店舗理念『成長』──人の成長でお店が変わる
人の成長がお客様の満足につながり、
やがて売上や会社の利益にも返ってくる──。
この“好循環”を、現場で初めて実感したのが、焼肉店「牛角」や串焼き釜めし「とりでん」での経験でした。
営業職から飲食店に転職してすぐは、当然若いアルバイトスタッフより仕事ができない、
今までとのギャップに戸惑い、正直、屈辱的な毎日でした(笑)。
それでも腐らず、前向きにコミュニケーションを重ね、少しずつ信頼関係を築いていきました。
※でもこのときの経験、のちのち何度も役に立ちました。
「自分がすべてのポジションでスペシャリストでなくても、
どうしたらリーダーとしてチームをまとめ、成果を出せるか」
「どうすればスタッフが成功体験を積み、やりがいを持って働けるか」
そんな問いを日々考えながら、現場に立ち続けました。
やがて確信したのは、
“人が成長できる環境”があれば、現場の力は自然と高まっていくということ。
スタッフの悩みには仕事もプライベートも含めて耳を傾け、
「今の自分」「なりたい姿」「仕事での目標」を重ね合わせながら、夜中まで話し込むこともありました。
もちろん、そんな中でも自分自身のオペレーションスキルアップも継続しながら、、、
仕事への温度差に涙するスタッフもいれば、
お互いが理解できずにぶつかり合う場面もありました。
でも、そういったスタッフ同士が、
学校では絶対に友達にならなかったようなキャラクターたちが、
仕事を通じて“仲間”になっていく姿”を見るのは、なんとも言えない最高の喜び。
卒業の日は、決まって涙・涙です。
コミュニケーションが活性化すると、
スタッフ同士が自然と注意し合い、承認し合うようになります。
お客様の声、スタッフの声をヒントに、
日々PDCAを回しながらオペレーション改善にも取り組みました。
結果として、アルバイトから社員になるメンバーも次々と現れ、
店舗はただの飲食店ではなく、
“人が育ち、笑顔が連鎖する場”へと進化していきました。
もちろん、きれいごとだけでは経営は成り立ちません。
マーケティング、販促、業務効率など、数字に繋がる施策も必要不可欠です。
だからこそ、私はこう考えています。
「成長」は、お客様に喜ばれ、会社に利益を残してこそ“価値”がある。
自己満足だけの成長では、スタッフの将来にもプラスにはならない。
“本質”からぶれない成長。
それこそが、お客様の満足にも、働く人の将来にもつながると、私は信じています。