リーダーは「開発者」なのか?― 多重下請けプロジェクトで見えた、構造を動かす仕事 ―
システム開発の現場では、よくこう言われます。
「優秀なリーダーがいればプロジェクトは回る」
しかし実際の現場を見ると、
少し違う景色が見えてきます。
金融機関のシステム開発プロジェクト。
社内フレームワークを適用した約1年の案件でした。
Webとバッチの開発。
ベンダーは2社。
さらにテスト工程から中国系ベンダーが参加。
一見すると、よくある大規模プロジェクトです。
しかし構造を少し掘り下げると、別の現実が見えてきます。
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多段ベンダー構造の中で
一次受けは我々。
開発ベンダーは二次受け。
しかし、その内部には
三次受け
四次受け
が存在していました。
つまり
非常に多段の構造になっています。
当然、それぞれの層に
リーダーが存在します。
では、その多くのリーダーたちは
何をしているのでしょうか。
実際の仕事は「調整」
もちろん開発もしています。
しかし実際には
人員調整
スキル確認
契約調整
見積もり説明
ベンダー交渉
そんな仕事が大半でした。
誰がいつ入るのか。
人数は足りているのか。
席やPCは足りているのか。
夜には関係づくりのための飲み会。
気づけば
開発よりも、調整の方が多い。
プロジェクトの本当の難しさ
ここで気づいたことがあります。
プロジェクトの難しさは
必ずしも技術ではありません。
むしろ
会社
契約
役割
責任
この組織構造が複雑になるほど
プロジェクトは難しくなります。
つまりリーダーとは
開発者というより
構造を動かす存在
なのかもしれません。
経営への問い
あなたの組織では
リーダーに何を求めていますか?
技術でしょうか。
それとも
複雑な構造を動かす力でしょうか。
大規模プロジェクトでは
コードよりも
人と関係
が結果を左右することがあります。
だからこそ
技術だけではなく
構造を理解し
人を動かし
関係をつくる
そんなリーダーが必要なのかもしれません。
もしあなたが
「技術だけではなく、構造を変える仕事をしたい」
そう思うなら、
ぜひ一度話をしましょう。