研修で“銀行”を作る会社が、エンジニアを育てる。
「研修=座学」だと思っていませんか。
日立の新人研修は、その常識をいい意味で裏切ってきます。
5人でWeb銀行を作る2カ月間。
ここに、エンジニアとしての原点がありました。
大企業だからこそ、育て方が本気
日立は日本を代表する大企業です。
だからこそ新人研修も妥協がありません。
最初の3カ月は基礎を徹底的に学ぶ時間。
ITの知識だけでなく、「考え抜く姿勢」を叩き込まれます。
金融特化、実践型の追加研修
基礎研修後、金融システム担当だけが集められ、さらに2カ月の専門研修が始まります。
5人1チームで、Javaを使った超簡易Web銀行を構築。
預金、融資、送金、投資といった銀行の主要機能を、一から作り上げていきます。
要件は曖昧、だから考える
最初に渡される要件は、驚くほどフワッとしています。
要件定義、基本設計、詳細設計を自分たちで整理し、合格して初めて次に進める。
研修でありながら、実務と同じプロセスです。
研修だけど、本気になる理由
時間制限はありません。
それでも夜遅くまで残り、終電に走る人も多い。
画面が表示された瞬間の喜び、チームで助け合う時間。
あくまで研修、でも目の前の課題には全力でした。
ここが、モノづくりの原点
設計で悩み、コードを書き、動かして直す。
この2カ月の経験が、エンジニアとしての基礎体力を作りました。
「作ることで理解する」。
それが、今も変わらない自分の原点です。