こんにちは、後藤悟志です。
普段はIT企業で複数のプロジェクトを統括しながら、日々変化するチームやクライアントと向き合う私が、常に意識している「自己投資」のひとつが旅行です。
旅行というと、単なるリフレッシュや趣味のように思われることもありますが、私にとっては明らかに仕事のパフォーマンス向上に直結する投資です。なぜそう言い切れるのか、今日は私自身の経験をもとにお話ししたいと思います。
後藤悟志も体感!予期せぬ出来事への“対応力”は、旅で鍛えられる
プロジェクトマネージャーという仕事柄、スケジュールやタスク管理はもちろん重要ですが、それ以上に問われるのが「イレギュラー対応の力」です。
私はこれまで何度も旅に出ましたが、正直、予定通りにいった旅のほうが少ないくらいです。フライトの遅延、言語が通じない場面、スマホの充電切れ……そんな「困った状況」に直面するたびに、冷静に判断し、最善の選択をする力が鍛えられていきました。
実際、仕事でも似たような瞬間が何度もあります。そういうときこそ、旅で得た「瞬時に状況を整理し、柔軟に動く力」が役立っています。
異文化との出会いが、自分の“固定観念”を壊してくれる
私はこれまで、アジアやヨーロッパを中心に、さまざまな国を訪れてきました。その中で毎回感じるのが、「自分の常識が通じない世界が当たり前に存在する」ということです。
ある国では、会議の開始時刻に誰も集まらないことが普通だったり、上司より部下が積極的に発言するのが文化だったりします。最初は戸惑いましたが、こうした違いを受け入れていくうちに、「日本だけの価値観で物事を判断してはいけない」と強く感じるようになりました。
この経験は、グローバル案件や多国籍メンバーとのチーム運営でも大いに活かされています。
旅先の“偶然の出会い”が、キャリアのヒントをくれることも
旅の醍醐味のひとつに、「偶然の出会い」があると思います。私は、とある海外のゲストハウスで出会ったエンジニアとの会話がきっかけで、リモート開発に興味を持つようになりました。
その後、自分でも国内外のリモートチームを組んで案件を進める機会があり、「あの出会いがなければこの働き方をスムーズに遂行できなかったかもしれない」とすら思っています。
つまり、旅の中で得られる気づきや刺激は、確実にキャリアの可能性を広げてくれるということです。
後藤悟志が確信する、旅行は“未来の自分”への投資
お金や時間を使って旅に出ることは、一見すると贅沢に思われるかもしれません。しかし、私は旅行こそが最もコスパの高い自己投資だと考えています。
新しい土地で感じる不安や発見、現地の人々との交流、何気ない日常とのギャップ。それらのひとつひとつが、自分の中に“抽象的な学び”として積み重なっていくのです。そして、それらは確実に仕事でも活きてくる。
たとえば、旅先で助けられた経験を思い出せば、「困っている人を見過ごさないマネージャーでいよう」と思えます。逆に、自分が誰かに迷惑をかけてしまった経験があれば、「事前準備をもっと徹底しよう」と考えるようになります。
旅は、そうした“心の余白”をくれる行為なのです。