「信頼は、目にも、背中にも、言葉にも現れる」
祖母の背中が教えてくれたこと
はじめに
戦後の混乱期、祖母は女性として公認会計士の国家資格を取得し、働きながら懸命に生き抜いた人でした。
正義感が強く、不正を許さない性格。
自分より大きな男性にも一歩も引かず、信念を貫き通す人でした。
なぜあれほど多くの人から信頼されていたのか。当時はわからなかったのですが、今、仕事を通じて気づいたことがあります。
祖母は「信頼される在り方」を、その背中で体現していたのです。
仕事の中で気づいたこと
私はfacing株式会社でセールス及び営業コンサルタントとして働いています。
成果や数値と向き合う仕事だからこそ、表面的なスキル以上に「在り方」が問われる場面の多さを実感しています。
- 結果が出なかったとき、どう動くか
- 誰かのミスが起きたとき、当事者意識を持てるか
- お客様に対して、誠実さを保ち続けられるか
こうした場面では、その人の「向き合い方」は隠しようがありません。
目にも、背中にも、言葉にも如実に現れるものです。
これは採用の話ではなく、仕事への向き合い方の話です
facingでは、インターンや若手の採用も行っています。もちろんスキルがあることに越したことはありませんが、それ以上に重視するのは「どう向き合う人か」という点です。
ただし、これは若手に限った話ではありません。
キャリアを重ねるほど、自分がどんな『背中』で仕事をしているか、という問いの重みは増していきます。スキルがあっても信頼されない人がいる一方で、技術面では不足があっても、一緒に働きたいと思わせる人がいる。
その差は、「どう向き合っているか」に集約されると感じています。
祖母の背中と、自分への問い
私は祖母のように何かを成し遂げた人間ではありません。
それでも、祖母のように誤魔化すことなく、背中で信頼される人でありたいと思っています。
「自分は今、逃げずに向き合えているだろうか?」
「誰かに『この人と働きたい』と思わせられているだろうか?」
この問いを自分自身に持ち続けたい。
そして、そうした問いを大切にする人と一緒に働きたいと考えています。