環境経済学ゼミナール / 環境経済学
Voicycle ロゴデザイン
[date] 2017/12/28 ~ 2018/2/24 [client] IDEAis [position] イベント企画・アートディレクション・Webデザイン Voicycleは、私がロゴデザインを担当したスタートアップMakeHERO, Inc.が新規事業として開発を行ったスマホ用アプリです。 Voicycleは「声」を仕事にしたい人(キャスター)とその声を楽しみたい人(リスナー)のプラットフォームです。 キャスターは自分の声で気になるニュースを読み上げて投稿し、リスナーはそのニュースとキャスターの声をどこでも楽しむことができます。 現在でも声を仕事にしている人たちは多く、声優やナレーターとして様々な場面で活躍していますが、その反面、それ以外のまだ知名度が低い人たちには活躍の機会が与えられていないという現状があります。 声優を目指して専門学校などに入学する人たちは多くいますが、実際に自分の声を使って活動をするチャンスは限られています。 Voicycleはこの現状に着目し、声を仕事にしたい誰もがキャスターとして自分の声を発信しそこでスキルアップを目指すことができる場所を作ろうとしています。 人の声は十人十色。 様々な投稿を聞いているうちに、自分が好きな声を見つけてそのキャスターのファンになってしまうはずです。 私は今回、このVoicycleのデザイン全般を担当しました。 まずはロゴデザイン、スマホ用のアイコンデザインを手がけました。 Voicycleは声を仕事にしたい若い意志が集まることを想定して、カラーはオレンジ、その中でもしっかりと主張するようなオレンジではなく多様性と熱意を表現できるような彩度のオレンジを採用しました。 その上でフォントの選定に移行したのですが、ここではかなり悩み、数十種類のフォントで実際にロゴを作成しクライアントと共にベースとなるフォントを絞り込んで行きました。 その結果、「Voicycke」の文字列の中に正円で表現できる文字が多いことに注目し、正円を最も綺麗に表現でき、かつモダンでスタイリッシュな印象を与えるものを剪定しました。 その上でベースとなるフォントに手を加え、よりグラフィカルなロゴを作成しました。 その中で、Voicycleというアプリの名称にさらなる意味を込めてブランディングすることを提案しました。 Voicycleは、声を仕事にしたい多くの人たちにとってその道を切り開くような「鍵」になりたいという願いを込め、「Voice(声)」+「Clé(フランス語で鍵の意味)」=「Voicycle」という新たなアイディアを生み出しました。 ロゴにも鍵穴のモチーフ組み込み、包括的なブランディングを行いました。 スマホ用のアイコンでは「シンプルでわかりやすく、現代的」なものを作ることを目指し、極力無駄を削ぎ落としたデザインを作成しました。 今後、ロゴはWebサイトやアプリ内において使用される予定です。