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スタートアップは総合格闘技?!HRマネージャーの2年間とこれから

スタイラーは起業して、5期目。その数年間で、メンバーの数は35名にまで増えました。しかも社員の国籍は13カ国(!)にもわたります。これは台湾にも支社があり、アジアを中心に事業展開しているグローバルスタートアップ企業ならではです。

今後の事業拡大に伴い、私たちはより多くの素敵な方と一緒に働きたいと思っており、常に我々とマインドセットとスキルがマッチする方を探し求めています。

今回は、CEO小関と二人三脚でHR(人事採用)を担当している、渡邉文佳(わたなべあやか)に「スタイラーのHRマネジメント」について話を聞きました。

事業のユニークさやビジョンに共感して転職

ーースタイラーへ入社したのは2017年6月でしたよね。なぜスタイラーに転職しようと思ったんですか?

もともと学生の頃から起業家やスタートアップに興味があり、当時では珍しい、学生と起業家が一同に集まってざっくばらんに話ができる会などを企画していました。その時に出会った起業家はユニークで魅力的な方が多かったので、スタートアップ企業になんとなく憧れのようなものはあったのですが、実際に就職したのが大企業だったので、そこから少し気持ちが遠ざかっていました。

新卒で入社した会社での仕事は面白かったのですが、クライアントワークがメインの仕事が多く、エンドユーザーの反応を体感できる事業会社にいきたいと思うようになり、転職を決意しました。

ーーたしかにユーザーの反応を知りたくて、と事業会社を選択される方は多いように思います。

2社目としてDeNAに転職しました。DeNAを選んだ理由は、当時モバゲーが流行っており、自分が全く関わったことのない領域へあえて行ってみようと思った事と、南場さんのような女性が活躍する企業に共感したから。そこでいくつか部署を異動しながら、サービスの立ち上げやマーケティング企画等に携わったのち、EC部門に配属されました。

ファッションブランド店舗がクライアントだったので、ファッションやWebサービスに関する知見を得ようとあらゆるセミナーに参加していた時に、たまたま見つけて参加したセミナーで登壇していたのが小関でした。

ーーそういう出会い方をされたんですね。

最終的にスタイラーに決めた理由は、事業のユニークさと、小関の考え方に共感したのが大きいです。起業家にはあらゆるタイプの方がいると思いますが、小関はユニークでダイナミック。そこに加えて、清々しさも感じました。

スタートアップは経営者のビジョンや理念に心から共感できないと難しいとよく言いますが、その通りだと思います。気づいたら入社していました(笑)。


ーースピード感のある展開ですね。

思った以上にスタートアップは面白く、もう大きな企業には戻れないなと感じています。周囲のスタートアップ転職組とたまに会って話しますが、同じことを言っている方も多いですね。

よく起業するならできるだけ早く起業した方が良いと言いますが、スタートアップへ転職したい場合も、できる限り早く転職した方が良い、と私は思います。

勤めている会社で「●●までのスキルを身につけてから転職しよう」と思っても、ほとんど役立たないことが多いのです(笑)。早めに転職し、実践する中であらゆるスキルを身につけて行くことをおすすめします。

スタートアップは総合格闘技

ーースタイラーに入社してからの2年間、どのようなことをしてきたのでしょうか。

今までのキャリアで経験した以上の幅広い業務を経験しました。入社した当初はエンジニアも少なく、ベトナムにあるオフショア会社に開発を一部出していたので、そのディレクション業務から始まりました。

人が足りていなかったエンジニア採用の優先順位も高かったですし、広報の一部、労務やファシリティ業務、移転プロジェクトまで、自分がやれることは経験の有無に関わらず対応していました。全力で走り抜けてきたので、実をいうと当時の記憶が曖昧です…(笑)。

ーーこの経験を通して学んだことはありますか。

2年間の経験を通して思うのは、代表の小関もよく言いますが「スタートアップは総合格闘技である」ということです。

チームをまたぎながら、自分のスキルを活かせる業務を体当たりでやってみる。自分の領域を決めずに、何事にもチャレンジし続けることが重要です。2年前よりかなり組織も大きくなりましたが、このマインドセットを持っている人がやはり楽しみながら活躍しています。

良いHRパーソンになるには?

ーー人をみるHRパーソンであるために、どんな要素が必要だと思いますか?

もともと私は人の機微や感情の流れに敏感な性質を持っているので、普段から会社の空気感を自然とキャッチアップしています。社内の雰囲気を把握できるHRは安心感があるように思います

そして特に重要なのは事業への理解です。人事採用の経験だけよりも、営業やマーケティング業務の経験を持った方が向いているのかなと。

個人的に心がけているのは、いつもフラットでいることですね。なるべく客観的で中立な立場を維持することを心がけています。結構孤独な時もありますが、その立場でないと務まらないと考えています。

ーーなるほど。

さらに小関が非常に人事に対する理解が深いので、その点は本当に恵まれていますね。

前職のDeNA会長である南場さんは「企業はとにかく人だから、品格のない人間は採用しないでね」と採用に対して貪欲だったことを覚えているのですが、実際DeNAでは会長自ら採用に3割以上の時間を割いているそうです。

先日参加したセミナーでも、メルカリの小泉さんやラクスルの松本さんが「採用にずっと3割、多い時に6割割いているが、当然のことだ」と言っていました。

採用の重要性やカルチャー作りに社長が覚悟を持っている会社は、優秀な人材が集まりやすいと思います。

コミュニケーションルールやカルチャー作りにも力を入れたい

ーー今後の展開を教えて下さい。

私が入社した2年前と比較して、仲間がたくさん増えてきました。そして、働いている誰しもが「本当に良い人が多くて、楽しい」と言ってくれています。

皆が体感してくれている心地いいカルチャーはスタイラーの本質です。言語化して、より良いものに発展させ定着させていきたいです。

そのためにも、社内でのコミュニケーションルール作り、活性化させるための仕組みづくりにも力を入れたいですね。

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