沖縄長寿の知恵 ─ 旬の食材カレンダー【年間まとめ】
沖縄長寿の知恵 ─ 旬の食材カレンダー【年間まとめ】
ハイサイ、東嶋尚弥やいびーん。
これまでの連載では、沖縄の長寿を支える定番食材を紹介してきました。
今回はその続編として「旬の食材カレンダー」を年間まとめでご紹介します。
季節ごとに自然の恵みをいただくことは、体にやさしく、心にも元気をくれる知恵です。
1月〜2月:田芋(ターンム)
正月料理「ターンム田楽」でも知られる縁起物。
ねっとりとした食感で腹持ちが良く、寒い時期のエネルギー補給にぴったりです。
3月〜4月:島らっきょう
春の訪れを告げる食材。
シャキッとした歯ごたえとピリッとした辛みが特徴で、塩漬けや天ぷらにするとご飯もお酒も進みます。血液サラサラ効果も期待できます。
5月〜6月:ゴーヤー
夏前の体づくりに欠かせない食材。
苦み成分モモルデシンで胃腸を整え、ビタミンCで夏バテ知らず。チャンプルーは定番中の定番。
7月〜8月:シークヮーサー
爽やかな酸味が暑さを吹き飛ばす果実。
焼き魚やそうめんつゆに搾れば、さっぱり感が広がります。ジュースにすれば子どもから大人まで楽しめます。
9月〜10月:紅芋
秋の収穫の楽しみ。
鮮やかな紫色のポリフェノールが抗酸化作用を発揮し、体を守ってくれます。天ぷらやタルト、ぜんざいの具など楽しみ方いろいろ。
11月〜12月:モズク
新ものが出回る季節。
フコイダンの力で免疫力を高め、冬の体を守ります。定番のもずく酢に加え、味噌汁や天ぷらにしても美味。
暮らしと共にある旬
旬の食材をいただくことは、単に栄養を得るだけでなく、自然のリズムに寄り添う暮らし方そのもの。
昔から「旬のものを食べれば医者いらず」と言われてきたように、長寿の知恵は日々の食卓に息づいています。
まとめ
一年を通じて、沖縄には体を元気にしてくれる旬の恵みがあふれています。
食材を味わいながら、健康で豊かな暮らしを楽しんでいきましょう。
イッペー ニフェーデービル!