人の可能性は無限大。だからこそ、多様性と対話を大切にしたい 後編 代表取締役田丸玲奈
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私が大切にしているのは、「人は何者かにならなくてもいい」という考え方です。
“自分の中の好き”を見つけ、それを受け入れ、育てていくことで、自信にもなり、他者を受け入れる余白にもなると思っています。ABCスタイルでは、年齢や立場、バックグラウンドに関係なく、自分の意見を持ち、伝え合える文化を大切にしています。コミュニケーションも、“質より量”。1カ月に1回の1時間のミーティングより、毎日の5分の雑談のほうが、関係を深めることもあります。
仕事も人生も、まるで料理と同じ。
ときには「あんこ×生クリーム」や「キムチ × チーズ」のように、予想外の組み合わせが、驚くほどおいしい味を生む。人と人の関係も、掛け算してみないと分からないことだらけです。
そんな“ひと癖あるおいしさ”を楽しめるチームづくりを、これからも追求していきたいと思っています。
「食」と「人」で、誰かの人生を動かすために
ABCスタイルが目指すのは、単なる人材派遣や企画・広告プロモーションではありません。
“食の力”を信じて、そこに関わる人たちの可能性を引き出し、企業や社会の課題を解決していくこと。
私たちの使命は、食を軸に、働く人の人生に新しい可能性をひらくことです。
誰かの挑戦が、やがて社会を動かし、次の時代の食文化をつくっていく。
その最初の一歩を、ABCスタイルが共に歩んでいきます。
私たちは、誰かが「好きなことに夢中になれる」きっかけを提供したい。
働くことを通じて、自分の人生に誇りを持てるようになってほしい。
そのために、私はこれからも“人”を見つめ、“食”と掛け合わせながら、可能性の扉をひらいていきます。
ABCクッキングスタジオが1985年から育んできた文化と、人のあたたかさ。
そのDNAを受け継ぎながら、ABCスタイルは「人」「食」「グローバル」をキーワードに、これからも新しいチャレンジを続けていきます。
そしてその先にあるのは、人が輝くことで、食の現場や文化そのものが進化していく未来。
私たちは、一人ひとりの想いやスキルをつなぎながら、次世代の食文化をつくる担い手としての使命を果たしていきます。