自分の弱さで、後悔する人生を生きたくない。
僕には、大人になった今でも、思い出すと胸が苦しくなる出来事があります。
小学生の頃。
友達と夏祭りに行った日のことです。
僕には3歳下の妹がいます。
妹はその夏祭りを楽しみにしていて、兄である僕がいることもあって、ワクワクしながら後から祭りに来てくれました。
でも当時の僕は、
「妹と一緒にいるところを友達に見られるのが恥ずかしい。」
そんなことを考えていました。
そして僕は、後から来た妹をほったらかしにして、友達と祭りを楽しんでいました。
今になって考えると、本当にしょうもない理由です。
妹はどんな気持ちだったんだろう。
楽しみにしていた夏祭りで、頼りにしていた兄に置いていかれて。
寂しかったんじゃないか。
悲しかったんじゃないか。
そう考えると、今でも胸が苦しくなります。
後悔したのは、「妹を置いていったこと」だけじゃなかった
でも大人になって、この出来事を何度も思い返すうちに気づいたことがあります。
僕がずっと後悔しているのは、
本当は大切にしたかった人を、自分の弱さのせいで大切にできなかったこと。
だったんだと思います。
友達からどう見られるのか。
恥ずかしくないか。
自分だけ違って見えないか。
そんな小さな怖さに負けて、本当に大切にするべきものを大切にできなかった。
振り返ってみれば、子どもの頃の僕には、そんな後悔がたくさんありました。
本当はやりたかった。
本当は大切にしたかった。
本当は伝えたかった。
本当は挑戦したかった。
それなのに、
周りの目や恥ずかしさ、怖さ、自信のなさに負けて、
「自分の弱さのせいで、本当に選びたかったものを選べなかった。」
と後から気づくこと。
僕にとっては、そっちの方がずっと怖い。
だから、
自分の弱さで、後悔する人生を生きたくない。
これは今の僕の生き方をつくっている、大切な価値観の一つです。
今、僕は営業だけでなく、採用や育成、マネジメントにも携わっています。
「今まで何かを本気で頑張ったことがないから、ここでは本気で頑張りたい。」
と言ってくれた人がいました。
その言葉を聞いたとき、純粋にめちゃくちゃ嬉しかったです。
同時に、
「そこまで言って自分たちのところに来てくれたなら、俺の方が頑張らなあかんな。」
と思いました。
僕は、人が変わっていく瞬間を見るのが好きです。
「この人はどうしたらもっと楽しく働けるんだろう。」
「どう伝えたら自信を持てるんだろう。」
「どうしたら本気になれるんだろう。」
そんなことをずっと考えるのも好きです。
伝え方を変えてみる。
環境を変えてみる。
一緒に試してみる。
そして、その人が昨日までできなかったことをできるようになったり、
楽しそうに仕事をしていたり、
「もっと頑張りたいです。」
と言ってくれたりする。
自分がずっと考えていたことが、その人の笑顔や成長につながった瞬間が、本当に好きです。
誰かが「挑戦したい」と言ったとき、
笑う側ではなく、信じる側にいたい。
「今さら遅い。」
「現実的に考えた方がいい。」
そう言うのは簡単です。
でも、30歳でも40歳でも、
これまで何かに本気になった経験がなくても、
今日から本気になったっていい。
僕自身も、高校時代に一度諦めたアイドルという夢を、今でも諦めていません。
笑われたっていい。
失敗したっていい。
やってみて「違った」と気づくのもいい。
でも、
自分の弱さに負けて、本当に大切だったものを大切にできなかった。
そんな後悔だけは、したくありません。
弱さに負けて後悔した経験がたくさんあります。
だからこそ、本気で生きたい。
自分が本当に大切だと思った人を、大切にしたい。
「この人に出会えたから、自分も挑戦してみようと思えた。」
そう思ってもらえる人になれたら、僕にとって、それ以上に嬉しいことはないと思います。