こんにちは!01Booster採用担当です!
第一回のベンチャー留学インタビューに続いて、第二回ではより大場さんの実際に携わっているビジネス等にフォーカスしてインタビューを行いました!
プロフィール==========================================
大場 翔太
大学卒業後、新卒で㈱山口フィナンシャルグループへ入社。法人営業担当として中小企業向けの資金調達を中心に、資金運用、債権管理、新規開拓業務を行う。福岡、広島での勤務を経て、2020年2月より01Boosterに出向。
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ビジネスとは誰かの課題を解決すること
──ベンチャー留学して最初の仕事はなんだったんですか?
一番最初の仕事はJAアクセラレータープログラムの運営ですね。運営といっても裏方だけではなくて、実際に応募してきたスタートアップのメンタリングであったりとかそういう実務にも携わらせていただきました。規模感が大きい仕事ですし、そんな出向期限にも限りがある自分に大きな仕事って回って来るのかなと思っていたらいきなり大きな機会が回ってきたなとびっくりしたのを覚えています(笑)
そして大きいだけではなくこの最初の仕事が自分にとってはすごい印象的なものになりました。今までの銀行の業務以上にスタートアップを支援することにも携わることができたし、机上の空論になっていた実際のビジネスも理解することができました。
──実際のビジネスですか。
はい。出向元が銀行で企業への融資も担当させていただいておりました。その中でやはり私たちができるのはハンズオンの支援ではなく、あくまで客観的判断に基づくデッドファイナンスがメイン。融資という形で資金は援助するものの、その先のビジネスの本質を覗いたり並走することはできませんでした。
しかしビジネスとは誰かの課題を解決すること。職業柄仕方なかったですが、真にビジネスに向き合っていなかったなと思っています。だからこそ改めて実感したのは誰かの課題に向き合う人が起業家でありスタートアップだということ。日本社会が課題先進国と言われる中で、起業家やスタートアップが必要なのは正に、自分事として課題に向き合える人が必要だから。知識ではわかっていたことが実際に直近で見て、話して実際に肌感覚として理解することができました。
彼らを近くで見ていると、ビジネスの本質が見えてくるんです。例えばSWOT分析とか知ってはいるけど実際にどう使うかかわからない。ただスタートアップは、しっかりと議論する。強み弱みは何か、市場でどういう役割か。改めてビジネスが誰かの課題解決ということがしっくりきました。
元々融資していた企業は地場に根付いた企業が多かったこともあり、私自身はその企業も好きだったのですが改めて日本や世界に向けて構造を変えて課題を解決しようとするスタートアップに触れて心躍ったことを今でも覚えています。
また幸運なことに関わっていた企業の中で、実際にアクセレーターに採択された企業もおりました。その中で実際にどう実証実験をしていくか。隣から見ていて、スタートアップの世界がぐっと間近になったし、今まで朧げなビジネスの世界の解像度が一気に上がりました。
共創することは非日常じゃない
──そんなスタートアップを見ている傍ら、自身が出資するならどんな起業家に出資しますか。
実際にまず今の関わらせていただいている起業家はデッドファイナンスではなく、エクイティによる調達を行っています。なので出資という形になるのですが、01Boosterで関わっているスタートアップはシードラウンド等のまだまだ走りたての企業が多いので、評価額などもまだまだ実際に無いにも等しいこともあります。そんな状況を仮定して同じように考えますね。
この意見は一般的に言われていることに近いかもしれないですが、やはり人だと思います。銀行にいた頃とは少し真逆のことを言っているかもしれませんが、いかに起業家が優秀で特許を取得していたとしても重要視するのはその人の本気度だと思います。たくさんの企業にヒアリングしてニーズがあるかなど、実際に手を動かし続ける熱意がないと出資はできない。それをこの頃痛感しています。
──”ヒト”が大切が言語化されていますね。
そうですね。結局投資案件に関わる投資サイドも人だからこそ、多くの人との関わりが重要だなと思うことは多いです。
そして投資とは全く関係のない話しですがですが銀行の頃にはあまり気がつかなかったのですが、共創ってあらゆる場所で起きているなとも思いました。
──共創ですか?
はい。実際に地方銀行は同じ地域発祥の銀行と手を組むことはあまりありません。まあ当然ですよね。ただ実際に01Boosterではアクセラレータープログラムを行う他社をあからさまに敵視したりはせず、お互いで市場のパイを広げている感覚が強いです。実際に01BoosterよりもCrewwやデロイト・ベンチャーサポートなどが得意な分野があれば、他社をご紹介するケースもあって驚いきました。競合と一緒に市場を作るなんて感覚、本当に今だからこそ理解できます。
また共創は改めてどの立場でも大事だなということです。実際にコーポレートアクセラレータープログラムも大企業とスタートアップの共創を実現し構想から実装まで広く関わる施策ですしね。
トライすることが当たり前
──ここまで色々ご質問してきましたが、銀行と01Boosterの違いは何でしょうか。
特にという点を挙げるとするなら時間の使い方です。銀行はどちらかというと決められた時間内にきっちりと業務をこなしていくことが常で、ある意味立ち止まって考えることがなかなかできませんでした。しかしながら01Boosterの仕事は自由度が高く決まった型は本当にありません。一度立ち止まって考えないといけないことが多い。そうやって一歩一歩自分で結論を出して進めていかないと先が見えてこない。別に銀行が悪いとは言うつもりはありませんが、やることが違うだけで時間をどう使うかがここまで変わるとは実際にベンチャー留学して感じた驚きでもあります。
ただありがたいことに一人でやってみろというスタンスでは01Boosterはないので、改めて一緒に考えさせてもらえたり、周りの人に相談する心理的ハードルは高くはありません。だからこそ難易度が高く解決策が型になっていない問題を議論し前に進めていくことができる。これが今がベンチャー留学している醍醐味でもありますね。実際に最初のインタビューでもお話ししましたが、偶然だったこの機会が今の自分の価値観と行動を変えていっているなと実感します。
──価値観が変わっていくのですか。
これについてはじわじわという感じではありますが、「やっちゃっていいんだ」というマインドがついてきたのが一番大きいですかね。どんなことでも止められはしないですし、誰にでもチャンスがあるというか、誰かがやらなければならない風潮があります。すごくやることは多いので、何でも手を挙げればできるし、本当にやっちゃっていいんだという感じですね(笑)
直近でも地方自治体のアクセラレータープログラムの担当も、朝Slackで知らないうちにアサインされていたり背中をどんどん押されています。期限付きの出向だから本当に触りだけなのかもなと思ったのですが、結局色々やらせていただいて実際に大きく成長したなと日頃から感じルことが多いです。
だからこそ本当に期限の最後の最後まで、全力でやっちゃっていい環境を楽しもうと思います!
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