他己紹介で現場と候補者をつなげる。
自分の強みや良さは、他者から伝える。
そんな役割分担があっても良いのではないかと私は思っています。
自分では当たり前だと思っている行動が、他者から見ると大きな強みだったりする。
自分では特別なことだと思っていない経験や考え方に、他者が価値を見いだすこともあります。
本人も気づいていない良さを見つけ、言葉にして伝える。
これが他己紹介の大きな価値だと思っています。
そして、これは採用活動でも同じです。
求職者が、応募するすべての企業様のことを先んじて深く理解し、それぞれに合わせて自分の良さを伝えるのは簡単ではありません。
人材紹介会社の立場も同じだと考えています。
多くの企業様を担当されるなかで、一社一社の事業や組織、文化、現場の期待まで理解してお伝えすることは大変なことです。
だからこそ、自社をよく知る採用企業の人事として、できることがあると思っています。
「この方のこんなところが素晴らしい」
「この経験や価値観は、当社のこの仕事で活きるのではないか」
単に経歴やスキルを伝えるのではなく、候補者自身も気づいていないかもしれない強みを見つけ、自社の仕事や組織に結びつけて伝える。
人事の役割の一つは、会社の良さを正しく理解し、応募者一人ひとりの良さを理解すること。
そのためにも、現場が必要としているスキルや強み、志向性、そしてその背景にある期待を正しく理解するよう努めています。
そして、双方の価値観や期待、目指す方向の共通点を見つけ、それぞれの言葉で相手に伝えること。
いわば、会社と応募者をつなぐ仲人のような存在であってもよいのではないかと思っています。
応募者には、会社の良さを。現場には、応募者の良さを。
もちろん、共通点だけでなく、違いや懸念についてもフラットに理解し、誠実に伝える必要があります。
そして、当然ですが、最終的に決めるのは当事者同士です。
ただ、候補者に「なぜ当社なのか」を問うのであれば、私たち人事も「なぜあなたなのか」を語れる存在でありたい。
本人がまだ気づいていない良さを見つけ、代弁し、可能性をつなぐ。それが、私が大切にしている採用スタイルです。
採用に限らず、人と人、人と組織の間に立つ機会が多いからこそ、双方にとって価値のある存在であり続けたいと思います。
https://note.com/kanaken_career/n/nf9d42e321762