【あんちも】修正報告Unity編
目次
はじめに
今回修正する項目
着せ替え
表情
表情アニメーションの再登録と設定
ハンドジェスチャー
撫でられ時の表情
ノーマルマップとアウトライン
ノーマルマップ
アウトライン
ライティング
ライティング
逆光
揺れもの設定
Idolポーズ
歩きモーション
まとめ
はじめに
この記事は、過去に制作したキャラクターの紹介および問題点を洗い出し、修正を目的とした記事になります。
これから登場するモデルは、私がモデリングを始めて序盤に制作したモデルで、VRChatで使用しているうちに気になる点が見つかったため、これを機に反省と修正を行っていこうと思います。
今回修正する項目
Blenderでの修正作業が終わり、次はUnityでの作業となりました。
実はUnityでの修正箇所はあまりないので、追加要素を加えていきたいと思います。
まず、修正する箇所としては6個あり
- 着せ替えアニメーションの再登録と設定
- 着せ替えコントローラーをBoolからIntに変更
- 表情アニメーションの再登録と設定
- 表情切り替えのコントローラーをBoolからIntに変更
- アウトラインとマスクの再設定
それに加えて追加する要素としては8個あります。
- ハンドジェスチャーによる表情変化の追加
- Idolポーズをオリジナルのポーズに変更
- 歩く・走るモーションをオリジナルのアニメーションに変更
- ノーマルマップの設定
- ワールドのライティングによって受け取る影や光の調整
- 揺れものボーンの設定
- 揺れものボーンをつかんで引っ張ったりできるように設定
- 撫でられ表情の設定
これらを設定してよりかわいいあんちもを目指していきます。
着せ替え
あんちものオブジェクト構成が変わったため、各服装のアニメーション内容の再設定をしました。
恐竜シャツに関しましては、オブジェクト構成を変更した影響で歩くとパンツのあたりから体のメッシュが貫通するようになってしまったため、服で見えない部分のメッシュはブレンドシェイプで絞るアニメーションを作成しました。
また着せ替えをBoolからIntに変更しました。以前は服を着替えるためには現在のアニメーションを解除し、新しくアニメーションをクリックしなければいけない状態でした。しかし、あんちもは重ね着をしないので、ワンクリックで服が切り替わるようInt型に変更しました。
これで別の服を選択すると自動的に着ていた服は解除されるようになりました。
表情
表情アニメーションの再登録と設定
あんちものオブジェクト構成が変わったため、各表情のアニメーション内容の再設定をしました。
パイメニューで切り替える用の表情をBoolからIntに変更しました。
これにより、オンオフ切り替えで管理していた表情が、別の表情を選択した際に自動的に現在の表情を停止し切り替わるようになりました。(着せ替えのInt式の応用)
ハンドジェスチャー
会話中に簡単に表情を切り替えられるようハンドジェスチャーに登録しました。
会話中は基本的にハンドジェスチャーで表情管理し、パイメニューでの表情切り替えは写真撮影用として使用するようにしました。
撫でられ時の表情
頭にコライダーを設定し、FXコントローラーにも表情の設定を追加しました。
他人の手が頭に触れた際に喜ぶ表情をするようになりました。
自分の手でも反応するように設定できるのですが、あんちもの手は短く、少し腕を上げると反応してしまうため設定を切りました。
ノーマルマップとアウトライン
マテリアルにはすべてlilToonシェーダーを使用しています。
ノーマルマップ
ノーマルマップ2枚を適用しました。
アウトライン
目や口回りのみマスクを適用しました。
マスク画像はBlenderの頂点ペイントをベイクしPhotoshopで調整して作成しました。
ライティング
マテリアルにはすべてlilToonシェーダーを使用しています。
ライティング
ワールドのライティングの色味や光を受け取る設定を調整しました。
これによりアバターが暗くなりすぎたり、異様に暖色になるといったことを防ぐことができます。
逆光
アバターの輪郭に添ったハイライトが欲しかったので、逆光を使用しハイライトを模してみました。
ノーマルマップの情報も少し加えることでリッチな質感になったと思います。
揺れもの設定
恐竜パーカーの耳としっぽにPhys Bone(揺れものボーン)を設定しました。
緑の枠をつかんだ際に少し伸びる設定にしています。
Idolポーズ
Idolポーズを設定し、呼吸アニメーションを追加しました。
歩きモーション
歩きモーションを変更しました。
動画は修正前と修正後の動きを比較したものです。
まとめ
すべての修正作業が終わりました。
ひと通りやりたかったことはできたと思います。
個人的にはハンドジェスチャーのステートマシンの組み方に苦戦し、かなりの時間格闘しました。まだまだ分からないことが多いですが、少しは詳しくなれたかな…と思います。
いずれはハンドジェスチャーのバリエーションを増やしVRChat内でタイプを切り替えられるようにしたり、Idolポーズや歩き方をVRChat内で変更したりする仕組みも作ってみたいです。
ひとまずあんちも修正作業は終わりです。ここまでご覧いただきありがとうございました。