選考をきっかけに気づいた、本当にやりたいこと
2案件目を探し始めた9月
2025年9月、2案件目を獲得したくてWantedlyに登録しました。
フリーランスとして稼働してから半年。1件目のクライアントとは継続できているけれど、もう少し稼働を増やしたいと思っていました。
登録して1週間ほどで、ありがたいことに3件のスカウトをいただきました。その中に、気になる案件がありました。
「既存顧客の価値最大化に特化したスタートアップ企業」
カスタマーサクセスをベースに、顧客のライフサイクル全体を設計し、ナーチャリングからグロースまで一貫して関わる仕事。
実際にクライアントのGA4データなどを見ていると、検索体験の変化を肌で感じることがありました。この領域を極められるのは、大きいと思いました。
カジュアル面談を経て、応募してみました。書類選考を通過し、一次面接まで進みました。でも、結果は不採用でした。
悔しさもありましたが、挑戦できたこと自体が次につながる経験だったと思っています。
そして今、自分のやりたいことが明確になりました。 それは、小さくない収穫だと思っています。
残念だったけれど、仕方ないとも思った
やりたかっただけに、残念でした。でも、チャレンジングな案件だったし、仕方ないかなとも思いました。
落ちてから数日経って冷静になったとき、自分に問いかけてみました。
「私は本当に、何がやりたいんだろう?」
振り返ってみると、すべてつながっていた
これまでの実務を振り返ってみました。
店舗備品を扱うメーカーのEC部門で、約4年間カスタマーサクセス業務を担当していました。受注・出荷・在庫管理・顧客対応。
当時は「業務」としてやっていましたが、今思えば、一番やりがいを感じていたのは「お客さんとのやり取り」でした。どうすれば満足してもらえるか。どうすればまた買ってもらえるか。リピーターになってもらうにはどうすればいいか。
そして今、フリーランスとして担当しているメルマガ施策。
開封率69%、クリック率11%、CV率3.5%という数字を出せたのは、ターゲット設定とメッセージ設計がうまくいったからです。
でも、それができたのは「お客さんの気持ちを、可能な限り想像すること」を繰り返してきたからでした。CS経験で培った、顧客視点。
ペルソナになりきるのが楽しい
カスタマージャーニーマップを考えるのが好きなのも、ペルソナになりきるのが楽しいからです。
「この人は、どんな悩みを抱えているんだろう」
「どのタイミングで、どんなメッセージを届けたら響くんだろう」
そうやって、顧客の気持ちに寄り添いながら施策を考えることが、一番楽しかった。
すべてつながっていました。
私がやりたいのは、単発の施策じゃない。
顧客との長期的な関係性を築き、ファン化していくこと。そのための仕組みをつくること。
つまり、「ナーチャリング」であり「CRM」であり「LTV最大化」でした。
これから目指す方向
選考に落ちたことは、残念でした。
でも、落ちたからこそ気づけたこともあります。自分が本当にやりたいのは何か。どの領域を深めていきたいのか。
フリーランスとして、この領域を極めていきたい
今はフリーランスとして、この領域を極めていきたいと思っています。もちろん、縁があれば正社員としてチャレンジすることもあるかもしれません。
でも、どんな働き方であっても、やりたいことは変わりません。
現在のメルマガ施策で成果は出せています。でも、これで満足じゃありません。
今後は、単発の施策実行だけじゃなく、再現性のあるナーチャリング資産の構築に深く関わっていきたいと考えています。
具体的には
- 顧客の購買行動分析に基づくカスタマージャーニー設計
- セグメント別ナーチャリングシナリオの構築
- 成果の出るメルマガコンテンツの体系化・パッケージ化
クライアント様の事業成長に長期的に貢献できるよう、データに基づいた改善提案と実行を通じて、売上につながるコンテンツ資産の構築をサポートしていきたいです。
また、これまでのEC運営経験を活かしたサイト改善提案や、制作会社との連携によるWebディレクション業務にも積極的に取り組み、マーケティング施策と制作の両面から事業成長を支援していきます。
小さくない収穫
チャレンジングな案件だったし、子どもが小さいことなど、落ちた理由はいろいろ考えられます。だから、仕方ないと思っています。
でも、自分のやりたいことが明確になりました。それは、小さくない収穫だと思っています。