私にとって、初めての海外生活の地となったベトナム・ハノイ
そこで出会ったのが、非営利・ボランティア型の国際女性コミュニティ Hanoi International Women's Clubでした
さまざまな国籍の女性が集まり、慣れない海外生活を同じ外国人という立場で支え合う、数百人規模のコミュニティです
その中で、私はあることに違和感を覚えるようになりました
70カ国あるうち日本人会員は1番多いのに、役員には日本人が一人もいない
イベントに参加しても、英語への自信のなさから、日本人女性が会場の隅で日本人同士で固まり、日本語で話している
そう感じたことが、行動のきっかけになりました
「日本人女性だからこそ、できることを」
そこで考えたのが、
「日本人女性が、他国のメンバーに何かを還元できる場をつくりたい」
「英語に自信がなくても、日本人女性が主体的に活動に参加できる場をつくりたい」
ということでした
そして2023年1月、日本人主導の文化交流グループHidden Japanese Food Circle を立ち上げました
月1〜2回のペースで、日本に興味を持つ外国人メンバーと一緒に、日本の料理や文化を実際に体験しながら交流する場を企画
日本人メンバーには、英語が流暢に話せなくても、
写真を見せる
ジェスチャーをする
知っている英単語を使って一生懸命説明する
それだけでも、相手は興味を持って質問してくれる
そして「伝わった!」「喜んでもらえた!」という経験を重ねることで、
「日本には、自分たちが誇れるものがこんなにたくさんあるんだ」
と実感してもらえる場にしたいと考えました
一人で始めたからこそ、「チームの力」の凄さを知った
活動を続けるうちに、自然とメンバーも増えていきました
一方で、企画・運営・メンバー管理・役員とのやりとりまでをすべて一人で行うことには限界も感じるように
そこで、チームで運営するスタイルへと切り替えました
ここで初めて、*人に任せることで、もっと大きなことができる*という感覚を知りました
それぞれのメンバーの得意なことや、その人ならではの良さを見つけ、役割を任せる
自分一人では思いつかなかったアイデアが生まれ、チームとしての活動や開催できるイベントの幅が広がっていく
そして、自分がリーダーとしてチームを動かすことの楽しさも、ここで初めて実感しました
このサークルは現在もメンバーに引き継がれ、活動が続いています
「自分がいなくても続いていくものをつくれた」
そのことも、私にとって大きな経験になりました
この経験から学んだ3つのこと
① 日本人のチームワークは世界レベル
多国籍なメンバーと活動する中で、改めて日本人のチームワークの強さを感じました
相手が何をしてほしいのかを察し、自分の役割を見つけて動く
言葉にしなくてもお互いに意図を汲み取って動く、いわゆる「阿吽の呼吸」
当たり前だと思っていたこの感覚は、実は日本人ならではの大きな強みなのだと、海外に出て初めて気づきました
② グローバルな環境では「本気」が伝わる
さまざまな国出身のメンバーと何度もイベントを重ねる中で、国によってコミュニケーションの取り方や物事への向き合い方にも違いがあることを学びました
何十人もの多国籍なメンバーをまとめるには、単に「これをやってください」と伝えるだけでは足りない
「私は本気でこの活動を良くしたい」
という気持ちを、自分自身の行動で示すこと
言葉や文化が違っても、本気で取り組む姿勢は伝わる
これは、グローバルな環境でチームを動かす上での大きな学びでした
③ リーダーシップとは、「自分が一番動く」だけではない
この活動を通して、私が最も大きく学んだことです
リーダーだからといって、すべてを自分でやる必要はない
自分が一番動く
でも、人に任せることを躊躇しない
自分自身が誰よりもこの活動を好きでいる
そして、なぜこの活動をするのか、その目的や想いを伝える
そうすることで、自然と「一緒にやりたい」と思ってくれる人が現れる
人を動かすのは、肩書きや指示だけではなく、自分自身の行動と想いが大きい
そんなことを、ベトナムでの活動を通して学びました
「やりたい」を「やってみる」へ
「なんか違うな」
「こうだったらもっといいのに」
そう感じたところから、自分なりに考えて、まずやってみる
一人で始めて、仲間が増えて、チームになり、最後には自分の手を離れても続いていく
この経験から学んだのは、**やりたいことは、完璧な準備ができるまで待つのではなく、まずやってみること**です
そしてうんうん唸って、どうしようと思ってた矢先、ふと人と出会い、突破口が現れ、仲間が生まれ、自分一人ではできなかったことが実現していく
この経験は、これから何か新しいことに挑戦するときにも、私の大切な原点であり続けると思います