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私がBEENOSで10年間働いてこれたワケ。(2019/11/5追記)

結論

前提として、私は会社のことが好きだからこれだけの時間を過ごせたのだと思う。創業者たちが残していった文化や社風に途中で加わる仲間たちが混ざり、継ぎ足しの秘伝のタレのように味に深みができていく。この会社は誰もが平等にチャレンジできる機会を与えられている。そして私はそれこそがBEENOSの最大の魅力だと思っている。当たり前のように聞こえるかもしれないが、はたしてこんな会社が他にどれだけ存在するのだろう。だから9年間も働いているのだろう。ここからその10年間を振り返っていきたい。

自己紹介

#福岡生まれ#1987年に誕生#趣味はゴルフとスノボ#ポジティブ志向#アメリカ人の母親#親父は福岡県民#イベント企画好き#バイク乗ります#お酒弱いけど好き#雨の日より晴れ

就活期(まだ学生)

私は別府という大分の片田舎にある大学に通っていた。有名な温泉地なので知っている人も多いかもしれないが、温泉以外になにもない。大学そのものはとても素晴らしい大学で、別府という土地にありながらも世界の大きさを見せてくれた。その大学が用意していた交換留学プログラムという制度があり、海外の大学に留学をしながら自分の大学の単位が取れるというものだ。この制度をつかってバージニア州にある私立大学へ1年間の留学を経験した。

留学をしていた頃がちょうど3年生の後半時期でまさに就職活動を行う時期でもあった。SNSを通して日本にいる友人たちが就職活動を開始して行く様子を知らされることになり、絶賛アメリカ留学中の私は手も足もでずに焦りだけが積もっていった。そんな時にバージニアから飛行機で数時間の大都市ボストンにて日本人留学生向けの就活イベントが開催されることを知った。これはチャンスだと当時同じ大学に留学していた日本人の友人3名と共に、10月に開催されるその就活イベントへと向かった。

ボストンについた当日まず驚いたことがある。それは街の中心がリクルートスーツを着た若者に埋め尽くされている。右をみても左をみても黒スーツ。補足しておくとアメリカ人は金融系の会社にでも努めない限り基本的にスーツを着ない。そんな中で画一的なデザインと色のリクルートスーツは浮いて浮いて仕方がないのだ。なにがともあれ会場に着いた。230社ほどの日系企業や日本に展開している企業が国際感覚のある留学生を求めてブースをだしていた。当時ネットベンチャーの数もそう多くはないので、その中にいたBEENOS(当時はネットプライスドットコム)は目立つ存在だった。昔から「起業したい」「ベンチャーがいい」と思っていた私はこの会社に興味津々だった。ブースにいた役員や社員はとてもフランクで、少ない会話から野心や向上心を感じ取ることができた。そこから選考へ進む決断をし、留学帰国後に最終面接を受けた内定をいただいた。

しかし留学を終えた私は日本に帰国後に困ったことがあった。当初就職活動に焦っていた私だったが、思わぬ形で人より早く会社の内定をいただいた形となった。まわりをみると就活真っ最中で、私だけ手持ち無沙汰な感覚があった。落ち着きのない私は、一生に一度の就活を楽しむべく九州から東京へと向かった。当時練馬にあったシュアハウスに宿泊し、住み込みで約2ヶ月間にわたって就職活動を行った。経営コンサル、アパレル、海運、ホテル運営と様々な企業を受けた。その中であるアパレル企業からかなりスピーディに内定をいただくことになった。就活の軸として「5年後も10年後も人々に必要とされている会社」という軸で行なっていたのだが、どの会社もマーケットのニーズと今後の方向性を的確に捉えているように思えた。

さて、困った。2社から内定をもらったことになる。働ける会社は1社であり、複数内定を持つ意味はない。それに気が付いた私は就職活動をここで辞める決断をする。いろんな会社の人とお話をさせてもらい、多くのインプットはあった。そして悩んだ末に気持ちは某アパレル企業に傾いていた。自分の進路について悩んでいる旨を正直に当時の人事に伝えると「別府に行きますので話をしましょう」と一言。正直驚いたが、後日別府で会うことになった。その時東京からわざわざ別府まで着てくれたのがBEENOS(当時はネットプライスドットコム)創業メンバーの一人である取締役の伊藤さんだった。(伊藤さんは退職され今はシンガポールを拠点にベンチャーへの投資活動をされている)さて、別府にきた伊藤さんとマーケットの動きや今後のビジネス展開への野心などを聞かせてもらった。学生としてはかなり刺激的な内容で、胸を打たれた感覚があった。私のような学生のためにここまで行動を起こし、ここまで熱く語ってくれる経営者の存在に私は心を奪われた。そしてその日のうちにBEENOSへの入社を決意した。



入社期(内定から入社研修まで)

同期には恵まれていたと思う。当時はエンジニア採用という概念がなく、企画職のメンバー中心だった。同期は10名ほどいたが、現在退職して次のキャリアで活躍しているメンバーもいる。起業・独立したメンバー、転職して活躍しているメンバー、今もBEENOSで頑張っているメンバー。そんな環境の中で新卒研修は行われたのだが、1ヶ月ほどの研修期間を経て本配属となる。研修期間中は様々なテーマについて学ぶことができ、また様々なアクティビティに参加することができる。大学で学んだ授業とはまるで異なる、明日の仕事ですぐに使える内容だった。私はかねてからBEENOSグループのショップエアラインという事業会社で働きたいと思っていた。ショップエアラインはアメリカの最大手ECサイトeBayとオフィシャルパートナー契約を結び、日本人向けに「セカイモン」というECサイトを運営していた。取扱商品6億商品以上とスケールも大きく、これだけ多くの商品を日本人に販売できるのは「国と国をつなげている様」でとっても魅力的だった。その思いが叶い、念願のショップエアラインへの配属が決まった。余談だがショップエアラインの当時の社長が、就活期に別府まで会いに来てくれた伊藤さんだった。


写真:2010年ごろ研修に打ち込む同期メンバー

1年目(カスタマーサポート担当)

最初の1年目はカスタマーサポート(以下CS)を担当することになった。当時のショップエアラインは社員が7名という小さな組織で運営がされていた。物流もマーケティングもCSも例外なく業務委託をしていた。これは当時会社としてノウハウがなかったので、餅は餅屋にお願いをしてサービスの質を担保するというもの考えに基づいていた。ではCSで何をするのか?それは業務委託先が提供するサービスの質をモニタリングし、必要に応じてエスカレーションを受けるというものだった。なかには重度のクレームになってしまったお問い合わせを担当することもあった。一番すごい時でお客様のお電話を1時間半受けたこともあった。本当はやってはいけないのだが、まだ未熟だった私はとにかくお客様の話を聞くことしかできず、結果としてお客様の怒りは解消され購入した商品の自慢話へと移って行くのが定番の流れだった(笑)セカイモンを使っているお客様の商品愛やこだわりの強さは、他のサービスを使っているお客様と比べると大きかったと感じる。だから「何かあった時」の不満は大きくなりやすい。

またこれもCSあるあるだが、理不尽なクレームをあげてくる方も少なからずいる。脅迫じみた発言をする方や、電話口で声を荒げるお客様もいた。時には我々が提供できるサービスを大きく超えた過剰なサービスを要求してくる方もいた。こういった方には毅然とした態度で「出来ること出来ないこと」を明確にご説明する必要があった。お客様はとっても大切だが「神様」ではない。自分なりにCSとは何かということを解釈することができた。

振り返るとこの1年は本当に濃く有意義だった。最初は正直怖かったし、CSという業務への理解の少なさから反発する気持ちがなかったとは言わない。しかしサービスを利用してくれる大切なお客様との接点を持つことができたし、ニーズを肌で感じることができた。その後のサービス企画やマーケティングでも大いに役立つ経験となった。


写真:カスタマーサポートを担当していた時期(若い。。)

2年目〜4年目(事業企画担当)

2年目を迎えたところでカスタマーサポートから事業企画の担当へと移った。私に求められた仕事はお客様目線を活かして、より使いやすいサービス、そして使いたくなるサービスの企画だった。様々なヒントをもとめて、情報収集をおこなった。アメリカへ飛んで、現地で慣れない運転をしながら出品者を訪ねまわったこともあった。eBayのサンノゼ本社へ飛んでAPI(商品データ連携の仕組み)や保証制度についてヒアリングしたこともあった。その中で施策をいくつもリリースさせることができた。お客様が使える出品者問い合わせ機能、ギターとレコードの輸入許可取り付け、サイトのリニューアル、会員登録ステップの短縮、社内ツールの改善などなど売り上げに貢献すべく様々な施策を打った。成功した施策もあるが、想定より効果が見込めなかった施策のほうが多かった。とにかく使う人(ユーザー・お客様)の方を向いて仕事をし続け、機能やサービスをリリースさせ続けた。


写真:パートナー企業のエンジニア達とサンノゼにて

5年目〜8年目(マーケティング担当)

5年目を迎えた春にマーケティング担当としての仕事をいただけることになった。当時のセカイモンは集客が伸び悩んでいた。状況を打開すべく私がやるべきことはシンプルだった。まずは状況を理解して、仮説をたてて実行することだった。ここにきてCS時代や事業企画時代の経験が活きてきた。当時外注していた広告運用などを社内のメンバーの協力を得て内製化することを行なった。こうすることでユーザーの動向を機敏に察知することができるし、なにより運用ノウハウが社内に蓄積される。そしてユーザーを動きを数値化して、サイト流入から購入(コンバージョン)までの経路を可視化して、落ちているポイントを探る。同時にお客様へアンケート配信してニーズについて数値とずれがないか確認を行った。そうこうしているうちにマネージャーへ昇格し、自分のチームを率いるチャンスもいただけた。

しばらくリサーチを進めているなかで気がついたことがある。それは集客以前の問題でサイトへ訪れたお客様の多くが離脱していることに気がついた。そこで、スマホの最適化、初めてサイトへ訪れた方向けのコンテンツ充実、ドル円表示だったものを円表示に一本化、購入に必要な情報の整理、その他不安要素の解消に取り組んだ。ここを書いてある施策は分解するとかなり多くの情報を含み、それを全て説明すると長くなるので聞きたい人は別途ご連絡ください(笑)この施策によってコンバージョンレート(CVR)と呼ばれる購入までの効率の良さが改善された。これらの施策により同じ流入数でも新規顧客からの購入数を大幅に伸ばすことができた。昨年同時期と比較して約2倍の増加だった。

さて、サイトの効率が良くなったらより多くのお客様を連れて来たくなる。連れてくれば連れてくるだけ買ってくれるのだから。ここで様々な手法を試した。広告(ネットワーク系、 SNS、記事広告など)、アフィリエイト提携(企業提携含む)、イベント出展、キャンペーン開催、SEO施策。ここで苦労したのが、セカイモンというサイトの特性だった。日本で販売されていない商品を扱っているというのが強みなのだが、完全にロングテールビジネスである。ロングテールビジネスとは個々の商品について在庫の奥行きを持たないが、廃盤になった商品や主流でない商品を広く薄く対応するビジネスである。それもあって商品数が6億あるのだが、1つの商品にフォーカスしたプロモーションができない。さてどうやってお客様にリーチするのか頭を悩ました。悩んだ結果、試行錯誤してたどり着いたSEOという道だった。

「欲しい商品が見つからない時にお客様は探し続ける」という特性を生かして、なるべく多くの商品を検索にひっかかるようにチューニングをした。この取り組みを始めた最初の1年間は失敗の連続だったが、ある時に発想の転換で少し結果が見えてくるようになった。そこからはメンバーたちの努力で数字がみるみる付いてくるようになった。新規のお客様集客についてはサービス創業から9年間の歴史のなかで最高数値を達成した。最初にマーケティングを担当し始めた時期と比較すると2.7倍の増加だった。私はこの数値を確認して、まずはひと安心して次のキャリアに進む決心ができた。当時私を支えてくれてたメンバーが現在はリーダーとして頼もしくチームを引っ張ってくれている。


写真:ともに戦ってくれたマーケティングチームのメンバー達

9年目(現在:人事担当)

私も30歳を迎えた年に人事担当として組織作りの中核を担うミッションが与えられた。現在進行形の施策も多いので多くは語れないが、今までやってきた経験がそのまま活きてくる。マーケットの動きを見ながら、柔軟に賢く動くことが求められる。人の人生をも左右する重要な仕事なので責任を持って、でも楽しみながら挑戦していきたい。是非、今後の動きに注目してもらいたい。


10年目(現在:投資担当)※2019/11/5追記

この記事を書いてから1年半が経過して、もちろん私に求められる役割も変わってきた。この記事がある程度見られているということを考えると、新たに記事を書くより時系列で追記をしていく方が良いと考えた。今後この記事はどんどん長くなっていくだろう。笑

さて、11月1日よりBEENOSの投資における当社BEENOSのプレゼンスを高めるべく、投資戦略室という部門が新設されて、担当役員としての責任あるポジションをいただいた。BEENOSではこれまでも多くの国内外の起業家に対して投資を行ってきた。これは素晴らしい投資におけるパートナー企業や担当に恵まれてきたからである。今後はパートナー企業の協力も得ながら、独自に投資の領域を開拓し、特定の投資領域においてプレゼンスを高められるように尽力していきたいと考えている。もともと事業サイドでサービスを創ってお金をお客様からいただく難しさも知っているので、従業員が頑張って稼いだお金を使わせてもらうというのはとても身が引き締まる。引き続き人事のお仕事も兼務をしながら、この新たな領域でのチャレンジに胸が高まる。結果を出せるように最善の努力するをするので期待をして見ていてほしい。

あとがき

私はBEENOSで人に恵まれた。夢を追って退職したメンバーもいれば、新たにBEENOSの向かう方向に夢を託すメンバーもいる。振り返ると関わってきた人、本当にいい人ばかりだった。人が組織を形作る。我々が掲げる大きな目標にむかって一緒に走っていけるような優秀な仲間を募集したい。興味があったら連絡をください。誰でもいつでも会います。


写真:2018年4月にお花見しました!

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