみたい。
でも、自分だけがワクワクして、その裏で誰かがずっと後始末をしている状態は、少し違うと思っています。
誰かの我慢の上にあるワクワクではなく、みんなが気持ちよく働けるからこそ、思いきり挑戦できる。
そのために、誰かのために自分を犠牲にする必要はありません。
できるときに、できる範囲で半歩動く。
そして、自分が大変なときには誰かに頼る。
それくらいがちょうどいいと思っています。
仕事に慣れてきた、その先で
社会人になって何年か経つと、仕事の見え方も少しずつ変わってきます。
最初は自分の仕事を終わらせることで精一杯だったのが、少しずつ周りも見えるようになる。
そのときに、
「次の人が少し楽になるかな」
と考えてみる。
それだけで、仕事の仕方は少し変わるのかもしれません。
aciassも、まだまだできていないことがあります。
だから、「こう働くべき」と言いたいわけではありません。
ただ、
迷惑はかけてもいい。だから、人の迷惑にも寛容でいたい。
そんな人たちと一緒に働けたら、きっと仕事はもう少し気持ちよくなると思っています。
そして、その余白が増えた分だけ、もっと面白いことに挑戦できる。
もっとワクワクできる。
aciassは、そんな会社を目指しています。