株式会社 浅川製作所 / 品質保証課
外注取引先への監査活動
自動車部品の製造は多様な工程を経て完成します。自社で賄えない製造工程は協力企業へ依頼しており、現在約100社の協力企業と共に製造を行っています。私が特に2022年度力を入れた活動として、担当する新規協力企業と共に属人化を防ぐ作業標準化があります。取引開始時の当企業では作業方法や製品品質判定への仕組みに足りない箇所がありました。そのため当初は不具合が多く発見され課題となっていました。不具合発生時や定期訪問にて当企業へ足を運び、工程や仕組みを共に改善、見直しを実施しました。改善事項の提案時は企業ごとに人数の規模感、標準化の浸透具合、現状の品質レベルなど違いは様々な為、その企業に合わせた「必要としている改善」「着手しやすい改善案」を提案することを意識しました。およそ1年間当企業に伴走し、協力企業が品質改善のために積極的に新しい仕組みを取り入れてくれたおかげもあり取引開始時の不具合クレーム発生件数/年を約60%削減することができました。 作業標準化による品質改善は直ぐに成果として現れないことも多いですが、製品だけでなく協力企業のレベルアップにも関われる仕事であると考えており、やりがいを感じています。