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【役員インタビュー#5】時代の変化に適応し、デジタルの力で世の中を変えていきたい。

今回は、CCIで取締役執行役員兼メディアソリューション・ディビジョンのマネージャーを務める岸岡さんにインタビューしました。

2007年に新卒で入社し、歩んできたCCIでの取り組み、その中で培ってきたもの、そしてCCIの一員として見据える未来とは。現在の事業展開に対する姿勢なども含め、話を聞きました。

是非、最後までお楽しみください!

▶目次

①新卒でCCIに入社。広告業界一筋のキャリアを歩む。

②時代の変化に適応し、先を見据える。

③メンバーのキャリア成長を実現できる会社に。



新卒でCCIに入社。広告業界一筋のキャリアを歩む。

まず、始めに自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?

CCIの取締役執行役員兼メディアソリューション・ディビジョンのマネージャーを担当しております、岸岡と申します。本日はよろしくお願いいたします。

私は2007年に新卒でCCIに入社。2019年の4月にCCIのメディアソリューション・ディビジョンのマネージャー、2022年の1月にCARTA HDの執行役員に就任をし、現在に至ります。

CCIに入社後はどのようなキャリアを歩まれていたのですか?

CCIに入社して最初の1年間はメディアのオペレーター業務に従事していました。当時は、とある大手インターネット媒体での売上が非常に大きかったんですよね。私もその事業に携わらせていただいていたのですが、とにかく地道な作業がメイン(笑)。*IOの番号を基に広告の入稿やレポ―ト、発注が行われるのですが、ただひたすらにレポートをダウンロードして、印刷し代理店に郵送をするという業務を1年ほど続けておりました。

ただ、当然1年近くこのような業務を続けていると抜け出したくなるんですよ。しかし、当時CCIの約8割を占めていた事業でもあったので、簡単に止めることはできませんでした。そこで、「どのようにすれば新しい業務に挑戦できるのか」と考えました。そして、当時のエンジニアサイドと相談をしながら、ラベリング等をシステムで解決する仕組み作りを行いました。その結果、従来の2割まで業務量を減らすことができたので、上司に何度も頼み込み、違う部署に異動し、新たな業務に着手することになりました。

その後、入社2年目の2008年からメディア担当として新聞社のデジタル広告販売や企画立案に携わり、2011年から電通新聞局に出向。6年ほど出向をしていると、電通としての自分とCCIとしての自分が交錯してしまい、自分の中に迷いが出てきてしまったんですよね。自分の中で色々考え、上司にも相談した結果、もう少しデジタル領域の知見を深めたいと思い、100%CCIの自分として仕事ができるようにこのタイミングでCCIに帰任をすることを決断しました。

*IOとは:メディア企業が代理業者または広告主の利益を目指してサイトに提供する広告 に関して、当事者間で合意された広告掲載申込み(インサーション・オーダー)を意味します。

2017年に出向先からCCIに帰任をしてからは、どのようなことに携わっていらっしゃるのですか?

折角CCIに戻ってきたからには、これまでとは異なる仕事に挑戦したいと思い、新たなメディアと提携した事業開発やプロダクト開発などを行っていました。

具体的には、当時どのような事業に取り組んでいらっしゃったのですか?

直近で大きかったのは、パートナーシップを結んで行ったTikTokの日本でのローンチ事業です。ByteDanceが手掛けていた広告モデル型のTikTokが日本でもローンチするという話になったのですが、当時の日本では、縦型の動画自体にほとんど馴染みがありませんでした。

コンテンツとしても今までにはなかった歌ったり踊ることがメインのSNSでしたが、これは絶対イケると思って大きなチャレンジをしました。今でこそ、大きなPFMに成長したTikTokですが、打ち合わせも3人のmtgをWeWorkで行うことから始まりました。もちろん大変ではありましたが、直近では記憶に残る1番面白かった仕事でしたね。

時代の変化に適応し、先を見据える。

次に、岸岡さんが所属されている部門についてお聞きしたいのですが、”メディアソリューション・ディビジョン”では何をやっていらっしゃるのでしょうか?

大きく分けると3つの役割があります。

1つ目は、プラットフォーム事業者の保有する資産(データ・コンテンツなど)を活用したサービス開発、2つ目は、広告セールスに必要なソリューション開発、3つ目はセールス活動になります。

現在の広告業界では、”どのように競合と区別化していくか”が、ビジネスポイントなんですよね。我々の事業で使用する、GoogleさんやAmazonさんのようなオープンプラットフォームは、誰でも使えますし、誰でも商品を購入することが出来ます。しかし、その中で区別化をするとなると、ソリューションが必要不可欠なため我々のディビジョンではソリューション開発を行っています。分かりやすく例を挙げて説明すると、アカウントコンサルティング事業の売上を増やす際の、新サービスの開発と提供、そしてEC事業の立ち上げの時の、出店・運営サポートサービスの提供などがあります。

そして、さらには開発したソリューションを実際に活用すべく、セールス活動も併せて行っている形になります。

メディアソリューション・ディビジョンの果たすべき今後のミッション、役割についてお聞かせできますか?

今後は時代の変化にどれだけ柔軟に対応できるかが、我々メディアソリューション・ディビジョンにとっても非常に重要になってくると思います。デジタルマーケティングの世界も含め、様々な変化に晒される時代に変わってきています。

そのため、今当たり前のように「価値あるもの」も、いずれは「価値を失ってしまう可能性がある」ということを前提に動いていく必要があると思います。しかし、その一方で変化に対応しつつもCCIとしての強みは失わないようにしていく必要があると思うので、その均衡をハイレベルで行っていくことが我々メディアソリューション・ディビジョンには、求められていると感じています。

次に、メディアソリューション・ディビジョンが掲げる行動指針についてお聞かせできますか?

大きく分けて3つあります。

1つ目は、現場での経験を大切し、自分の実績や功績を積み重ねることです。やはり、常に成長できる会社、時代の変化に揉まれながらも生き残る会社になるためには、社員1人ひとりがどれだけ自信を持って仕事に取り組むことができるかにかかっていると思います。また、我々広告業界の人間は、自分自身の価値は「過去の功績や実績」でしか測れない上に、自信の根源となるものも、結局のところ「過去の実績や功績」に行き着くんですよね。

そのため、メンバーには常に「現場」を大切にしてもらい、自分自身の感覚の中で良いもの悪いものの判断力やその積み重ねとしての経験を培うことを心掛けるよう常に伝えています。

2つ目は、逆算の視点を持つことです。もちろん、コロナのように不測の変化が起きることもありますが、基本的には5年先くらいまでなら予測できることが多いと思います。例えば、現在、有識者によるChat GPTやAIに関する憶測なども交錯していますが、そう遠くない未来我々の生活と仕事に密接して絡んでいくのは目に見えて分かります。そのため、前例を見て学び逆算の視点を持つことで将来の予測をできるようにし、常に一歩先を行く組織にしたいと思っています。

3つ目は、本気で挑戦することです。もちろん、成功か失敗の尺度は様々ですし、間接貢献という形での成功もあると思います。しかし、本気で挑戦しないと、何が原因で失敗をしたのか、その答えが見つからないんですよね。何の学びも無くただ失敗を繰り返してしまうことは、1番良くないと思っています。

そのため、「盛大にこけても良いから、とにかく本気でやる」。そのことを常に意識するようにメンバーに伝えています。

メディアソリューション・ディビジョンはどのくらいの人数規模で構成されているのでしょうか?

メディアソリューション・ディビジョン全体で180名ほどの組織になっています。その中で、メディアや戦略領域によって、8〜9つの局に分かれており、それぞれ20〜30人在籍しています。


メンバーのキャリア成長を実現できる会社に。

CCIで活躍されるメンバーにはどういった方が多いのでしょうか?

大きく2パターンに分かれます。

1つ目は、職種、ポジション関係なく専門領域に捉われず果敢に挑戦できる方です。我々の仕事柄、組織構造がどうしても縦割りになってしまいがちで、メンバーの担当領域が専門化してしまう傾向にあります。そうなると、自然と専門領域以外の知見が薄くなってしまうんですよね。しかし、そのような環境下でも活躍されている方は自分の専門領域に捉われず、進んで情報をキャッチアップして、他のディビジョンとコミュニケーションを積極的に取っていることが多いです。

例えば、社内で企画した情報交換の場で、他のディビジョンメンバーと仕事の人間関係にまで昇華できるような方はCCIで活躍しています。

2つ目は、専門的な能力を持っている方です。特殊能力や一芸に秀でている方は、様々な経験を経て、大きな壁を幾度と乗り越えてきているので大きな可能性を秘めているんですよね。例えば、前職でメーカーに勤めており、大手ECサイトの運営の知見を持っている方です。商品の仕入れから製造、販売、発送までの一連のフローを全部把握しているメンバーがいると、我々としてはこれまでにない様々な角度から提案が出来るわけです。

そのため、専門的な知見を持っている方は、違う角度から新たなエッセンスを入れることができ、相乗効果を生み出してくれるので、我々CCIとって非常に重要なメンバーですね。

次に、メディアソリューション・ディビジョンとしての、今後の目標を教えていただけますか?

先程もお話した通り、結局のところ自分が残してきた功績や実績がメンバーのキャリア成長に繋がっていくと思いますし、その重要性を伝えていくメンバーを増やしていくことが今のCCIでは重要だと思っています。

そのため、メンバーがCCIにいることで「自分のキャリア成長に繋がる、アップデートできる」と、感じられるような文化、組織作りをしていきたいと思っています。

最後に、今後の個人的な目標を教えていただけますか?

日本は世界から認められている国ですが、少子高齢化が進んでおり総人口ならびに労働人口が減少しています。一方で、観光客の流入は回復傾向にあるように魅力のある国なのは間違い有りません。

今後は人口減少だけでなく労働生産性も落ちていくと考えられているため、今このタイミングで海外に視線を向け、デジタルの力で日本の魅力をビジネスとして展開していくことや、日本で得たマーケティングのノウハウを輸出していくようなこともチャレンジしたいですね。

本日はありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!



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