採用活動に悩むあなたへ。カルチャー変革の「壁」を乗り越えて見えた、採用で外してはいけない本質
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(この投稿はnoteの記事の転載です)
1.なぜこれを書くことにしたのか
「どうすれば、良い人が採れるのか」 「大手ナビサイトに掲載したりエージェントも活用しているが、応募すら来ない」 「採用にかけられるリソース(人・時間・予算)が足りない…」
これは、経営者や人事担当者など採用に関わるみなさんにとっては、日々頭を悩ませる大きな課題ではないでしょうか。現在このnoteを書いている小山清和も株式会社エーピーコミュニケーションズ(以下、APC)の採用責任者としてそういった悩みを抱えている一人です。
ちなみに私は2023年11月にAPCに転職をしたのですが、10数年以上の採用経験の中でも感じたことのない「採用の壁」に直面しました。
色々な業界、貴重な経験もし、かなり多くの「ハードシングス」を乗り越えてきたつもりでした。しかし、入社後かなり早いタイミングでその自信は揺らいだのです。
「過去の成功体験がここでは通用しないかもしれない」という、強烈な危機感と共に。
とはいえ、何とか前には進めなければいけない。 そんな思いでAPCでの挑戦が始まり、それから2年以上が経ちました。入社からしばらくはなかなか進展がありませんでしたが、2025年に入り、チームメンバーや採用に関わる事業部の皆さん、そしてパートナー企業様のご協力もあり、数値的な部分を含め大きな変化が生まれ、加えて私自身の採用への関わり方そのものが変わる1年になりました。そして2026年を迎えています。
少しでも貢献できたことにホッとしたと同時に、改めて採用を推進すること、そして一度根付いているカルチャー(ここでは採用における)を変えていくことの難しさを痛感した期間でもあります。そう、「過去の成功体験では勝てない」のです。
もちろん、今も道半ばです。 採用に「唯一の正解(こうやったら採用が出来るなど)」はなく、会社の数だけ、採用のカタチがあります。だからこそ本記事では、「唯一の正解」を提示することはしません。 そうではなく、私がAPCという現場で悩み、葛藤し、実践してきた「リアルなTips(ヒント)」を共有します。
もし、あなたが今、採用で同じような悩みを抱えているなら。 この記事が、あなたの会社の「最適解」を見つけるための、価値あるヒントになることを願っています。
2.入社直後に直面した「現実」。違和感を感じるが言語化出来ない
前段で私は 過去の成功体験がここでは通用しないかもしれない という強烈な危機感を覚えた、と書きました。
では、ちょっとした自信を持っていた私が、入社直後に「あ、これはちょっとやばいぞ」と感じた「現実(壁)」とは何だったのか。
この後に続く第2回目に繋げるために少し触れますが、それは、端的に言えば「会社や事業部からの採用への期待値と自部署の認識のズレが想像以上にあり」、「部署長である自分がそれを認知できていなかった」。の2点だったように思います。
具体的には、以下のようなものでした。
- 課題1:[会社や事業部からの採用への期待値と自部署の認識のズレ]
- APCは2019年以降事業方針を転換し、SESだけではなく、SI、自社事業などにも積極的に領域を広げてきた。その結果、会社が成長カーブに入っていたものの、経営や事業部サイドが期待している採用部門としてのあり方や役割があまり言語化されておらず、人によって認識の差もかなりあった。そのため採用活動にもそれが影響し、経営・事業部と採用部門とのズレが広がっていっていた。
- 課題2:[部署長である自分がそれを認知できていなかった]
- 経営との対話、事業部との定例、チームMTG、各種数値などにはもちろん触れていましたが、違和感は感じてはいた程度。そのため、過去の経験に沿った施策(当時のAPCではやっていなかったもの)を投下することが中心となり、スカウト媒体の追加や、リファラル採用のテコ入れ、採用ページのリニューアルなどといったありふれたことを推進する結果になりました。これによって数値的な部分では一定の改善はあったものの、違和感が消えずに残り続けた。
今思うと課題1よりも大きな壁はこれだったのかもしれません。
- 経営との対話、事業部との定例、チームMTG、各種数値などにはもちろん触れていましたが、違和感は感じてはいた程度。そのため、過去の経験に沿った施策(当時のAPCではやっていなかったもの)を投下することが中心となり、スカウト媒体の追加や、リファラル採用のテコ入れ、採用ページのリニューアルなどといったありふれたことを推進する結果になりました。これによって数値的な部分では一定の改善はあったものの、違和感が消えずに残り続けた。
2024年1月に部署設立時に設定したチームテーマ
(就任時に掲げた以下のテーマを今見返すと、既に壁にぶつかる運命が決まっていたんだと思いますね・・。)
3.「あ、方向性を間違えたかも・・」
前述した違和感はその後しばらく続きます。そして、あることで上記の課題感(期待値のズレと、自身の認知不足)に気付くことになります。
それに気付いたのは2024年の終盤。「あ、今期の方針、方向性を間違えたかも」と思った瞬間でもありました。
「これは根本的な部分から向き合う、相当タフな挑戦になるな」と感じたまま2025年を迎えることになります。
(第1回・了 / 次回「施策編」へ続く)
次回予告: 第2回(施策編)では、この「違和感」と「方向性の間違い」に気づいたきっかけと、そこから具体的にどのような行動(施策)に移していったのか、そのリアルなプロセス(Tips)をお届けします。