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「当事者意識」が価値観を変える――若手社員の軌跡と成長

マーケティング本部CRM部の生田と、情報システム室の平間 伸之が入社からこれまでを振り返りながら、この先に続く未来についてそれぞれの想いを語ります。

歴史ある企業からベンチャーへの挑戦──裁量とスピードを求めて

CRM部の生田は、新卒で100年近い歴史がある化粧品メーカーに入社し、CRM領域の経験を積んだのち、2021年6月にトゥエンティーフォーセブンへ入社。

生田 「前職では売るためのパターンがすでに確立されていました。お客様にアンケートひとつとるにも承認フローがあって簡単には動けませんでしたし、新人がアイデアを出して形にするまでにとても時間がかかってしまう環境でした。

ダイレクトマーケティングにおけるCRM領域の面白さを知れば知るほど、もっと裁量権やスピード感を持って働きたい、と考えるようになりました」

関西で育ち、九州の企業に勤務をしていた生田。東京にあるトゥエンティーフォーセブンへの入社は転居を伴うものだった。生田の転職にはそれだけ強い決意が感じられる。

生田 「周りからは驚かれますが、私自身は経験を活かして望んだ環境で働けるなら、どこで働くのかはあまり気にならなかったんですよ。当社で最終面接がオンラインだったのはこれまで私だけのようです(笑)」

若手ながらその当時発足したばかりだったCRM部に高い期待値でアサインされた生田は、トゥエンティーフォーセブンへ入社してからの環境の変化をこう語る。

生田 「お客様に商品を購入いただくための販促企画と実行という意味で、役割や業務自体は前職と大きく変わりませんが、業務にあたる上での環境はとても変わりましたね。

入社して1カ月後くらいにはもう企画の提案などをさせてもらっていましたし、やってみよう!と決まるとすぐに各担当を巻き込んで動き出すというスピード感は前職にはないものでした。

また、少し驚いたのが、データを元に分析をしてキャンペーンやマーケティング施策を企画するのですが、そもそも欲しいデータが整っていないことがあるんです。前職ではデータはすでにしっかりと使いやすいものが揃っていましたから『そこからか!』と。

でも、ローデータを形成して、そこから必要な情報を拾い上げること自体が非常に重要ですし、自分たちの手で作り上げているという実感がありましたね」

当たり前のように整った環境があった前職と現在の仕事の仕方にはじめは戸惑いつつも、データ生成の自動化など仕組みづくりから関われることを楽しんでいるという。

インターンで入社して5年目。頼られる社内システムエンジニアへ

トゥエンティーフォーセブンはほぼ中途入社の社員で構成されているが、情報システム室の平間は、数少ないプロパーの生え抜き社員だ。

平間は約2年間の学生インターン期間を経て、創業以来初の【新卒の新入社員】として入社している。

平間 「私がインターンに挑戦したいと思ったのは、学校で学ぶ統計学やプログラミングだけではなくて、社会で実際に使われる知識や情報を学べる環境が欲しかったからです。

当時は上長と2人の小さな組織だったので、経験豊富な上長から直接技術や知識を得られることがモチベーションになっていましたね」

トゥエンティーフォーセブンでは優秀な学生をインターンで採用し、リアルな数字やデータを使い実社会での業務経験を積むことができる環境を用意している。

平間 「後輩や仲間が大手企業に就職を決めてインターンを卒業していくのも見てきました。

でも私は、自分が携わったシステムやアプリケーションのその後も見届けていきたいと思っていましたし、何より上司から評価してもらい『4月からも一緒に仕事をしよう!』と内定をもらえたことが嬉しくてそのまま就職することに決めました。

2020年4月に改めて新入社員として入社しましたが、新人扱いではなく1人のエンジニアとして扱われ、当時から自分が主担当となる業務も抱えていました。

あれから情報システム室に仲間も増えて担当する業務の幅もさらに広くなりましたね。今は開発することはもちろんですが、他部署からのさまざまな要望に応えることそのものにやりがいを感じるようになりました」

平間は現在、主担当であるLINEアプリの他に、サブスクリプションサービスの課金システムなど多岐にわたるサービスに携わっているという。

平間 「私たちシステム開発担当のミッションは『使う方の痒い所に手が届くようなものを作る』ということです。
要望にただ応えるだけではなく、ユーザーであるお客様や社員にとってわかりやすく使いやすいものを、ということは常に意識しています」

自分の知識と経験を得るために学生インターンで入社をした平間だが、今ではユーザー視点も持ちあわせた頼れる社内システムエンジニアへと成長している。

縦割りではない、同じミッションを共有する組織

それぞれの部署で活躍する二人だが、業務上の連携についても話してもらった。

生田 「マーケ側のやりたいことに対して、仕組みづくりの点で知見が必要な場合に情報システム室に相談をして力を貸してもらうことはかなりあります。

今あるツールにさらにこんなことができる機能を追加してほしいとか、データのスクリーニングを自動化してもらうなど、協力を依頼する場面はさまざまですね」
平間 「そうですね。システム開発課にはマーケからだけではなく、各部門から幅広く色々な相談、要望が届きます。

まずは意図をしっかり理解して、技術的にできることできないことの判断をして、必要があれば代案を提示したり、エンジニアの視点で機能や動作の提案をしたりします」

縦割り組織ではないことが「スピード」にもつながっていると生田は続ける。

生田 「当社ではどこかの部署で何かをしたい!と思った時に、チャット上でさっと相談を投げて、関連しそうな部門から必要な人が選ばれてすぐに会議が設定されます。

『会社や事業を成長させる』という大きなミッションに対して、それぞれの武器を持った全員でスピード感を持ってアプローチしていくイメージですね」

それぞれの部署が各々にKPIやミッションを持ちつつ、同じ目的に向かっていることを決して忘れずに全体最適を考えてスピード感を持って行動する。トゥエンティーフォーセブンにはそんな文化が根付いている。

「圧倒的な当事者意識」目指す未来のため必要とする人材

最後に、二人に今後の展望、挑戦を聞いてみた。

生田 「お客様のデータをもっとフルに使っていきたいと思っています。パーソナルトレーニングジムの事業では、お客様とトレーナーの間に介在するものがなく、直接的に多くの情報が得られています。

それにも関わらず、まだすべてのデータを使い切れていない、活かしきれていないなと感じています。

あとは、LTV施策、特にメルマガ施策についてはもっと強化したいと考えています。競合が増えている中で今後はこれまで以上にLTV向上に向けてのアプローチがより重要になってくるのではないかと考えています」
平間 「システム開発担当としては、これまで以上にシステムやツール開発の内製化を推し進めていきたいと考えています。

外注や外部ツールの利用に比べて、内製開発をするのではスピードにおいても、要件理解度の深さという質の面やコスト面でも圧倒的に良いですからね。さまざまな要望に応えていくことで我々エンジニアのスキルも上げていけます。

有名なあのツールを導入しようと思うんだけど……という現場の声が聞こえたときに『いや、私たちが作りますよ!要件を聞かせてください!』と言えるようにしたいですね」

その未来を築いていくために共に働きたい人はどのような人なのか、二人は続ける。

生田 「『何事も自分ごとにできる人』でしょうか。例えば、自分の外で起こっている事象を、自分だったらどうするかなと考えられるような人です。

常にそういう考え方をすることで、良いアイディアや企画が生まれる気がします。当社の7つのVALUEにも、『圧倒的な当事者意識』が入っていますが、実際仕事を通じてとても重要なマインドだと思っています」
平間「同感です。そこに情報システム室としての要素をプラスするなら、『ユーザーが理解できる言葉で丁寧に伝えることができる人』です。

私たちの仕事は専門用語をとても多く使います。

でも社内の人と話をする際にはわかりやすい言葉を選んで説明できる人、わかりやすく伝える努力を惜しまない人と一緒に働きたいです。

そもそもコミュニケーションがうまく取れなければ当事者意識も持てませんからね」

各々の得意分野を活かし、同時に強い『当事者意識』を持つ――生田と平間はそれを体現しながら、これからも活躍の幅を広げていく。

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