「全部できる人」はなぜ仕事がないのか?——20年のシステム屋が個人業で直面したリアル
システム開発を20年やってきた人間が、個人業に挑戦したときに何が起きるのか。
そして、なぜ「できることが多い人ほど仕事が取りづらい」のか。
A on Techの現場から、エンジニアのキャリアとこれからの働き方をリアルに語ります。
■“なんでもできる”のに、なぜ仕事が来ないのか
私はこれまで約20年、システム開発に関わってきました。
Webシステム、プログラム、アルゴリズム設計、サーバー構築。
一通り経験してきました。
HTMLもCSSもJavaScriptも扱える。
SEOの仕組みも理解している。
ただ、正直に言うと「専門特化型のプロ」ではありません。
むしろ、全体を理解し、構造を整理し、方針を決める。
そんな“コーディネーター型”のエンジニアです。
このポジションは、大規模プロジェクトでは価値を発揮します。
しかし——
個人業になると、一気に難しくなる。
■個人市場の構造
個人市場における仕事は、基本的に小規模です。
・サイトを作ってほしい
・SNSを運用してほしい
・デザインもやってほしい
つまり、「全部やってほしい」。
ここで問題が起きます。
“全部できる人”はいる。
でも、“全部プロレベルの人”は少ない。
そしてクライアントは、
「何か一つでも突出している人」を選びやすい。
結果として、
“広くできる人”は、意外と選ばれにくい。
■A on Techの考え方
A on Techでは、この構造を前提にしています。
単純なスキル提供ではなく、
・何をやるべきかを定義する
・全体を設計する
・必要な人材をつなぐ
という価値を重視しています。
つまり、
「作る人」ではなく「動かす人」。
■現場で起きた小さな実験
そんな中で、ある取り組みを行いました。
「全日本応援協会”https://ajoen.jp/”」のSNS支援です。
この団体は、私たちの活動も応援してくれている。
だからこちらも応援したい。
その一環として、SNS運用を実験的に実施しました。
■結果と気づき
結果、TikTokで1本の動画が200万再生。
https://www.tiktok.com/@ajof73
ただし、重要なのは結果ではありません。
分かったのは、
・ロジックでは説明しきれない領域がある
・感情設計の重要性
・再現性の限界
です。
システム開発では、再現性が前提です。
しかしSNSでは、それが崩れる。
このギャップは、これからのエンジニアにとって重要なテーマです。
■どんな仲間を求めているか
A on Techでは、以下のような方を求めています。
・技術だけでなく「価値の届け方」に興味がある
・専門性を持ちつつ、越境にも挑戦したい
・0→1の不確実な領域を楽しめる
・構造と感情、両方に向き合える
■働き方のスタンス
・役割を固定しない
・プロジェクトベースで動く
・小さく試して、学び、次に活かす
いわゆる“正解のある仕事”ではありません。
だからこそ、
「自分で考えて動ける人」にとっては面白い環境です。
■最後に
20年のシステム屋が、SNSで200万再生を出しました。
でも、それはゴールではなくスタートです。
ロジックと感情の間にある、この不確実な領域。
ここにこそ、次の価値があると考えています。