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エンブレムホテルで働く人を紹介するConnector Interview。
『繋がりをベースに独自のカルチャーを創り、地域にムーブメントを巻きおこす』ことを理念としているエンブレムホテルには様々なバックグラウンドや価値観を持ったメンバーが集まっています。
そんなメンバーを「繋がりの場を創る」という視点でインタビューする企画です。
今回はEmblem Flow、Hakoneの立ち上げからエンブレムホテル にジョインしてくれたEmiさんを紹介します!
Emi
大学卒業後、カフェの運営会社に就職。その時に初めてコーヒーマシーンに触れる。本格的にコーヒーを極めたいと思い、コーヒーカルチャーが盛んなオーストラリア・メルボルンに単身飛び込む。バリスタとして1年6ヶ月メルボルンに滞在。帰国後、神奈川県藤沢市辻堂のコーヒーロースター、27 Coffee Roastersにバリスタとして就職。オペレーションに入るだけではなく、バリスタのトレーニングや新店舗の立ち上げに携わる。その後、コーヒーの味の追求だけでなく、人がつながる空間創りに興味をもちEmblem Flow Hakoneの立ち上げにジョイン。現在はフロントでのゲストとの接客と併せてEmblem Flow Hakone内の2019年春頃予定しているカフェオープン準備に携わる。
Q.まずはEmiさんがエンブレムホテルで働こうと思ったきっかけを教えてください。
Emi: 一番強く惹かれたのは、「人と人とをつなげる」というのが強く掲げられている部分でした。宿泊施設で働いた経験は今までなかったのですが、自分自身がカフェで働いていたときに人と人とをつなげることの大切さを日々感じていたので、その部分にとても共感しました。また、海外からのお客さんがとても多いのもエンブレムホテルが運営する施設の特徴だと思うので、そう言った海外のお客さんがたくさん行き交う宿の中のカフェということで、国境を超えたつながりのようなものを実現するチャンスを感じました。
(エンブレムホテル で働くメンバーも国籍が多様。左からシンガポール、日本、デンマーク、日本)
Q Emiさんの中で「人と人を繋げる」という部分で共通点を感じたんですね。では逆に、同じ繋げる場としての「宿」と「カフェ」の違いはどこにあると感じますか?
Emi: まだ宿泊の業務を初めて日が浅いので、感覚的なものになってしまいますが、飲食と宿泊はかなり違うと思います。宿泊は旅先での癒し、offになる瞬間みたいなものの求められていると思っています。一方でカフェは味覚を使って楽しみ、その美味しいものを周りの人と共有する、といったようなonの場だと思うんです。
旅先でのonとoff。それは面白い考え方ですね。確かに、旅先での宿やカフェにはそんな一面があるように僕も感じます。
Q.質問が少し変わりますが、Emiさんは旅先でカフェに行きますか?
Emi 旅をした時はよく行きます。
Q. なぜ旅先でカフェに足を運ぶのか、理由があれば教えてください。
Emi: 場所によって出している料理もそうですけど、雰囲気が全然違います。その国、その街でしか味わえないその空間に行くことに意味があると私は思っています。
例えばハワイでカフェに行けばカフェにいる人たちはゆっくり、のんびりと過ごしている感じがするし、イタリアのカフェではせっかちな感じの人が多かったり。そんな違いを感じながら自分だったらどんなカフェを創りたいかな、と考えることが旅の楽しみになっています。
(Emiさんがメルボルン在住時によく訪れたカフェ。そこにはメルボルンの空気感がある。)
Q Emiさんにとっては旅先のカフェというのは旅に欠かせない要素なんですね。Emiさんは旅先にカフェがある意味はなんだと思いますか。
Emi: それはやはり普段出会わない人々がカフェという空間で行き交うことで、思わぬ出会いやつながりが生まれることだと思います。そして私はコーヒーがそういうつながりのきっかけになればいいなといつも思っています。
Q最後の質問です。Emiさんの「コーヒー」という単語にはただの飲み物以上の意味があるように聞こえます。概念的な質問になってしまうのですが、Emiさんにとって「コーヒー」とはなんですか?
Emi: 私にとっては生きる糧です。笑 今までコーヒーに携わる仕事をしてきて、これは唯一自分が人に与えられるものだと思っています。あとはSeed to Cupという言葉があるかと思いますが、その一杯がつくられるまでに、農園でコーヒー豆を生産する人からカフェでコーヒーを淹れるバリスタまで、様々な人の思いが詰まっています。そういう風に考えるとコーヒーを提供する時にコーヒーはストーリーだと感じることがあります。
なのでエンブレムでは、美味しいコーヒーを通して自分の中に新しい価値観を感じられる空間を創りたいと思っています!
Emiさん、ありがとうございました!
「このコーヒー美味しいね。」となりの席の人に話しかけたそんな一言がきっかけで、人生を変えるような出会いがあるかもしれません。