フリーランス / 個人
感染管理サービスAMAVICO開発
【概要】 コロナ禍が始まった2020年に、LINEで体調報告できるサービスAMAVICOを開発。(現在はサービス終了) 出勤前や登校前に体温をLINEで報告することで、従来の紙運用と比較して利便性が高いとして、複数の医療施設や大学で導入された。 【課題やコンセプト】 ・2020年にコロナ禍が始まり、感染管理が必要になった。 ・学校や医療現場を中心に、毎日熱を測って管理者に連絡する作業が必要となったが、紙での運用をしており、手間がかかることや衛生面に課題があった。 ・導入組織のメンバー全員が利用できるツールである必要がある。 【制作期間】 1~2ヶ月 【制作ツール】 ClipStudio 【担当領域】 アートディレクション UXライティング 品質管理 仕様改善 【制作体制】 エンジニア 2人 医療監修 1人 CS 3人 アートディレクター 1人 【工夫した点】 ファーストリリースでは、機能を最優先にライティングしたが、安定運用後に心理面の改善も取り組んだ。 本来の機能としての感染管理のみではあるが、当時は医療崩壊や感染者への差別も多く、そんな不安な気持ちにも寄り添えるサービスでありたいと思った。 そこで、発熱報告時の文言に着目。それまでは発熱の報告をするとオロオロしているキャラクターを表示させていたが、不安を増長させている可能性があると考えた。 感染に対する不安と、仕事に穴を開けることの罪悪感の両方をケアしたいと考え、「自分を休ませるのは自分にしかできない仕事だよ」という表現に変更した。 感染の秘匿が減ったなどの定量的な変化は見られなかったが、利用している方からこの表現についてポジティブなコメントをいただくことができた。