三木雅晴が歩んだ道。商社営業11年で見えてきた“仕事と海外取引のリアル”
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総合商社に入社して11年。
私・三木雅晴も気づけば30代になり、主任として後輩指導とプレイングマネージャーの両立に追われる毎日を送っています。
今回は、そんな私がこれまでのキャリアで感じた“学びと気づき”を振り返ります。
三木雅晴が最初に学んだ「人間関係が仕事を動かす」現場力
新卒で配属されたのは鉄鋼・金属部門でした。
若い頃は海外案件に憧れを抱いていましたが、実際に任されたのは工場資材担当者との地道なルート営業です。
朝一の在庫確認、急な納期変更の対応、値上げ要請に対するクレーム処理など、泥臭い仕事ばかりでした。会議室ではなく、工場の裏口や休憩所で商談が始まることも珍しくありません。
しかし、この時期に痛感したことがあります。
「商社の仕事は“つなぐ”よりも、“関係を積み上げる”ことが本質である」
メールだけでは動かなかった案件が、担当者との何気ない雑談をきっかけに前進することもあります。
電話のタイミングや伝え方ひとつで信頼度が変わり、現場の温度感を理解する重要性を学びました。泥臭いと感じながらも、この経験が後に大きな武器になることを少しずつ実感していきます。
海外案件で知った「日本と同じやり方では通用しない」という現実
機械部門への異動後、担当顧客を持ち始めたことで、転機が訪れました。
30歳の時、東南アジアの日系メーカー向け輸出案件を任されたのです。
初めて本格的に海外取引に携わったことで、言語・文化・習慣の違いが想像以上に大きいことを思い知りました。
- メールの返信が極端に遅い
- 急にオンライン会議の時間が変わる
- 仕様が曖昧なまま話が進む
- ローカルスタッフの判断基準が読めない
最初は戸惑うばかりでしたが、同時に気づいたことがあります。
「海外取引には、語学力以上に“文化を理解する力”が必要である」
日本では当たり前と思っていた進め方が、海外では通用しない。
だからこそ、相手の背景を想像し、状況に柔軟に合わせる調整力が必要なのです。
この経験を通して、自分の持つ“社内調整力”が海外でも強みになると実感できました。
まとめ|三木雅晴が得た“シンプルな答え”
商社の仕事は、派手なイメージとは裏腹に、泥臭くてトラブルが多くて、調整が中心です。しかし、その一つひとつが確実に信頼を積み重ね、どんなフィールドでも通用する基盤になります。
10年以上の経験を通じて、私が得た答えはとてもシンプルです。
「やりきる力と、相手を理解する力さえあれば、自分の働き方は自分で選べる」
これからのキャリアでは、会社に依存せず、自分の市場価値を高めながら、次のステージに向けて歩みを進めていきます。