対話と可視化の力で、人の前向きな一歩を支えたい
私は昔から、他人の目を気にしやすい性格でした。大学入学後も「自分は他より劣っているのでは」と不安を抱えるようになり、心身のバランスを崩して休学を選んだ時期もあります。
そんな中でも、サッカー指導に真剣に向き合う中で、選手や保護者から「けいしゅうコーチでよかった」と言ってもらえたことが、大きな支えになりました。
この経験から、「自分の良さも弱さも含めて受け入れる」ことの大切さに気づき、少しずつ自分の価値を感じられるようになりました。
それ以来、「人が自分の価値を信じて前に進めるようになる過程」を支えたいという想いを持つようになり、サッカー指導でも伝え方にこだわるようになりました。
単に理論や正解を教えるのではなく、選手の気持ちや状況に配慮しながら、「できるイメージを持てる伝え方」や「本人にとってのメリットを伝える関わり方」を心がけています。
その結果、選手が前向きに取り組む姿勢を見せてくれるようになり、伝え方の影響力を改めて実感しました。
現在は、指導現場に加えて、育成資料の構想や卒論(中学校部活動の地域移行)の取り組みも進めており、情報を整理して仕組みや資料として可視化する力を高めています。
また、動画編集などを活用し、視覚的に伝える工夫も取り入れています。
今後は、対話や可視化の力を活かして、誰かが「自分を信じて一歩踏み出す」きっかけをつくれるような仕事に取り組みたいと考えています。