ご両親に感謝を伝えるフラッシュモブ
大学生時代に所属していたフラッシュモブサークルで印象に残っているフラッシュモブです。 『ご両家にとって最後の結婚式で、兄弟たちから両親たちへ感謝の気持ちを伝えたい! !』というご依頼で、私はプロジェクトチームに参画していました。 プロジェクトチームは全部で10人。私は、本番までの練習スケジュール、練習場所の確保、告知といったパフォーマーにベクトルが向いた役割を担っていました。 ですが、本番が近づくにつれて、私は少しずつフラッシュモブ=パフォーマンスそのものはほんとうにこれでいいのか、と思い始めました。ご家族が好きな音楽、参加者を意識した振付、ご両家のご兄弟のパート。問題は特にありません。 しかし、気になった私は、プロジェクトチームに相談し、もう一度演出構成を話し合う場を作りました。 結果として、新たに動画を作ることが決まりました。依頼者さんにお願いしてご家族の写真をもらい、ご兄弟の皆様に直筆で一言メッセージをいただき、一つの動画としてまとめました。そして、演出構成を変更し、プロジェクターで流す時間を設けることになりました。 本番当日、クライマックスのシーンで動画が流れました。会場は、ご両親だけでなく、ご兄弟、参加者の皆さんも笑顔で涙を流すという暖かな空気に包まれました。私たちプロジェクトチームは、依頼者さん含めご兄弟の皆様、ご両親から「一生の思い出になった」「君たちに依頼してよかった」と言葉をもらいました。 この経験から、【大切にしたいこと】の③相手にとっての最善策を求め続けることの大切さを学びました。自分たちは何のためにしているのか、どうしてするのか、を常に念頭に置きながら行動していくことが相手の喜びになり、私のやりがいに繋がると感じました。