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会社の福利厚生はどこまで拡げられるのか
多くの転職・新卒採用の方々は、弊社に限らず多くの会社様の雇用条件をよく見ていらっしゃるのではないかと思います。
私も雇用条件そのものを検討する立場ですが、スタートアップでもある程度の領域に入ってくると、実態としては雇用条件には他社様との差はほとんどなくなってくることに良く気づかされます。各社は福利厚生MISSIONやVALUEなど会社の向いている方向について見直して、何度も吟味しその表現を考えながら、会社の掲げるモノ・コトへの共感などを通じてメンバー募集をかけていくことになります。もちろん、私たちもそのように考えています。
福利厚生で言えば、ウォーターサーバーやおかしの提供と言ったことも、出勤される企業であればもはや当たり前になりつつあります。経費の範囲をある程度緩やかにしている傾向も多くあります。いずれも弊社は導入・対応しています。
ときおり考えるのは、企業が組織拡大のフェーズに来た時に、社員の雇用に関する手厚さに関して意識が薄いケースがあるということです。
給与・経費範囲の拡大だけが会社ができることなのか?
会社とスタッフのつながりには、もちろん給与などを含めた待遇、個人ごとの将来のビジョンに向けて会社が経験として提供できる仕事や体験などいくつものポイントがあります。基本的にはそのポイントや条件がフルとはいかないまでもコミット率が高いことによって、相互に契約を結んでいくことになります。
ところが、どんなに会社のVISIONに共感していても、そして個人の努力がすばらしいものであっても、その努力を継続できる会社の環境かどうかまで、会社として福利厚生で考えられないだろうかと思うことがあります。(元は代表が提言し始めたことであり私はそれを引き継ぐような身ではありますが…)
実際弊社のスタッフでも事故で入院をされた方がおり、会社としてこれと言ったサポートをできないジレンマもありました。また代表や役員である私自身も、大小あれど私生活でけがをしたり、仕事に復帰するまでに時間を要した経験もあり、その際の隙間を埋めなおすためには会社側でも私生活でも大きな時間を要した苦い思い出があります。
当社では数年前から通常の健康保険以外にも、独自で24時間フルタイムの保険に加入しています
もちろん弊社は、会社で加入すべき健康保険に加入をしており、社員・スタッフに保険証をお渡ししています。これは会社を運用するうえであたりまえのことです。
しかし通常の保険では、いわゆる3割負担という実費がかかります。これは、働きながら病院にかかる場合には社員ごとに大きな出費となります。また、労災などの対応もきちんとしていますが、あくまで仕事中の怪我等への対応になっているため、私生活の部分まではさすがに会社でサポートすることは難しい仕組みになっています。
ある意味では働き続けるためには健康的でなければならないのに、自腹出費が必ずあるのが、実情と言えます。骨折などの怪我・感染症等での入院、手術による療養と休暇と、給与を通常通り受け取るにはどうしても条件がそろわない時間や日にちが増えてしまうスタッフも、少なからずいます。そしてこれは役員・社員・パート問わず、起こりえることです。
弊社はそういった、スタッフの万が一のトラブルに会社が会社を守るためのこと(=すぐに他の社員を集めて対応するような仕組み)は組織化の課題として任せ、該当するスタッフの戻ってきてもらうまでのケアにつながるものを検討するべきだと考えました。
まして「万が一の怪我や入院」は会社にいるときだけとは限りません。むしろプライベートにこそ、出勤を止めざるを得ない怪我や、短期間でも入院して治療にあたる必要がある病気等があり、会社からは普段ケアができないゾーンとなっているのです。
そういった悩みを抱えていたある時、来ていただいたある保険会社様からのご紹介を吟味し、フルタイム保険加入を決めることにしました。
保険適用は「フルタイム」。保険料の支払いは会社がやります。
保険の適用範囲は就業時間とプライベート時間の区別がないものに加入しました。
通常とは別の保険に加入したからと言って、保険料の支払いを事前に社員から徴収するようなことはしておりません。徴収してしまえば、本来の意図とつじつまが合わなくなってしまいます。
そうすることで、いつおおきな怪我や病気となったとしても、会社はスタッフが帰ってくるまでのスタッフの生活をサポートすることができます。
つい会社は欠員の穴を埋めるようなことを優先して考えてしまいますが、それは本来、組織的な課題としてクリアすることです。仕事を継続することはもちろん会社として本分ですが、戻ってくるスタッフのことも助けるべきではないでしょうか?
またそのご家族にも本保険をご理解いただくようスタッフを通じて案内を行っています。
保険適用はすでに実績があります。
弊社ではこの保険を利用して、骨折による通院、鼻炎等の治療に関する入院等で保険適用され、入院等で申請された費用を無事スタッフに届けることができました。いずれも、フルタイム保険未加入の会社様では難しい部分だと思います。
またこの保険は何よりも「社員」に限定されません。弊社がいわゆる監督下のなかに採用している方であれば、パートの方でも適用できます。個別の契約事情等はもちろん考慮しなければいけないのですが、弊社では総務を通じて本保険の適用を確認できるようなスキームをすでに構築しています。
会社さがしはぜひ福利厚生にも目を向けましょう!
副業・ジョブ型雇用も増えており、弊社でもそういった雇用スタイルもございます。ただもし、フルタイムに近いコミットで正社員的/CXO的な立場で仕事を探していらっしゃる方は、そういったご条件もご覧いただいてご検討いただければと思います!
※「どこの保険会社なの?」というご質問には、面談等で個別にご案内させていただきます。