リモートワークに必要な素養と心構え
目次
会社について
弊社のリモートワークの歴史
リモートワークが抱える問題点
フルリモートワークで働ける人の素養と心構え
会社について
私の勤める株式会社SORICH は、東京都中央区新富町に本社を置くWEBシステム開発の受託や、準委任での技術提供を行う会社です。
設立が2006年でもうすぐ創業20年。社員は50名程おりますが、そのほとんどがエンジニアやデザイナー、コーダーなどの技術職です。
専門の営業部隊を持たぬ我々がここまでやってこれているのは、「社会を豊かにする」というスローガンのもと、お客様に寄り添ったシステム開発を変わらず貫き行ってきたことで、喜ばしいことにお客さまにお客さまを紹介していただく形での数珠つなぎで開発案件の受注を行ってきたというところと、「エンジニアが働きやすい環境を大切にする」経営方針で、SORICHマインドを持つ社員が長く会社に定着してくれることにより、カルチャーや技術力が絶えず根付いているというところにあります。
お客様に高い価値を提供しながら、エンジニアが働きやすい環境を目指すということは、常に新しく革新的な技術に果敢に挑戦していき、ノウハウを貯め、お客さまに提供していく必要があります。
我々はこれからも守りに入ることなく楽しく新しい技術に挑戦していきお客さまに価値提供していきます。
弊社のリモートワークの歴史
さて、本題に入っていきます。
そんな我が社ですが、2021年のコロナ大流行の時期、極力外出を控えるような社会的な動きのなかで全社員フルリモートとなりました。
時期同じくしてエンジニアの全国採用も開始。本社通勤圏内の中での採用から一気に全国が対象となる中で、地方の優秀なエンジニアを採用できるようになり、さらに弊社の技術力が向上し、お客さまもさらに増え会社も30人前半から50人規模にまで成長しました。
2025年現在。
世の中的には出社回帰やハイブリッドワークが増えていくなか、弊社は変わらずフルリモートを継続しています。
フルリモート案件自体が減少傾向にあり営業的な厳しさは感じながらも、フルリモートにはフルリモートのメリットもありますし、リモートを感じさせない工夫を続けていくことによりきっと出社していたころと変わらぬパフォーマンスが出せると考えているため、これからも継続していく予定でございます。
リモートワークが抱える問題点
前述しましたが、フルリモートを続けていくためにはリモートと感じさせない工夫が必要となりますし、そもそもリモートワークが行えるような素養を持つ人でないとなかなか成果を出すのが難しいなと感じております。
様々な理由でリモートワークが批判されますが、それは「コミュニケーションの希薄化による生産性の低下」であると結論付けてよいと私は考えています。
社員目線
社員間コミュニケーションによる技術知識の交換がオフラインに比べされずらい点、またそれにより成長機会が失われスキルの向上が鈍化する。
良くも悪くも隔離された環境のなかで、見たくないものに目をつむることもできるためか、周りのことがわからなくなり、将来の自分の選択の幅も知らず知らずのうちに狭まっている。
経営やマネジメント視点
自然なコミュニケーションが生まれづらい状況下で、組織文化の醸成や帰属意識の向上などにおいて非常に難易度が高い状況。社員全員が同じ方向を向いて業務をしていくことがむずかしくなる。
また、プロセスが見えづらい環境となるため、成果のみでの評価になったり、プロセスの問題点を把握し改善を促すようなマネジメントも難しくなるため、改善のやり取りの中で生まれてくる上司と部下の信頼関係や、成長期待値を含めた評価の部分が非常に難しい。
フルリモートワークで働ける人の素養と心構え
そんな問題点を秘めたリモートワークですが、コミュニケーションの希薄化を起こさなければそれは問題点となり得ないのではないかというのが私の仮説です。
若干の脚色が入りますが、弊社の自己評価観点を簡単に要約してみると以下のようなものになります。
- 提案型の質問や主体的な行動、自身のみではなくチームの目標を達成するために行動ができる
- 常にアウトプットの価値、意味を考えた仕事ができ、他者からのアウトプットに疑問点があれば質問をできること
- 新しい技術に興味をもち、主体的に学習できること
- 標準化や効率化の視点で古いものから学習し、これから向き合うプロジェクトで学習した結果を活かす行動や提案ができること
- 知見をわかりやすく整理・共有し、チームの成長に貢献できる人
- チームの課題解決・改善を主体的に推進し、良好なコミュニケーションと前向きな雰囲気を作れる人
- タスクを適切に管理し、状況を周囲と共有しながら優先度に沿って行動できる人
要すると、「目的を達成するために様々な種類で関係者と良好なコミュニケーションが取れ、技術者として継続的にインプットとアウトプットを主体的に行える人」というのがリモートワークにて成果を出せる人の共通点だと私は考えています。
リモートワークは労働者に対して様々なメリットをもたらします。
行き帰りの通勤時間や移動にかかる体力の消費。デスクやチェア、ディスプレイ等会社支給のものでなく自身のこだわりのものを利用できる自由度。ノイズを限りなく0に近づけられる物理的な閉鎖空間など。
リモート環境にてもたらされる環境がいつしか当たり前になっていき、それが侵されると激しく反発を起こす。
こうなってしまうと心構えとしてよろしくなく、その割合が増えれば増えるほど企業はフルリモートを継続できなくなります。
企業目線でみると、出社回帰やハイブリッドワークが増えてきている社会背景の中で、リモートワークはハンデになりつつあります。
そのような環境下でそのメリットを受け続けるためには、それ相応の努力が必要になることをまず理解しなければいけないと私は考えています。
そのためにはやはり「主体性」や「コミュニケーション」を大切にしてコラボレーションを失わず自分だけではなく仲間の生産性も高めることを出社していたとき以上に意識的に行わなければいけないですね。
今回はここまで。
(カバーはそんな私の作業環境)