- サーバーサイドエンジニア
- データマーケター/AIマーケタ
- オンボーディング担当
- Other occupations (16)
- Development
- Business
- Other
どうも、こんにちは。
ONE COMPATH(ワン・コンパス)広報の戸田です。
今日は、2023年11月7日にサービス誕生7周年を迎えたウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」にフォーカスし、事業統括者の西澤、開発責任者を務める池本の2名にお話を聞いてきました。
本コラムは、こんな方にオススメです!
・アプリ事業の組織や文化について知りたい方
・アプリ事業の黒字化をどう乗り越えたか興味がある方
・アプリ開発の裏側に興味がある方
・普段aruku&ご利用の方にも
----------------------
目次
・はじめに
・「aruku&」7周年を迎えて
・aruku&チームの組織編制や文化について
・これまでの紆余曲折や苦労
・aruku&に関する7つの質問
・最後に
----------------------
はじめに
ー西澤さん池本さん、宜しくお願いします!最初に自己紹介をお願いします。
▲(写真左から)aruku&事業統括の西澤、aruku&開発責任の池本
西澤「ウォーキングアプリaruku&(あるくと)の事業統括をしています。当社社名がマピオンだった時代にプログラマーとして入社し、aruku&を担当する前まで位置情報ゲーム「ケータイ国盗り合戦」を担当していました。aruku&には2019年に企画職でジョインし、現在は企画、開発、営業も見ています」
池本「私はaruku&の開発グループのマネージャーをしています。文系出身ですがエンジニアからキャリアをスタートしました。マピオンは2社目で、もともとMapionBizの開発を担当していましたが、2018年からaruku&を担当しています」
aruku&7周年を迎えて
ーaruku&、7周年ですね!7周年キャンペーンや人気コンテンツとのコラボ、初めてのCM放映など話題が盛りだくさんのaruku&ですが、7周年を迎えての今の気持ちを教えてください。
西澤「7周年、すごい、というのが率直な感想です。僕は2019年にジョインしたのでaruku&の歴史の半分以上に関わっていることになりますし、aruku&をより良いサービスにしたいと思って入ったので7周年を迎えられたことが嬉しいです」
池本「私はあっという間でした。カスタマー向けのサービスをやりたいと思ってジョインしましたが、実は当時、aruku&がいつまで続くか不安に思っていました。ヘルスケア領域でいつまで勝負できるか、ゲーム性を主軸として飽きがこないか‥。でも広告や課金の収益が軌道に乗って黒字転換して、当社事業の柱といえるまでに成長して、よかった。振り返ると目まぐるしく環境が変わってきたなと思いますね」
西澤「確かに、考えてみればいろいろやってきて、長かったとは思わないですね。実り始めている手応えを着実に実感してきた、という感じでしょうか」
▼aruku&7周年キャンペーンの詳細はこちら!
【ニュースリリース】7周年キャンペーン開催中!
これまでの紆余曲折や苦労
ー正直なところ、ここまで来るには紆余曲折あったかと思います。お二人の視点でどのような苦労があったか、教えてください。
西澤「大きく2点あります。1つは、aruku&のサービスを今後どうするか、企画チームでかなり根詰めて話し合い、ぶつかり合って乗り越えたことです。aruku&に来たすぐの頃、そもそもメンバー間でaruku&への思いが違っていたので、それを揃えていくところからスタートしたんです。aruku&はどうあるべきなのか、今後どうなっていくべきなのか、ユーザーはなぜaruku&を使ってくれているのかなど、半年くらいかけて真剣に話し合ってみんなでここまできました。メンバーの思いを吸い上げながら収益方法を考えたり、コミュニケーション機能や住民コレクション機能などのリニューアルをしたりしましたが、苦労も多かったです。
もう1点は、広告を入れたタイミングです。aruku&はカスタマー向けサービスですが、健康経営を推進する法人向けのサービスでもありますし協賛いただいているパートナー企業もいます。施策に関してはもちろん事前にお伝えしていましたが、広告の内容に関してお叱りをいただき、3か月ほど広告を止めたことがあります。収益を上げたいと思ってスタートしましたが、難しいなと痛感しました」
池本「私は黒字化するまでの期間が辛かったですね。社内でも足を引っ張っている感覚があって、経営が厳しいのは赤字事業のせいだと言われているような負い目がありました。収益が安定してきてからは社内の印象も変わったように感じました。
それから、サービスの成長に合わせて様々な改善や解決をしてきたことも大変でした。急ピッチで開発したシステムだったので、負荷対策やセキュリティ対策、体制構築など本当に1つずつ地道に解決していくしかなかった。問題や課題を見つけては開発メンバー内で対策を検討して、企画やセキュリティ部門にも相談しながら少しずつ改善していきました」
▲歴史を振り返る二人
aruku&チームの組織編制や文化について
―aruku&事業の組織編制や特徴、文化について教えてください。
西澤「aruku&には企画・営業・開発と3つのグループがあります。関連部門としては、UXDG(UXデザイングループ)と運用チームですね。組織の特徴としては、会話の粒度がしっかりしていること。Slack(社内チャットツール)も対面・Zoomでの会議もいろいろ活用して、細かいことから頻繁に連絡しています。aruku&のホーム画面には依頼を受けている住民キャラクターが表示されますが、このキャラクターをタップするとキャラクターがピョンピョン動く機能は、まさに雑談の中で生まれた機能です」
池本「そうですね。『動きをつけたらどうだろう』『それならすぐにできますよ』『じゃあ今月のリリースに入れよう!』とサクサク決まりました。そういう文化はありますね。それから、雰囲気の良さ!aruku&は比較的若い人が多いですが、みんな柔軟で、他の人やグループに気遣いながら協力しあえるんです」
ーそれはおふたりのマネジメントによるところも大きいような気がします。マネジメントのスタイルや大事にしていることはありますか?
池本「私は、心理的安全性を最も大事にしています。例えば、何か悪いことが起きた時に怒られるから言わないでおこう、批判されるから提案しないでおこう、という考えにならないように活発に会話ができる空気づくりを意識していますね。だから障害報告があった時にもまず『報告してくれてありがとう』と伝え、建設的なやり取りで対応策を検討します。何でも言い合えたり聞き合えるようになると、企画からの相談に関しても、『おもしろいじゃん』『それやれるよ!』とポジティブに話し合える空気になります」
西澤「なりますね」
西澤「仕事のメンバーとは週5日、毎日8時間一緒の時間を過ごしています。それは友達とも家族とも違う関係で、きっと人生で一番共にする時間が長い仲間です。だからこそ、事業がどう向かっていくのか、みんなとどう進んでいくのか、といった“チーム感”を常に意識しています。実は以前、マネージメントで悩んでいる時に山本さん(取締役COO)に相談したことがあって。メンバー間のコミュニケーションがうまくいっていない時期でしたが、山本さんから『発言には何らかの背景がある。それを考えているか』と聞かれたことがありました。その時のことも影響を受けています。だからちゃんとメンバーのことを慮ること、そういうチーム作りはとても意識しています」
ーaruku&はみんなが楽しみながら新しいチャレンジをしているように見えますが、そういった文化はどのようにして作られているのでしょう?
西澤「企画も営業も、どの数字を追うかちゃんと話していることが大きいかもしれないです。健康経営を推進する企業や自治体を支援するために商談率やリード数(見込み顧客の数)などを常に振り返るようにしていますし、具体施策についてもしっかり話します。だから相談もしやすく、全員が“一緒ごと”できていると思うんです」
池本「そうですね。企画から『コラボ企画の中でこんなことを実現したい』とか、営業から『お客さんにこんな提案がしたい』といった相談がよくあって、活発に話し合いますね。不具合があって営業や企画に迷惑がかかってしまう時も、対応策を一緒に考えてくれて、顧客やユーザーへの案内なども能動的に対応してくれます。そういった背景もあって開発も営業や企画の困りごとがあったら積極的に解決したいと思うようになります。みんな当事者意識が強く、とても良い関係性だと思います」
ーとても良い関係性ですね。そうすると、どこかの部門からの「無茶ぶり」というのはあまりないのでしょうか?
西澤「そういう意味では、企画はいつも無邪気にやりたいことを開発に持っていきます」
池本「そうですね、無茶振りは日常茶飯事です(笑)」
西澤「そんな時に、実現する方法に関して手段は問わない、というマインドがあります。やりたいことが達成できれば、企画が持って行った案でなくてもいい。だから開発や営業と一緒に、どう実現していくかの議論ができています」
池本「A案は無理だけどB案はいける、みたいな提案を好意的に聞いてくれるんですよね。議論の中でA案でもB案でもないC案が生まれて採用されるケースもよくあります」
ーでは9月にリリースした「歩数偏差値」の機能はどのように作っていったのでしょうか?
※歩数偏差値は、独自のアルゴリズムを用いてユーザーの歩数をスコアリングする機能。2023年9月にリリースしました。
西澤「歩数偏差値は企画発のアイデアでしたが、実はやりたいことは別の案があって偏差値の形ではなかったんですよね」
池本「そうだった~」
西澤「それもみんなで議論した上で歩数偏差値にしようとなって。偏差値の出し方に関しては随分相談しましたよね」
池本「相談した!」
西澤「みんなに『この機能欲しいと思う?』みたいなことも聞いて反映させています。メンバーも日常的にaruku&を使っているからこそ『これぐらいなら使うけどこれなら使わない』みたいな意見も言ってくれます」
aruku&に関する7つの質問
ーではここからは、7周年にちなんで7つの質問をさせていただきます!嘘なしでお願いします!
西澤「167!」
池本「173!」
西澤&池本「近い!」
西澤「たぬき!おたすけポイントを50集めないと次のキャラクターが解放されないので頑張るしかない。そうするとずっとたぬきを見ることになってだんだん愛着がわいてくるんですよ。なんとも言えない表情をしているし(笑)」
池本「チアガール!キャラクターがリニューアルする前からいるキャラクターですが、リニューアルの時にいいキャラが出来たと感じたんですよ。可愛いらしいし見ていると元気が出ます、リニューアルの甲斐があったと思いました」
西澤「リニューアル前はキャラクターに動きがなかったけど、動きをつけるようにしたんですよね。チアガールはそれが可愛らしく変わったと思います」
▲たぬきとチアガール
池本「キャラクターのコレクション!キャンペーンがある度にコンプリートを目指して頑張っています!」
西澤「僕は完全に歩数を意識しています。スマホのホーム画面にも歩数を常時表示しています。これがきっかけとなって歩くことがあって、どうせ今から歩くなら住民キャラクターの依頼受けよう、ってなります。起点は歩数ですね」
西澤「ある!リモートワークの日は歩数が全然伸びなくて、100歩が続いていると気づくと朝とか夜に散歩します。妻と一緒に散歩することもあります」
池本「ある!ゴールドコンプのために電車を途中下車して住民を集めにいったこともあります」
池本「ストアのレビューで、リリースのたびにバグが増える、と書かれた時は辛かったですね‥」
西澤「僕もストアレビューですが、『このアプリはおすすめしません』『苦行です』といった意見は辛かった。ユーザーに届かなかった‥と思いましたね」
西澤「直筆の手紙!」
池本「私も!」
西澤「もともと足を悪くされた方でしたが、aruku&を使って毎日歩くようにしていたら今では毎日一万歩歩けるようになりました、と感謝の言葉が並ぶ直筆のお手紙をいただいたんです。『よかった』とわざわざ言ってくれる方って、そんなに多くはないと思うんです。そんな中で直筆で手紙をいただいた時は本当に嬉しかったし、やってて良かったと思いました。
池本「涙が出そうでしたね」
西澤「いつも頑張ってくれてありがとうと言いたいですね。コロナ真っ只中の時、ぽたろうが家の中で必死に歩く動画を撮ったことがありましたが、そんなことも思い出すと、ぽたろういつもありがとうって思います」
池本「もっと有名になって欲しい。キャラクタービジネスがしたいですね(笑)」
最後に
ー今後aruku&事業でチャレンジしていきたいことなどありましたら教えてください。
西澤「もっといろんなコラボをしたいです。この11月からPROUMED社の協力のもと、ウォーキングイベントの影響による健康状態を可視化する取り組みを行っていますが、こうした他社との健康施策の取り組みを行って、aruku&の幅を広げたい。aruku&は当社の移動エンターテイメント事業の主力サービスですが、事業ドメインにもあるように“エンタメ”要素としてもいろいろコラボしたいですね。かつて企画メンバー内でぶつかり合った時に、aruku&は作りこまれた世界観を提供するサービスではなく、そこに行けば楽しそうな何かが詰まっているサービスなんだ、という意見が出て。そういった状態を作っていきたいです。いろいろなコラボをしながらaruku&っていつも楽しそうなコラボをしていると思われたいです」
池本「私はずっと言い続けていますが、めざせ日本一!です。誰もが知ってるaruku&にしたい。aruku&作ってるのすごい!って言われたいです」
ー西澤さん、池本さん、熱いお話をありがとうございました!
真面目に楽しく事業を作っているaruku&事業や当社に興味がある方は、是非採用サイトをご覧ください!
▼ONE COMPATH 採用サイト
https://onecompath.com/recruit/index.html
▼ONE COMPATH エンジニア採用サイト
https://onecompath.com/recruit/engineer/index.html
▲終始楽しそうでした