【社員インタビュー】宿泊業界からIT業界へ|キャリアチェンジを経て見えた"技術の力"とは? | Playlist People
はじめに前回は、Playlist株式会社でエンジニアとして活躍する原田耀士さんにお話を伺いました。知識共有を惜しまないオープンな文化の中で、着実にスキルアップを続ける原田さんの姿が印象的でした。...
https://www.wantedly.com/companies/Playlist0623/post_articles/967506
前回は、Playlist株式会社でエンジニアとして活躍する小松ひかるさんにお話を伺いました。小松さんは未経験からIT業界に飛び込み、着実に成長を遂げ、チームでの役割を大切にしている姿が印象的でした。
今回は、Playlist株式会社で活躍するエンジニア、渡部 諒さんにお話を伺いました。
前職ではSIer企業でのシステム開発を通じて、エンジニアとしての基礎を実践的に磨いてきました。現在はラボ開発事業部でWebサービスの開発に取り組みながら、また、機械学習やAIなどの先端技術にも関心を広げ、次のステップに向けた準備を進めています。
将来的には、AIを活用したスポーツ分析に携わるという明確なビジョンを掲げており、その実現に向けて一歩ずつ歩みを重ねています。これからIT業界を目指す方や、機械学習・AIに興味のある方にとって、渡部さんの歩みや今後のビジョンは、大きなヒントになるはずです。
はじめに
1. まずは簡単に自己紹介をお願いします。
2. 3年間を振り返って、ご自身の成長を感じる点を教えてください。
3. 入社前のバックグラウンドについて教えていただけますか?
4. Playlistを選んだ決め手は何でしたか?また、その選択は正しかったと感じていますか?
5. チームの中での自分の役割や、果たしている責任について教えてください。
6. 後輩の育成や、チームの成長にどのように関わっていますか?
7. これまでで最も印象に残っているプロジェクトと、その理由を教えてください。
8. Playlistの好きなところ、お気に入りの制度や文化について教えてください。
9. チームメイトとのコミュニケーションで大切にしていることは何ですか?
10. 今後のキャリアプランと、Playlistでチャレンジしたいことを教えてください。
11. これから入社を考えている方へメッセージをお願いします。
さいごに
初めまして、渡部 諒(わたなべ りょう)です。前職で約3年間、SIer企業にてシステム開発業務に携わり、現在はPlaylist株式会社のラボ開発事業部で機械学習やAI分野の資格取得に挑戦しながら業務を行っています。
スポーツが好きで、観るのもプレイするのも楽しんでおり、将来的にはAI技術を活かしてスポーツ分析のモデル作成にも挑戦したいと考えています。
入社4年目となり、Webサービスの開発を中心にエンジニアとしての経験を積んできました。これまでの実務で得た知見や自己学習の成果を活かし、今後はAIを活用したWebエンジニアとして、リアルタイムに動作するAIサーバーの開発に挑戦していきたいと考えています。引き続き、自己成長を追求しながら、技術力を高めていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
2022年4月18日付の記事
前回の記事では、渡部 諒さんがデータサイエンティストを目指してPlaylistに入社した背景や、Python・機械学習の学習に取り組んでいる様子が紹介されていました。
G検定取得や画像分類モデルの作成を目標に、もくもく会やGoalTrackerを活用しながら日々学習を継続している姿が描かれています。
私が感じている一番の成長は、「チーム開発におけるコミュニケーション能力」です。 もともとは、自分のスキルを高めることを目的に転職し、個人での開発に注力していました。
そんな中、ある社内プロジェクトでチーム開発に関わることになったのが大きな転機でした。 それまでは「要件を満たすコードを書くこと」が目標でしたが、チーム開発ではそれだけでは不十分でした。コードの可読性や保守のしやすさに加え、チーム全体のタスクを把握し、全体を俯瞰して適切にコミュニケーションを取ることが重要であると気づきました。
この経験以降、プロジェクトを円滑に進めるために、メンバーとのコミュニケーションには適切なツールの選定と環境整備が欠かせないと実感しています。
いまでは、チーム内で積極的に「どのような課題や要望があるか」を話し合いながら、仕組みづくりやツールの導入などによるマネジメントの仕方を学ぶことで心理的安全性の高いチーム作りに取り組むようになりました。
このような姿勢の変化が、今の自分にとって最も大きな成長だと感じています。
大学では電気電子情報工学を専攻し、特に通信暗号処理の分野に力を入れて学びました。
もともとは組み込み系の分野に関心を持っていましたが、研究を進める中で、現代社会においてはハードウェアとソフトウェアの両面からの知識が不可欠であると実感しました。そうした気づきをもとに、自身の専門性を活かせる企業へ新卒で入社しました。
入社後は、社会人としての基礎を身につけながら、業務を通じて最新のツールやサービス、プロダクトに触れる機会に恵まれました。また、業務外でも機械学習やPythonを中心に、ドットインストールなどのWebサービスを活用して自主的な学習を継続し、知識とスキルを着実に広げてきました。
こうした経験を重ねる中で、より高いレベルのエンジニアとしてキャリアを築いていくためには、ソフトウェア開発の専門性をさらに深めることが不可欠だと感じ、転職を決意しました。
私がPlaylistに入社を決めた理由は、「個人の開発スキル向上」というキャリア成長の機会が得られると感じたからです。
転職を決意した背景には、「ソフトウェア開発に対する知識をさらに深めたい」という強い思いがありました。そのためには、これまでの業務では得られなかった実践的な開発経験や、自分の興味を活かせる分野に携われる環境が必要だと考えていました。
Playlistは、まさにそのような環境を提供していると感じ、入社を決意しました。
入社から3年が経ち、技術が日々進化する中で、現在のプロジェクトや自身の目標を踏まえても、まだまだ学ぶべきことが多いと実感しています。 これからも自己成長を追求し、エンジニアとしてさらに成長していきたいと考えています。
現在は、チーム内で「方向性の決定」と「開発環境の整備」といった、プロジェクトを円滑に進めるうえで重要な役割を担っています。
具体的には、開発チームのリーダーとして、社内外とのコミュニケーションを通じて顧客やメンバーの声を丁寧に整理し、プロジェクト全体の方針を定める立場にあります。
技術面では、プロジェクトの要件に応じて最適なツールやサービスを選定・導入し、常に開発環境の改善に取り組んでいます。 また、チームの生産性やコード品質を高めるために、新しい技術やツールの導入にも積極的に取り組んでいます。
現在は、チーム内で「開発知識の蓄積と共有」を推進する役割も担っています。
これまでの経験を通じて感じたのは、エンジニア組織においては、知識共有の仕組みや文化がまだ十分に整っていないという課題です。 「学びが不足していることは個人の努力不足」と捉えられがちですが、実際には、情報が散在していたり、共有のハードルが高いことに原因があると考えています。
そうした背景から、誰もが気軽にナレッジを記録・発信できるような環境づくりに取り組んでいます。 たとえば、技術ドキュメントの整備に加えて、クイズ形式の勉強会やワークショップを定期的に開催し、メンバー同士が楽しく考え、発信し合えるような、双方向の学びを促進する文化を育てています。
最も印象に残っているプロジェクトは、「Webコミュニティシステムの開発」です。
このプロジェクトでは、スピード感のある意思決定が求められる一方で、チーム内の認識のズレや情報共有の難しさといった壁にも直面しました。
当初の私は、個人の技術力で課題を乗り越えようとしていましたが、次第に「誰と、どのように連携し、どの機能を、どれくらいの時間で実現するのか」といった視点の重要性に気づかされました。
この経験を通じて、技術力に加えて、全体を見渡す視点やチームとの連携力が、成果を出すうえで欠かせないことを実感しました。
このプロジェクトは、私にとって大きな転機となった経験です。
Playlistの好きなところは、「多様な目標を持つメンバーが集まっている環境であること」です。
私自身、入社当初は機械学習に強い関心を持っていましたが、現在はWeb開発や改修作業に携わる中で、実務を通じて機械学習とWeb開発には共通点や、互いに補完し合う側面があることに気づきました。
こうした発見は、自分とは異なる分野に興味を持つ仲間との日々の会話や共同作業を通じて得られ、ひとりでは気づけなかった新たな視点を広げる大きなきっかけとなりました。
今では、機械学習とWeb開発を掛け合わせた技術領域に大きな可能性を感じており、自分のやりたいことも徐々に形になりつつあります。これからも、多様な目標を持つ仲間と関わることで、視野を広げ、さらなる成長を遂げたいと考えています。
チームメイトとのコミュニケーションで最も大切にしているのは、「信頼関係の構築」です。
信頼があるからこそ、率直な意見交換ができ、チームとしての力を最大限に発揮できると考えています。
信頼関係を築くうえで意識しているのは、自分の考えを正直に伝えることに加えて、相手の意見や感情にも丁寧に耳を傾ける姿勢です。そのため、日々のコミュニケーションでは、できるだけ細かな感情やニュアンスが伝わる言葉を選び、話しやすい雰囲気をつくることを心がけています。
こうした積み重ねが、心理的安全性の高いチームを育て、メンバー全員が安心して力を発揮できる環境につながっていると感じています。
休日には社員同士でBBQ
今後のキャリアプランとして、「AIを活用したWebエンジニア」を目指しています。
これまでに培ってきた機械学習やPythonの知識、そしてWebサービス開発の実務経験を掛け合わせることで、ユーザーにとって本当に価値のあるサービスをつくれると考えています。
中でも特に注力したいのは、Webサービス上でリアルタイムに動作するAIサーバーの開発・導入です。たとえば、レコメンデーションエンジンやパーソナライズ機能の高度化、ユーザーの行動解析を活用したUI/UXの改善などに取り組み、サービスの品質向上とユーザー体験の最大化に貢献することが、現在の大きな目標です。
その実現に向けては、最新技術を継続的にキャッチアップするだけでなく、チームやサービス全体に還元できる知識の蓄積と実践にも、今後一層力を入れていきたいと考えています。
Playlistは、新たな挑戦を求める方にとって、大きな可能性を秘めた環境です。
確かに、チーム開発の基盤はまだ整備途中で、プロジェクトを進める中で予期せぬ課題や調整が発生することもあります。しかし、こうした状況だからこそ、「現実を正しく受け止め、柔軟に向き合う姿勢」があれば、大きな成長と達成感を得られると感じています。
最初は、プロジェクトを進めるために個人としての生産性を最大化する視点で業務に取り組んでいましたが、次第に「チーム全体の目標達成に向けて、役割や協力の重要性を考える視点」へと意識が変わり、今では「プロジェクトをスムーズに進めるためにどのような考え方が良いか」を常に考えながら、自分ができること、自分が成長できることを見つけて動けるよう努めています。
こうした成長の機会が、Playlistには確かにあります。自ら学び、仲間とともに成長したい方にとって、きっと多くの学びと気づきを得られる場所だと思います。
SIer企業での経験を活かし、ラボ開発事業部でWebサービスの開発に取り組む一方で、機械学習やAIといった先端技術にも積極的に挑戦し始めた渡部さん。これまでのキャリアを土台に、新たな分野へと踏み出す姿勢からは、「成長は挑戦の先にある」というメッセージが伝わってきます。
「今の自分にできるだろうか」と迷っている方も、その一歩が未来を変えるかもしれません。
Playlistには、挑戦を応援し、共に成長できる仲間と環境があります。次のステージへ、あなたも踏み出してみませんか?