株式会社Rist / スクラムマスター・エンジニアリングマネージャー・PM・アプリケーションエンジニア
【大手製薬会社との共同研究】 ハードウェアを用いた異物検査工程短縮実験
## プロジェクトのアウトライン 大手製薬会社と共に進めているプロジェクト。クライアント様の工場で行われる異物検査工程をハードウェアに置き換える計画が進んでいる。当初の課題として特定の容器の物質の中に埋もれて混入している異物を画像処理で検査するためには、まず撮像機器で認識出来る状態に露出させる必要がある。しかしX線などは物質の性質の問題から使用する事が出来ず、他の何らかの方法で行う必要がある。本プロジェクトの目的は幾つかのハードウェア(ロボットアーム、振動機、回転盤etc)を駆使し異物を露出させる手法を検証する事、その手法を用いて目視で異物が発見出来るまでの時間を現在の検査員と同等レベルを目標にした検証実験を行いレポートに纏める事になります。 ## プロジェクト規模と自分の位置 ### 社内の構成 企画・営業担当 プロジェクトマネージャー1名(私) エンジニア4名 ### クライアント側の担当者 大手製薬会社の部門責任者様 大手製薬会社の本件担当者 ## プロジェクトにおける自身の役割 責任者として、プロジェクトを成功させる事が私の役割になります。 進行管理、レポートの作成、クライアントへの報告など。 ## 当時の背景/抱えていた課題等 最終的な目的は実験を行った上での考察や課題に対しての解決策などを含めてレポートが必要になる。しかし通常のアプリケーション開発ではなく、ハードウェアの選定から全てが手探りであるため時間があまりにもない状況でプロジェクトは開始されました。 ## 課題に対して自身が発揮したバリュー及び成果 まずは開発メンバーとともに考えられる仮説を洗い出し、その中で期間・予算・前例などのエビデンスを含めて異物露出の実現可能性の高いもの選定。仮説の検証のために手配するものや一部を自作するものなどの工程を整理し、なるべくブロックしないように仮説の検証をすすめるように調整を行う。 結果として幾つかの効果的な手法を見つける事が出来、それを使った精度評価のテストを実施しレポートのとりまとめまでを滞りなく進める事に成功。 また、クライアントからも検査工程自動化に向けた参考になるレポートになったと評価を頂ける結果となりました。