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【新卒・第2新卒】私がジョインを決めるまで【前編】

自分のやりたいこと、好きなこと、得意なことを、迷わずに胸を張って言えますか?

新卒で働き出してはみたものの、なんだかしっくりこない。
将来に対して漠然とした迷いがある。
就職活動中だけど、何を基準に進めていけばいいのか悩んでいる。

そんな方も少なくないと思います。

選択肢が多いからこそ、思考も行動も揺れ動くのは当たり前。



今回のインタビューは、2024年4月に入社した山口ひとみさんです。

就職活動やご自身の経験のなかで変化してきた考えや価値観などを、入社前に熱く丁寧に語っていただきました。

たまたまこのページを開いたあなたにも、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です!

これまで

早稲田大学文学部を2023年3月に卒業しました。

大学を卒業してからの1年間は、Webデザインの勉強をしたり、逆転コーチングや他の塾でアルバイトをしていました。

大学時代の専攻は、ロシア文学コース。

1年生のときに第二外国語としてロシア語を選択したのがきっかけで、全く未知だったロシアという国に少しずつ興味がわき始め、1年生の夏にはホームステイでリャザン(モスクワから車で数時間のところにある町です)に行きました。

名所めぐりなどもでき、楽しいホームステイではありましたが、肝心のロシア語をあまり理解できず、少し悔しい思いも残りました。帰国後、翻訳されたロシア文学を読んでみたのですが、難しくて…。でも、難しいからといって分からないままにしておくのは嫌で、2年生からのコースではロシア文学を選択しました。

後から知ったのですが、早稲田はロシア文学の研究で有名なんだそうです(笑)


先生になりたい!

もともとは教員を目指して、大学に入学しました。

実は私、学校があまり好きではない高校生でした。中学時代には塾に通い、一生懸命勉強して入学した高校でしたが、なんとなく通う毎日でした。でも、ある先生に出会い気持ちが変わったんです。

私が通っていた高校は、先生たちが良くも悪くも生徒たちに干渉しないという校風でした。先生に叱られることはありませんでしたが、かといって、好きでも楽しいわけでもありませんでした。

ですが、高校3年生のときに転任してきた日本史の先生は違いました。例えば、授業中に居眠りをしている生徒がいると、ちゃんと注意するんです。今まではそういうことがなかったので、超うざくて(笑)初めは「嫌いだわー」と思っていました。

ある時、その先生と1対1で話す機会がありました。日本史の質問をしたのですが、とても親身になって、丁寧に分かりやすく教えてくださったんです。そこで、先生に対するイメージが180度変わりました。

先生が生徒たちに注意するのは、意地悪でも何でもなく生徒のことを想っているからだということ。本当は見て見ぬふりをして流すこともできるのに、先生は違うということ。先生は、生徒のために、やらなくてもいいことを進んでしてくれているんだということ。

そういうことに気づいたら、もう尊敬しかないですよね。

私も「学校、がんばろう!」という風に気持ちが前向きに変わりました。そうしたら、高校生活が楽しくなり、学校も好きになったんです。

進路を考える頃には「この先生みたいに、子どもにとってプラスになる存在になりたい」「学校が好きではない子どもの気持ちが分かるからこそ、寄り添いたい」という気持ちがわいてきました。

そして、教員を目指すことを決意しました。


ロシアでホームスティしたときの1枚。日本でいう北海道のような気候で、過ごしやすい町でした!


「私のやりたいことって何?」

教員の免許を取るため、大学では専攻コースの授業とは別に、教職課程も履修していました。

教職課程が進むにつれ「教員は大変だ」「やめておいた方がいい」といったネガティブな意見を耳にするようになりました。ニュースなどでも教員の長時間労働などが取り上げられていますよね。そういうものを見聞きするうちに、教員になるという決意が少しずつ揺らぎ始めていました。

4年生で教育実習に行ったときのことです。

指導担当の先生に「あなたは教員に向いていない」とお叱りを受けました。教員になるか、就職するか。自分にとってベストな進路とは何かを迷っていた時期だったので、そのような私の姿が、実習に対する消極的な態度に見えてしまったのかもしれません。

一方で、生徒と関わったこの3週間の教育実習期間は、本当に楽しかったです。今振り返っても、大学生活のなかで1番楽しかった時間でした。関わった生徒が成長している様子を少しでも感じられたときには本当にうれしく、教えることが好きなんだな…と改めて気づくことができました。


でも、私は教員には向いていないらしい。

教員という仕事は好きだけど、向いていない…?

すっかり、進路について迷い始めてしまいました。


内定を辞退して、それから

「教員に向いていない」

教育実習は楽しかったのですが、それ以降、教員になることに対してのためらいは増す一方でした。

そんな中、周りの友人たちのほとんどは就職希望だったこともあり、私も新卒で就職するという機会を活かしたいと考えるようになりました。教職課程は続けながら、まずは教育業界での就職を目指すことにしました。

内定が出るまではがむしゃらに就活をしました。その成果か、無事に大学受験生を対象とした塾から内定をいただいたのですが、そこでふと「これでいいのだろうか」という迷いがわいてしまいました。


それまでは忘れていたけれど、私は「教員に向いていない」らしい…。

本当に教育業界でやっていけるのだろうか。

"教員に向いていない私"が、教育に携われるのだろうか。

何度も何度も、繰り返し悩み、考えました。


そして、体調を崩してしまったんです。4年生の後期に、医師から通勤が難しい状況だと判断され、内定を辞退することになりました。


そこからはまず、体調回復を優先に過ごしました。卒論提出もあったので、その執筆に没頭しました。ちなみに、論文のタイトルは「ロシアのきのことベリー」。ちょっとふざけたタイトルのようですが、中世ロシアの文化・文学や民衆の風習について真面目に(笑)論じています。


卒業証書授与の様子。少し緊張しています!


大学を卒業して、改めてこれからのことを考えてみました。

1年後には正社員として就職していたいなぁ。

教育関連への就職は、まだちょっとやめておこうかな…。

そういえば、私、絵を描くことも好きだなぁ。


体調回復に伴い、卒業して1年目の夏からwebデザインの勉強を始めました。

また、教育実習後から続けていた自宅近くにある個別指導塾でのアルバイトを、オンラインで行えるアルバイトに切り替えることにしました。教育実習で味わった「子どもと触れ合う楽しさ」が忘れられず個別指導塾で国語を教えていたのですが、webデザインの勉強を本格化させるため、オンラインでできることを探しました。

そこで出会ったのが「逆転コーチング」です。



後編へ続きます!!

【新卒・第2新卒】私がジョインを決めるまで【後編】 | TechsPlus株式会社
大学時代から「進む道」を決めるべく、自分との対話を真摯に重ねてきた山口さん。​この春、TechsPlusに(第2)新卒入社としてジョインしますが、ここに至るまで、どんなストーリーがあったのでしょ...
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