トーキョーサバイバー
もともとお世話になっていた文化人類学の先生が、路上生活者たちが何を考えながらどのように生活しているのかを研究し、そこから翻って私たちの生活の「当たり前」を問い直しつづけてきた方でした。その先生が研究してきたことを一般の読者も手に取りやすいかたちで出版したいという思いから、企画が発足しました。 実際に、路上生活者の方にコンタクトを取り、ともに路上を歩きながら見聞きしたことをノートにまとめ、感じたことや考えたことをミーティングで共有し議論しつづけました。そこから見えてきたものを4000字程度でまとめ、先生や編集者、他の学生から添削をもらい「読ませる文章」へと仕上げていきました。