こんにちは。オリエンタルヒルズ株式会社 代表取締役社長の晴山佳須夫です。
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こんにちは。オリエンタルヒルズ株式会社 代表取締役社長の晴山佳須夫です。
会社を立ち上げた当初、一番の苦悩は 資金繰り でした。
売上が立つまでの間、家賃や人件費、開発環境の維持など、毎月の固定費が重くのしかかってきます。もちろん、案件が安定的に受注できる保証はなく、「来月はどうやって支払うか」と頭を抱える日々が続きました。
特に忘れられないのは、創業して間もない頃のことです。ある月末、資金が底をつきかけていました。銀行にも融資を打診しましたが「実績がまだ乏しい」という理由で難航。断られた時は、正直なところ目の前が真っ暗になりました。
しかし諦めるわけにはいきませんでした。何とかつなぐために、私は必死に知り合いや取引先を回り、短納期でもできる案件を探しました。そして偶然いただいた小さな案件を、仲間と徹夜で仕上げ、納品したその報酬が、翌月の会社をつなぐ命綱となりました。
あの時の苦しさは二度と味わいたくないと思う一方で、同時に学んだのです。
「経営とは、常に挑戦と責任の連続である」ということを。
資金繰りに追われた経験は、私の経営者としての原点です。今でもキャッシュフローには人一倍注意を払いながら、同じ苦しみを繰り返さないよう会社の基盤を固めています。そして何より、あの苦境を一緒に乗り越えてくれた仲間への感謝を、忘れたことはありません。
挑戦には苦悩がつきものです。しかし、その苦悩を超えた先にしか成長はありません。
これからもあの原点を胸に、挑戦を続けていきたいと思います。